TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025041710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024220549,2023014221
出願日
2024-12-17,2019-03-28
発明の名称
高強度チタン合金
出願人
エイティーアイ・プロパティーズ・エルエルシー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C22C
14/00 20060101AFI20250318BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】高強度で加工性に優れるチタン合金を提供する。
【解決手段】チタン合金の非限定的実施形態は、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、以下を含む:2.0~5.0のアルミニウム;3.0~8.0のスズ;1.0~5.0のジルコニウム;0~合計で16.0の、酸素、バナジウム、モリブデン、ニオブ、クロム、鉄、銅、窒素、及び炭素からなる群より選択される1種または複数の元素;チタン;ならびに不純物。チタン合金の非限定的実施形態は、意図的に添加されたスズ及びジルコニウムを、ある特定の他の合金形成添加物、例えば、アルミニウム、酸素、バナジウム、モリブデン、ニオブ、及び鉄と合わせて含み、これによりα相が安定化し、脆化相を形成する危険性を伴わずにα相の体積割合を増加させる。このことは、延性を維持したたままでの室温引張強度の上昇として観測された。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
チタン合金であって、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、以下:
6.0~12.0のバナジウム;
3.0~8.0のスズ;
2.0~5.0のアルミニウム;
1.0~5.0のジルコニウム
1.0~5.0のモリブデン;
0~0.25の酸素;
0~0.40の鉄;
0~0.50のクロム;
0~0.05の炭素;
0~0.05の窒素;
任意に、ニオブおよび銅のうちの1つ
チタン;ならびに
不純物
からなる、チタン合金。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、以下:
8.6~11.4のバナジウム;
4.6~7.4のスズ;
2.0~3.9のアルミニウム;
1.6~3.4のジルコニウム
1.0~3.0のモリブデン;
0.005~0.25の酸素;
0~0.40の鉄;
0~0.50のクロム;
0~0.05の炭素;
0~0.05の窒素;
任意に、ニオブおよび銅のうちの1つ
チタン;ならびに
不純物
からなる、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項3】
前記チタン合金中のバナジウムおよびニオブの合計量が6.0~12.0重量パーセントである、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項4】
前記チタン合金中のバナジウムおよびニオブの合計量が6.0~10.0重量パーセントである、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項5】
前記チタン合金中の酸素、バナジウム、モリブデン、ニオブ、クロム、鉄、銅、窒素および炭素の合計量が16.0重量%以下である、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項6】
前記チタン合金中のアルミニウム、スズおよびジルコニウムの合計量が8~15重量%である、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項7】
前記チタン合金が、6.0~9.0のアルミニウム当量値および5.0~10.0のモリブデン当量値を有する、請求項1に記載のチタン合金。
【請求項8】
前記アルミニウム当量値対前記モリブデン当量値の比が、0.6~1.3である、請求項7に記載のチタン合金。
【請求項9】
チタン合金であって、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、以下:
8.6~11.4のバナジウム;
4.6~7.4のスズ;
2.0~3.9アルミニウム;
1.6~3.4のジルコニウム;
1.0~3.0のモリブデン;
0005~0.30の酸素;
チタン;ならびに
不純物
を含む、チタン合金。
【請求項10】
合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、8.6~9.4のバナジウムを含む、請求項9に記載のチタン合金。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、高強度チタン合金に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
チタン合金は、典型的には、高い強度対重量比を示し、耐食性があり、中高温でのクリープ耐性がある。これらの理由から、チタン合金は、例えば、着陸装置部材、エンジンフレーム、及び他の重要な構造部品をはじめとする航空宇宙用途に使用される。例えば、Ti-10V-2Fe-3Alチタン合金(「Ti 10-2-3合金」とも称し、UNS56410において指定される組成を有する)及びTi-5Al-5Mo-5V-3Crチタン合金(「Ti 5553合金」とも称する;UNS番号なし)は、着陸装置用途及び他の大型部品に使用される市販の合金である。これらの合金は、170~180ksiの範囲の最大引張強度を示し、厚い断面でも熱処理可能である。しかしながら、これらの合金は、高強度状態では、室温での延性に限界を生じる傾向がある。この延性の限界は、典型的には、Ti
