TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025042530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149608
出願日2023-09-14
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250319BHJP(車両一般)
要約【課題】より確実に電流が流れていない状態でリレーをオフする。
【解決手段】走行用のモータと、モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、インバータからの第1電力ラインと蓄電装置からの第2電力ラインとの間に接続された昇圧コンバータと、第2電力ラインに取り付けられたリレーと、を有する車両に用いられ、インバータと昇圧コンバータとを制御する第1制御部と、第1制御部と通信を行ないリレーを制御する第2制御部と、を備える車両の制御装置であって、第1制御部は、第2制御部との間の通信に異常が発生したときには、インバータおよび昇圧コンバータをゲート遮断し、第2制御部は、第1制御部との間の通信に異常が発生したときには、第1制御部との間の通信に異常が発生してから所定時間が経過したとき以降にリレーをオフする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
走行用のモータと、前記モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、前記インバータからの第1電力ラインと前記蓄電装置からの第2電力ラインとの間に接続された昇圧コンバータと、前記第2電力ラインに取り付けられたリレーと、を有する車両に用いられ、前記インバータと前記昇圧コンバータとを制御する第1制御部と、前記第1制御部と通信を行ない前記リレーを制御する第2制御部と、を備える車両の制御装置であって、
前記第1制御部は、前記第2制御部との間の通信に異常が発生したときには、前記インバータおよび前記昇圧コンバータをゲート遮断し、
前記第2制御部は、前記第1制御部との間の通信に異常が発生したときには、前記第1制御部との間の通信に異常が発生してから所定時間が経過したとき以降に前記リレーをオフする
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両の制御装置としては、モータと、インバータと、バッテリと、バッテリとインバータとの間の電力ラインに取り付けられたリレーと、を有する車両に用いられ、モータへの指令の生成とリレーの制御を行なう第1制御部と、第1制御部と通信を行ないインバータを制御する第2制御部と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-127126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、第1制御部とは異なる制御部でリレーを制御する車両の制御装置が提案されている。こうした装置では、第1制御部とリレーを制御する制御部との間の通信に異常が発生したときに、電流が流れていない状態でリレーをオフすることが重要な課題として認識されている。
【0005】
本開示の車両の制御装置は、より確実に電流が流れていない状態でリレーをオフすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の車両の制御装置は、走行用のモータと、前記モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、前記インバータからの第1電力ラインと前記蓄電装置からの第2電力ラインとの間に接続された昇圧コンバータと、前記第2電力ラインに取り付けられたリレーと、を有する車両に用いられ、前記インバータと前記昇圧コンバータとを制御する第1制御部と、前記第1制御部と通信を行ない前記リレーを制御する第2制御部と、を備える車両の制御装置であって、前記第1制御部は、前記第2制御部との間の通信に異常が発生したときには、前記インバータおよび前記昇圧コンバータをゲート遮断し、前記第2制御部は、前記第1制御部との間の通信に異常が発生したときには、前記第1制御部との間の通信に異常が発生してから所定時間が経過したとき以降に前記リレーをオフすることを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図。
モータMG1、MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図。
処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車両の制御装置を搭載するハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。図2はモータMG1、MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のハイブリッド車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1、MG2と、モータECU40と、インバータ41、42と、バッテリ(蓄電装置)50と、バッテリECU(第2制御部)52と、HVECU(第1制御部)70と、を備える。
【0009】
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジンECU24により運転制御されている。エンジンECU24は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、ROMやRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号などが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
【0010】
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されており、サンギヤにはモータMG1の回転子が接続され、リングギヤには駆動輪39a、39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続され、キャリヤにはエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
飛行体
1日前
トヨタ自動車株式会社
正極層
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
2日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
2日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池ケース
2日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
充電制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両床下構造
1日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
窓曇り検出装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
鋳バリ抑制方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
グラフ生成方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
ハイブリッド車
2日前
トヨタ自動車株式会社
資源の回収方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
今日
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
今日
トヨタ自動車株式会社
モータ駆動装置
2日前
続きを見る