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公開番号
2025042504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149566
出願日
2023-09-14
発明の名称
エスカレータ
出願人
フジテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B66B
29/00 20060101AFI20250319BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】従来とは異なる構成で、踏板から衝立が突出するエスカレータ用踏段を提供する。
【解決手段】複数の踏段12が階段状を成して斜行する斜行区間において、乗客が乗車した一の踏段S13において、当該乗客の自重により踏板50が下方へ変位すると、第1旋回部材82の一端部側が上方へ旋回して、衝立90の先端部部分が踏板50に開設されたスリット50Aから上方へ立ち上がると共に、第2旋回部材92の一端部部分である作動部98Aが、一の踏段S13よりも一つ上段の他の踏段S14の第1旋回部材82の一端部部分である受動部88Aを押し上げて上方へ旋回させ、他の踏段S14のスリット50Aから他の踏段S14の衝立90が上方へ立ち上がる構成とした。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
フレーム、踏板、ライザー、一対の駆動ローラおよび一対の従動ローラを含む踏段が複数台、環状に連結され、当該環状に連結された複数の前記踏段が、水平走行した後、階段状を成して斜行し、再び水平走行して、前記踏板に乗った乗客を搬送するエスカレータであって、
前記踏段の各々は、
前記踏板の、前記ライザー側端縁に沿って開設されたスリットと、
前記踏板の踏面に掛かる荷重によって弾性変形する弾性部材を有し、前記一対の駆動ローラおよび前記一対の従動ローラに対し当該踏板を相対的に上下方向に変位可能に支持する支持手段と、
前記踏板の長手方向と平行に設けられた軸部材に回転自在に設けられた第1旋回部材であって、前記踏板の下方への変位に伴って第1端部が押し下げられると共に、第2端部側が上方へ旋回する第1旋回部材と、
前記第1旋回部材の前記第2端部部分に基端部が取り付けられ、先端部部分が前記スリットから出退自在に設けられた衝立と、
前記軸部材に回転自在に設けられた第2旋回部材であって、前記踏板の下方への変位に伴って第1端部が押し下げられると共に、第2端部側が上方へ旋回する第2旋回部材と、
を有し、
前記階段状を成して斜行する斜行区間において、
前記乗客が乗車した一の踏段において、当該乗客の自重により前記踏板が下方へ変位すると、前記第1旋回部材の前記第2端部側が上方へ旋回して、前記衝立の先端部部分が前記スリットから上方へ立ち上がると共に、
前記第2旋回部材の前記第2端部部分が、前記一の踏段よりも一つ上段の他の踏段の前記第1旋回部材の前記第2端部部分を押し上げて上方へ旋回させ、前記他の踏段の前記スリットから当該他の踏段の前記衝立が上方へ立ち上がる構成とされたことを特徴とするエスカレータ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記一対の駆動ローラを回転自在に支持する駆動軸と、
前記一対の従動ローラを回転自在に支持する従動軸と、
を有し、
前記踏板は、前記フレームに固定されており、
前記支持手段は、前記フレームと前記駆動軸および前記従動軸との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ。
【請求項3】
前記軸部材と前記駆動軸とを連結し、前記軸部材を前記駆動軸に対し相対的に上下方向に変位しないように支持する連結部材を有していることを特徴とする請求項2に記載のエスカレータ。
【請求項4】
前記駆動軸と前記従動軸とが前記フレームに対し上下方向に変位しないように当該フレームに支持されており、
前記支持手段は、前記踏板と前記フレームとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ。
【請求項5】
前記軸部材は、前記フレームに対し相対的に上下方向に変位しないように当該フレームに支持されていることを特徴とする請求項4に記載のエスカレータ。
【請求項6】
前記踏段が前記水平走行する水平走行区間において、
前記衝立の先端部部分が前記スリットから上方へ立ち上がらないよう、前記第1旋回部材の前記第2端部側が上方へ旋回を規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のエスカレータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エスカレータに関し、特に、踏段上の歩行を効果的に抑制し得るエスカレータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
エスカレータは、歩かず立ち止まった状態で利用する「歩行禁止」が現在のルールとされており、このことを条例化した自治体もある。それにもかかわらず、例えば、2列乗車のエスカレータの場合、急いでいる人のために片側を空ける「片側空け」がよく見かけられる。
【0003】
歩いて利用する乗客が、立ち止まって利用する乗客の隣をすり抜ける際に、荷物や身体などが接触して立ち止まって利用する乗客が転倒したり、歩いて利用する乗客自身が踏段につまずいて転倒したりするといった、「乗り方不良」による事故が発生している。
【0004】
この問題に対処するため、特許文献1、特許文献2には、踏段の工夫により踏段上の歩行を抑制する目的で発明されたエスカレータが記載されている。
【0005】
特許文献1に記載の踏段は、「吹き戻し」構造をした可動衝立33(特許文献1の図4、図5、図6)を有している。可動衝立33は、踏板21の先端部に設けられた部屋35(特許文献1の図3、図4)に収納されている。可動衝立33は、部屋35より突出した下端部が空気出入口37になっている(特許文献1の図5)。階段状に斜行する複数の踏段5の下方には、踏段5の走行路に沿って送風部39が設けられている(特許文献1の図1)。
【0006】
そして、特許文献1の段落[0025]には、送風部39として『可動衝立33が周回経路の往路側にあるときに、下向きの空気出入口37にむけて上方に空気を送る上向きの噴射口と、噴射口に空気を送るブロアとを用いることができる。』と記載され、『これにより、周回経路を移動する可動衝立付き踏段5は、往路側において、送風部39の上方を移動する間だけ可動衝立33が幕状に立ち上がる。』と記載されている。
【0007】
特許文献1に記載のエスカレータでは、可動衝立33が踏段先端部から突出し、これが障害となるため、踏段上の歩行を抑制する目的が達成される旨記載されている(特許文献1の段落[0026])。しかしながら、送風部39から可動衝立33の空気出入口37まで相当程度離れているため(特許文献1の図1、図5参照)、可動衝立33を十分に立ち上がらせるための空気を空気出入口37に吹き込めるのか疑わしく、実現可能性に疑問が生じる。
【0008】
また、特許文献1では、可動衝立33を突出させるために、ブロアといった新たな動力源を要する機器が必要であるため、省エネルギーの観点から好ましくない。
【0009】
これに対し、新たな動力源を必要としない踏段が開示されている。特許文献2に記載のエスカレータにおける踏段は、踏段100の追従ローラ14を案内するガイドレール3に案内される可動ローラ42を追加し、可動ローラ42に突出部材20を連結した構成を有している(特許文献2の図2)。突出部材20は、踏板11の先端部に開設された貫通孔11bから上下方向に出退可能になっている。
【0010】
側面視で三角形をした踏段本体10の踏段ブラケット13には、細長形状のローラ穴41aを有するローラブラケット41が、前記三角形から外方へ突出する姿勢で設けられている。可動ローラ42は、ローラ穴41aに案内されてローラブラケット41の長手方向に移動する。
(【0011】以降は省略されています)
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