TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025042237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149122
出願日2023-09-14
発明の名称メモリシステムおよびデータ再配置方法
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G06F 12/00 20060101AFI20250319BHJP(計算;計数)
要約【課題】フラッシュメモリの疲弊に伴う性能の悪化を抑えることができるメモリシステム及びデータ再配置方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、コントローラと、不揮発性メモリ12と、を備えるメモリシステムにおいて、コントローラは、ホストから受信したリードコマンドがシーケンシャルリード又はランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定し、ランダムリードである場合、不揮発性メモリに格納されているデータのアクセス回数をホストのアクセス単位でカウントするためのカウンタの中のリードコマンドで指定されるデータに対応するカウンタの値をインクリメントし、第1ブロックのデータを第2ブロックへ移動させる処理において、第2ブロック内の2つのページを跨いでホストのデータのアクセス単位のデータを配置することが必要である場合、カウンタの値に基づき、第1ブロックのデータの第2ブロックへの再配置を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
各々が複数のページを含む複数のブロックを有する不揮発性メモリと、
ホストと接続可能であり、前記不揮発性メモリを制御するコントローラと、
を具備し、
前記コントローラは、前記不揮発性メモリに格納されているデータのアクセス回数を前記ホストのデータのアクセス単位でカウントするカウンタを有し、
前記ホストから受信したリードコマンドがシーケンシャルリードまたはランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定し、
ランダムリードである場合、前記リードコマンドで指定されるデータに対応するカウンタの値をインクリメントし、
第1ブロックのデータを第2ブロックへ移動させる処理において、前記第2ブロック内の2つのページを跨いで前記ホストのデータのアクセス単位のデータを配置することが必要である場合、前記カウンタの値に基づき、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御する、
メモリシステム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記ホストから受信したユーザデータと、前記ユーザデータの誤りを検出および訂正するための誤り訂正符号とを含むフレームを生成して、前記フレームを前記不揮発性メモリに書き込み、
前記ユーザデータの長さは、前記ホストのデータのアクセス単位である、請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項3】
前記コントローラは、前記ホストから受信したユーザデータと、前記ユーザデータの誤りを検出および訂正するための誤り訂正符号とを含むフレームを生成して、前記フレームを前記不揮発性メモリに書き込み、
前記第1ブロックのデータを前記第2ブロックへ移動させる処理の前後で前記フレームの長さは変わらない、請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記不揮発性メモリの各ブロックに対するデータの配置を、各ブロックに含まれる前記複数のページの中の第1個数のページ毎に制御し、
前記第1個数のページに配置すべきデータの中で前記カウンタの値が小さいデータが2つのページを跨いで配置されるデータとなるように、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御する、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項5】
前記コントローラは、前記カウンタの値が閾値以上のデータが2つのページを跨いで配置されるデータとならないように、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御する、請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項6】
前記コントローラは、
第1リードコマンドで指定されている前記不揮発性メモリの論理的な位置を示す第1論理アドレスと、前記第1リードコマンドに後続する第2リードコマンドで指定されている第2論理アドレスとを比較して、前記第1リードコマンドおよび第2リードコマンドがシーケンシャルリードまたはランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定する、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項7】
前記コントローラは、
第1リードコマンドで指定されている前記不揮発性メモリの論理的な位置を示す第1論理アドレスに対応づけられている前記不揮発性メモリの物理的な位置を示す第1物理アドレスと、前記第1リードコマンドに後続する第2リードコマンドで指定されている第2論理アドレスに対応づけられている第2物理アドレスとを比較して、前記第1リードコマンドおよび第2リードコマンドがシーケンシャルリードまたはランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定する、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記ホストからライトコマンドを受信した場合、前記ホストから受信したユーザデータと、前記ユーザデータの誤りを検出および訂正するための誤り訂正符号とを含むフレームを生成して、前記フレームを前記不揮発性メモリに書き込み、
前記ユーザデータを固定長とし、前記誤り訂正符号および前記フレームを可変長とする第1方法で前記フレームが生成される場合、前記カウンタによるデータのアクセス回数のカウントを前記フレーム毎に行い、
前記フレームを固定長とし、前記ユーザデータおよび前記誤り訂正符号を可変長とする第2方法で前記フレームが生成される場合、前記カウンタによるデータのアクセス回数のカウントを前記ホストのアクセス単位毎に行う、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記第1方法で前記フレームが生成される場合、前記カウンタの値が閾値以上のデータを含む1つのフレームが2つのページを跨いで配置されないように、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御し、
前記第2方法で前記フレームが生成される場合、前記カウンタの値が閾値以上のデータが分配されている2つのフレームが2つのページに分かれて配置されないように、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御する、
請求項8に記載のメモリシステム。
【請求項10】
