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公開番号
2025042196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149056
出願日
2023-09-14
発明の名称
紙種判別装置、画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
B65H
7/14 20060101AFI20250319BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】測定環境の変化による測定精度の低下を抑制する紙種判別装置を提供する。
【解決手段】紙種判別装置は、搬送方向に搬送される用紙Sの特徴量を測定するための光学センサ150と、用紙Sを押圧する用紙押さえコロ260と、用紙押さえコロ260との間でニップ部を形成し、用紙Sを挟持するメディア姿勢固定部1503と、光学センサ150による測定結果から、用紙Sの種類の判別に用いる測定結果を選別する情報処理部(160)と、情報処理部(160)により選別された測定結果に基づいて、用紙Sの種類を判別する制御部400と、を備える。光学センサ150による用紙Sの測定領域は、光学センサ150と対向する用紙Sの領域のうち、ニップ部で挟持されていない有効画素領域(Xa1~Xa2)である。情報処理部(160)により測定結果として選別される領域は、測定領域の中央部からの距離が第1距離である(Xb1~Xb2)。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送手段により搬送方向に搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、
用紙を押圧する押圧部材と、
前記押圧部材との間でニップ部を形成し、用紙を挟持する枠体と、
前記測定手段による測定結果から、用紙の種類の判別に用いる測定結果を選別する情報処理手段と、
前記情報処理手段により選別された測定結果に基づいて、前記用紙の種類を判別する制御手段と、を備え、
前記測定手段による用紙の測定領域は、前記測定手段と対向する用紙の領域のうち、前記ニップ部で挟持されていない領域であり、
前記搬送方向と直交する方向において、前記情報処理手段により前記測定結果として選別される領域は、前記測定領域の中央部からの距離が第1距離であり、前記測定結果として選別されない領域は、前記測定領域の中央部からの距離が第2距離であり、
前記第1距離は前記第2距離よりも短いことを特徴とする、
紙種判別装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記情報処理手段は、前記測定手段による測定結果と所定の閾値とに基づいて、前記選別を行うことを特徴とする、
請求項1記載の紙種判別装置。
【請求項3】
前記測定手段は、ラインセンサを有する光学センサであり、
前記情報処理手段は、前記ラインセンサから取得する画素毎の測定結果から、画素の位置に応じて前記選別を行うことを特徴とする、
請求項1記載の紙種判別装置。
【請求項4】
前記ラインセンサは、前記用紙の測定結果として前記用紙の輝度値を表す画素出力値を画素毎に出力し、
前記情報処理手段は、前記画素出力値と所定の閾値とに基づいて前記選別を行うことを特徴とする、
請求項3記載の紙種判別装置。
【請求項5】
前記押圧部材は、前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能であり、前記用紙が搬送されると前記第2位置に移動して、前記光学センサの受光面との間に所定の空間が生じるように、前記用紙を前記光学センサに向けて押圧し、
前記光学センサは、前記押圧部材により押圧された前記用紙を測定することを特徴とする、
請求項3記載の紙種判別装置。
【請求項6】
前記枠体は、前記搬送手段により搬送される前記用紙が、前記第2位置に移動した前記押圧部材により押し当てられる2つの固定部を有し、
前記2つの固定部に押し当てられた前記用紙は、前記押圧部材により、中央部が前記受光面の方に押し込まれて近接し且つ前記受光面に平行になっており、
前記光学センサは、前記用紙の前記2つの固定部の間を測定することを特徴とする、
請求項5記載の紙種判別装置。
【請求項7】
前記情報処理手段は、隣接する画素の測定結果の差分値を算出し、前記差分値と所定の閾値とに基づいて前記選別を行うことを特徴とする、
請求項6記載の紙種判別装置。
【請求項8】
前記情報処理手段は、前記差分値が前記所定の閾値未満となる領域の画素の測定結果を選別することを特徴とする、
請求項7記載の紙種判別装置。
【請求項9】
前記情報処理手段は、前記用紙の前記中央部を含む領域の測定結果を選別することを特徴とする、
請求項6記載の紙種判別装置。
【請求項10】
請求項1記載の紙種判別装置と、
前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
前記制御手段は、判別した前記用紙の種類に応じた画像形成条件で、前記画像形成手段に前記画像を形成させることを特徴とする、
