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公開番号2025100084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217187
出願日2023-12-22
発明の名称作業機
出願人株式会社タダノ
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B66C 23/693 20060101AFI20250626BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】伸縮式ブームの周囲における設計の自由度を向上できる作業機を提供する。
【解決手段】作業機は、複数のブームを有し、伸縮シリンダにより伸縮する伸縮式ブームと、ブームと伸縮シリンダとを連結し、モータにより当該連結を解除する第一連結機構と、隣り合うブーム同士を連結し、モータにより当該連結を解除する第二連結機構と、軸方向に移動して第一連結機構と第二連結機構とのうちの一方の連結機構に択一的に接続され、一方の連結機構にモータの動力を伝達するモータ側伝達部材を有する切換機構と、を備える。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
複数のブームを有し、伸縮シリンダにより伸縮する伸縮式ブームと、
前記ブームと前記伸縮シリンダとを連結し、モータにより当該連結を解除する第一連結機構と、
隣り合う前記ブーム同士を連結し、前記モータにより当該連結を解除する第二連結機構と、
軸方向に移動して前記第一連結機構と前記第二連結機構とのうちの一方の連結機構に択一的に接続され、前記一方の連結機構に前記モータの動力を伝達するモータ側伝達部材を有する切換機構と、を備える、
作業機。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記動力が前記第一連結機構に伝達される状態における前記モータの回転方向は、前記動力が前記第二連結機構に伝達される状態における前記モータの回転方向と同じである、
請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記動力が前記第一連結機構に伝達される状態における前記モータの回転方向は、前記動力が前記第二連結機構に伝達される状態における前記モータの回転方向と逆である、
請求項1に記載の作業機。
【請求項4】
前記切換機構は、
前記第一連結機構に接続された第一伝達部材と、
前記第二連結機構に接続された第二伝達部材と、を更に有し、
前記モータ側伝達部材は、
前記第一連結機構に前記動力を伝達する第一状態において、前記第一伝達部材と係合し、
前記第二連結機構に前記動力を伝達する第二状態において、前記第二伝達部材と係合する、
請求項1に記載の作業機。
【請求項5】
前記第一伝達部材、前記第二伝達部材、及び前記モータ側伝達部材は、同一直線上に配置されている、
請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記モータ側伝達部材は、
第一位置において前記第一伝達部材と係合し、
第二位置において前記第二伝達部材と係合し、
前記第一位置と前記第二位置との間の第三位置に置いて、前記第一伝達部材及び前記第二伝達部材の両方と係合しない、
請求項4に記載の作業機。
【請求項7】
前記モータ側伝達部材と前記第一伝達部材とは、前記第一伝達部材が所定方向に回転した場合にのみ、前記動力を伝達可能に構成され、
前記モータ側伝達部材と前記第二伝達部材とは、前記第二伝達部材が所定方向に回転した場合にのみ、前記動力を伝達可能に構成される、
請求項4に記載の作業機。
【請求項8】
前記モータ側伝達部材は、
前記第二状態において、回転すると、前記第二伝達部材に案内されて前記第一状態に対応する第一位置まで移動し、
前記第一状態において、回転すると、前記第一伝達部材に案内されて前記第二状態に対応する第二位置まで移動する、
請求項4に記載の作業機。
【請求項9】
前記モータ側伝達部材は、複数のモータ側第一歯部と、複数のモータ側第二歯部と、を有し、
前記第一伝達部材は、前記第一状態において前記モータ側第一歯部と係合する第一歯部を有し、
前記第二伝達部材は、前記第二状態において前記モータ側第二歯部と係合する第二歯部を有する、
請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記モータ側第一歯部は、
モータ側第一短尺凸部と、
前記軸方向における長さが前記モータ側第一短尺凸部より長いモータ側第一長尺凸部と、を有し、
前記モータ側第二歯部は、
モータ側第二短尺凸部と、
前記軸方向における長さが前記モータ側第二短尺凸部より長いモータ側第二長尺凸部と、を有し、
複数の前記第一歯部は、
第一短尺凸部と、
前記軸方向における長さが前記第一短尺凸部より長い第一長尺凸部と、を有し、
複数の前記第二歯部は、
第二短尺凸部と、
前記軸方向における長さが前記第二短尺凸部より長い第二長尺凸部と、を有し、