ホストと接続可能であり、各々が複数のページを含む、複数のブロックを含む不揮発性メモリを制御するコントローラによって実行されるデータ再配置方法であって、
前記ホストから受信したリードコマンドがシーケンシャルリードまたはランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定し、
ランダムリードである場合、前記不揮発性メモリに格納されているデータのアクセス回数を前記ホストのアクセス単位毎または前記ホストから受信したユーザデータと、前記ユーザデータの誤りを検出および訂正するための誤り訂正符号とを含むフレーム毎でカウントするためのカウンタの中の前記リードコマンドで指定されるデータに対応するカウンタの値をインクリメントし、
第1ブロックのデータを第2ブロックへ移動させる処理において、前記第2ブロック内の2つのページを跨いで前記ホストのアクセス単位または前記フレームを配置することが必要である場合、前記カウンタの値に基づき、前記第1ブロックのデータの前記第2ブロックへの再配置を制御する、
データ再配置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、メモリシステムおよびデータ再配置方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
SSD(Solid State Drive)などのような、フラッシュメモリを備えたメモリシステムが広く利用されている。
【0003】
この種のメモリシステムでは、フラッシュメモリの疲弊に伴い、クラスタ(セクター)などと称される、メモリシステムとのデータの送受信におけるホストのアクセス単位のデータを、フラッシュメモリの複数のページに跨って配置せざるを得なくなる場合がある。
【0004】
クラスタをフラッシュメモリの複数のページに跨って配置すると、メモリシステムの性能を悪化させる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2023/0073249号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
1つの実施形態は、フラッシュメモリの疲弊に伴う性能の悪化を抑えることができるメモリシステムおよびデータ再配置方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、メモリシステムは、不揮発性メモリと、コントローラと、を具備する。不揮発性メモリは、各々が複数のページを含む複数のブロックを有する。コントローラは、不揮発性メモリに格納されているデータのアクセス回数をホストのデータのアクセス単位でカウントするカウンタを有し、ホストと接続可能であり、不揮発性メモリを制御する。コントローラは、ホストから受信したリードコマンドがシーケンシャルリードまたはランダムリードのいずれに関するコマンドであるのかを判定し、ランダムリードである場合、リードコマンドで指定されるデータに対応するカウンタの値をインクリメントし、第1ブロックのデータを第2ブロックへ移動させる処理において、第2ブロック内の2つのページを跨いでホストのデータのアクセス単位のデータを配置することが必要である場合、カウンタの値に基づき、第1ブロックのデータの第2ブロックへの再配置を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のメモリシステムの一構成例を示す図。
実施形態のメモリシステムのNANDメモリの疲弊に伴う性能悪化の要因の一例を説明するための1つめの図。
実施形態のメモリシステムのNANDメモリの疲弊に伴う性能悪化の要因の一例を説明するための2つめの図。
実施形態のメモリシステムのNANDメモリの疲弊に伴う性能悪化の要因の一例を説明するための3つめの図。
実施形態のメモリシステムが実行するクラスタの配置を制御する方法を説明するための図。
実施形態のメモリシステムのコンパクション時に2つのページに跨って配置されるクラスタが発生する場合の対処方法を説明するための図。
実施形態のメモリシステムがNANDメモリの疲弊に追従してクラスタの配置を適応的に制御する一例を示す図。
実施形態のメモリシステムのリードコマンド受信時の動作手順を示すフローチャート。
実施形態のメモリシステムにおけるコンパクションの動作手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、実施形態のメモリシステム1の一構成例を示す図である。図1には、メモリシステム1のホスト2との一接続例が併せて示されている。メモリシステム1とホスト2とは、たとえばPCI Express
TM
(PCIe
TM
)規格に準拠するインターフェースで接続される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン電子株式会社
通信システム
7日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
管理システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1日前
株式会社NURSY
再就職の支援装置
8日前
TDK株式会社
等価回路
9日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
2日前
個人
公益寄付インタラクティブシステム
7日前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
3日前
富士フイルム株式会社
タッチセンサ
7日前
大王製紙株式会社
作業管理システム
8日前
株式会社インテック
触覚ディスプレイ装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
2日前
株式会社国際電気
支援システム
3日前
キオクシア株式会社
電子機器
13日前
富士通株式会社
画像生成方法
6日前
株式会社デンソー
情報処理方法
7日前
ブラザー工業株式会社
ラベルプリンタ
2日前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
13日前
甍エンジニアリング株式会社
屋根材買い取りシステム
6日前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
13日前
日立建機株式会社
作業支援システム
9日前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
13日前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
13日前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
13日前
日立建機株式会社
作業機械の管理装置
3日前
株式会社日立製作所
設計支援装置
1日前
日立建機株式会社
潤滑油診断システム
1日前
株式会社USEN-ALMEX
サービスロボット
10日前
ミサワホーム株式会社
管理装置及び賃貸システム
8日前
株式会社コロプラ
プログラム、情報処理システム
13日前
株式会社マーケットヴィジョン
情報処理システム
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両用の情報処理装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両用の情報処理装置
1日前
続きを見る