画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙の種類を判別するためのメディアセンサを備えた紙種判別装置、及びこのような紙種判別装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置は、記録媒体である用紙の種類を判別するためのメディアセンサを備えている。画像形成装置は、例えば用紙を搬送しながらメディアセンサを用いて該用紙の種類を判別する紙種判別装置を内蔵する。メディアセンサは、光学センサや超音波センサ等により用紙の特徴量を測定する。画像形成装置は、メディアセンサによる用紙の特徴量の測定結果に基づいて、予め登録されている用紙情報から該当する用紙情報を抽出し、用紙の種類を判別する。用紙情報は、用紙の種類毎の特徴量(坪量、表面性等)を含む情報である。
【0003】
メディアセンサは、搬送される用紙から特徴量を測定する。そのために、メディアセンサの測定位置で用紙に上下方向の位置変動(ばたつき)が生じることがある。用紙のばたつきは、メディアセンサによる特徴量の高精度な測定を妨害する要因となる。特にメディアセンサが光学センサの場合、光学センサの焦点から用紙がずれてしまい、測定結果の精度が低下する。これは、用紙の種類の判別精度の低下につながる。これに対して特許文献1は、用紙の搬送経路を挟んでメディアセンサに対向する位置にローラを配置し、用紙を該ローラでメディアセンサの表面上に押さえつけることで、用紙のばたつきを抑制する構成を開示する。このような構成では、用紙の特徴量を高精度に測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-200478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
用紙をローラで押さえつける構成では、測定環境の変化により、メディアセンサ、特に光学センサの測定結果に変化が生じることがある。測定環境の変化は、測定した特徴量のばらつきとなり、測定精度が低下する虞がある。本発明は、上述の課題に鑑み、測定環境の変化による測定精度の低下を抑制する紙種判別装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の紙種判別装置は、搬送手段により搬送方向に搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、用紙を押圧する押圧部材と、前記押圧部材との間でニップ部を形成し、用紙を挟持する枠体と、前記測定手段による測定結果から、用紙の種類の判別に用いる測定結果を選別する情報処理手段と、前記情報処理手段により選別された測定結果に基づいて、前記用紙の種類を判別する制御手段と、を備え、前記測定手段による用紙の測定領域は、前記測定手段と対向する用紙の領域のうち、前記ニップ部で挟持されていない領域であり、前記搬送方向と直交する方向において、前記情報処理手段により前記測定結果として選別される領域は、前記測定領域の中央部からの距離が第1距離であり、前記測定結果として選別されない領域は、前記測定領域の中央部からの距離が第2距離であり、前記第1距離は前記第2距離よりも短いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、測定環境の変化による測定精度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の構成図。
(a)、(b)は、定着器の拡大図。
コントローラの説明図。
メディアセンサの構成説明図。
メディアセンサの構成説明図。
(a)、(b)は、光学センサによる読取結果の説明図。
(a)、(b)は、測定環境と測定結果との関係の説明図。
用紙が光学センサに向けて押圧された状態を示す図。
(a)、(b)は、データ算出画素領域の決定方法の説明図。
データ算出画素領域を決定するための情報処理部の機能の説明図。
特徴量の測定処理を表すシーケンス図。
透過率と坪量との関係の説明図。
紙種の判別処理を表す処理流れ図。
紙種の分類表の例示図。
紙種の分類表の例示図。
紙種の分類表の例示図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、「坪量」とは用紙の単位面積当たりの質量であり、[g/m^2]の単位で表されるものとする。
【0010】
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成図である。本実施形態の画像形成装置201は、電子写真プロセスを利用したタンデム方式-中間転写式のレーザビームプリンタである。画像形成装置201は、パーソナルコンピュータ等の外部装置からネットワークを介して取得する画像データや、上部に備える画像読取装置202から取得する画像データに基づいて、フルカラー又は単色の画像を記録媒体である用紙Sに形成して出力する。
(【0011】以降は省略されています)
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