前記モータ側伝達部材は、
前記モータ側第二長尺凸部が前記第二長尺凸部により案内されることで、前記第一位置まで移動し、
前記モータ側第一長尺凸部が前記第一長尺凸部により案内されることで、前記第二位置まで移動する、
請求項9に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮式ブームを備える作業機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のブームが入れ子状に重なる伸縮式ブーム及び伸縮式ブームを伸長させる油圧式のアクチュエータ(伸縮シリンダ)を備えた移動式クレーンが開示されている。
【0003】
隣り合うブーム同士は、ブーム連結ピンにより連結される。当該ブーム連結ピンによる連結が解除されたブーム(以下、移動可能なブームと称する。)は、他のブームに対して伸縮方向に移動可能となる。
【0004】
又、アクチュエータは、シリンダ連結ピンを介して移動可能なブームに連結される。この状態でアクチュエータが伸縮方向に移動すると、当該アクチュエータと共に移動可能なブームが移動して伸縮式ブームが伸縮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-96928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のようなクレーンは、ブーム連結ピンを変位させる油圧式のアクチュエータ、シリンダ連結ピンを変位させる油圧式のアクチュエータ、及びこれら各アクチュエータに圧油を供給する油圧回路を備える。このような油圧回路は、たとえば伸縮式ブームの周囲に設けられる。このため、伸縮式ブームの周囲における設計の自由度が低下する可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、伸縮式ブームの周囲における設計の自由度を向上できるクレーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る作業機の一態様は、
複数のブームを有し、伸縮シリンダにより伸縮する伸縮式ブームと、
ブームと伸縮シリンダとを連結し、モータにより当該連結を解除する第一連結機構と、
隣り合うブーム同士を連結し、モータにより当該連結を解除する第二連結機構と、
軸方向に移動して第一連結機構と第二連結機構とのうちの一方の連結機構に択一的に接続され、一方の連結機構にモータの動力を伝達するモータ側伝達部材を有する切換機構と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、伸縮式ブームの周囲における設計の自由度を向上できる作業機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態1に係る移動式クレーンの模式図である。
図2Aは、伸縮式ブームの構造及び伸縮動作を説明するための模式図である。
図2Bは、伸縮式ブームの構造及び伸縮動作を説明するための模式図である。
図2Cは、伸縮式ブームの構造及び伸縮動作を説明するための模式図である。
図2Dは、伸縮式ブームの構造及び伸縮動作を説明するための模式図である。
図2Eは、伸縮式ブームの構造及び伸縮動作を説明するための模式図である。
図3Aは、シリンダ連結機構の動作を説明するための模式図である。
図3Bは、シリンダ連結機構の動作を説明するための模式図である。
図3Cは、シリンダ連結機構の動作を説明するための模式図である。
図4Aは、ブーム連結機構の動作を説明するための模式図である。
図4Bは、ブーム連結機構の動作を説明するための模式図である。
図4Cは、ブーム連結機構の動作を説明するための模式図である。
図5Aは、切換機構を示す模式図である。
図5Bは、切換機構を示す模式図である。
図6Aは、切換機構を示す模式図である。
図6Bは、切換機構を示す模式図である。
図7Aは、本発明の実施形態2に係る切換機構を示す図である。
図7Bは、本発明の実施形態2に係る切換機構を示す図である。
図7Cは、本発明の実施形態2に係る切換機構を示す図である。
図8Aは、本発明の実施形態3に係る切換機構を示す図である。
図8Bは、本発明の実施形態3に係る切換機構を示す図である。
図9Aは、本発明の実施形態4に係る切換機構を示す図である。
図9Bは、本発明の実施形態4に係る切換機構を示す図である。
図10は、本発明の実施形態5に係る切換機構を示す図である。
図11は、実施形態5に係る切換機構の変形例の一例を示す図である。
図12Aは、本発明の実施形態6に係る切換機構を示す図である。
図12Bは、本発明の実施形態6に係る切換機構を示す図である。
図13Aは、本発明の実施形態7に係る切換機構を示す図である。
図13Bは、本発明の実施形態7に係る切換機構を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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