3
Al、TiAl、またはオメガ相などの脆化相により引き起こされる。
【0003】
また、Ti-10V-2Fe-3Alチタン合金は、加工が困難となる可能性がある。この合金は、製品の所望の機械特性を達成する目的で、溶体化処理後に水焼入れまたは空気焼入れなどにより急冷しなければならず、このため合金の用途が、断面の厚さ3インチ(7.62cm)未満に限られる可能性がある。Ti-5Al-5Mo-5V-3Crチタン合金は、溶体温度から空気冷却可能であり、したがって、断面の厚さ最大6インチ(15.24cm)まで使用可能である。しかしながら、この合金の強度及び延性は、Ti-10V-2Fe-3Alチタン合金より低い。現在の合金は、脆化二次準安定相の析出により、高強度状態において、例えば、6%未満という限られた延性も示す。
【0004】
したがって、室温で約170ksiより高い最大引張強度でありながら、厚い断面の焼入性及び/または改善された延性を持つチタン合金に対する要求が生じている。
【発明の概要】
【0005】
本開示の非限定的態様に従って、チタン合金は、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで以下を含む:2.0~5.0のアルミニウム;3.0~8.0のスズ;1.0~5.0のジルコニウム;0~合計で16.0の、酸素、バナジウム、モリブデン、ニオブ、クロム、鉄、銅、窒素、及び炭素からなる群より選択される1種または複数の元素;チタン;ならびに不純物。
【0006】
本開示の別の非限定的態様に従って、チタン合金は、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで以下を含む:8.6~11.4の、バナジウム及びニオブからなる群より選択される1種または複数の元素;4.6~7.4のスズ;2.0~3.9アルミニウム;1.0~3.0のモリブデン;1.6~3.4のジルコニウム;0~0.5のクロム;0~0.4の鉄;0~0.25の酸素;0~0.05の窒素;0~0.05の炭素;チタン;ならびに不純物。
【0007】
本開示のさらに別の非限定的態様に従って、チタン合金は、合金の合計重量に基づく重量パーセンテージで、本質的に以下からなる:2.0~5.0のアルミニウム;3.0~8.0のスズ;1.0~5.0のジルコニウム;0~合計で16.0の、酸素、バナジウム、モリブデン、ニオブ、クロム、鉄、銅、窒素、及び炭素からなる群より選択される1種または複数の元素;チタン;ならびに不純物。
【0008】
本明細書中記載される合金、物品、及び方法の特長ならびに利点は、添付の図面を参照することにより、より深く理解でき、図中:
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示によるチタン合金の非限定的実施形態の加工方法の非限定的実施形態を示すプロットである;及び
本開示によるチタン合金の非限定的実施形態の最大引張強度(UTS)及び伸びを、従来チタン合金と比較してプロットしたグラフである。
【0010】
読者は、本開示によるある特定の非限定的実施形態についての以下の詳細な説明を検討することで、上記の詳細ならびにその他について理解するだろう。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社プロテリアル
焼結体
1か月前
個人
高強度せん断補強筋用の鋼材
今日
ハイモ株式会社
水中金属の回収除去方法
2か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
3か月前
国立大学法人東北大学
高耐食銅合金
2か月前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
今日
日本製鉄株式会社
鋼線
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
13日前
日本製鉄株式会社
鋼材
1か月前
国立大学法人東北大学
腐食環境用銅合金
2か月前
JFEスチール株式会社
浸炭鋼部品
8日前
住友金属鉱山株式会社
銅の製錬方法
3か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
日本精線株式会社
銅合金
16日前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
日本製鉄株式会社
めっき鋼線
3か月前
住友金属鉱山株式会社
オートクレーブ
4か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
個人
複合材料および複合材料の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
日本製鉄株式会社
熱間圧延鋼材
12日前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
中部リサイクル株式会社
銅含有物の製造方法
21日前
株式会社神戸製鋼所
鋼板およびその製造方法
2か月前
日本冶金工業株式会社
表面性状に優れたNi基合金
1か月前
住友金属鉱山株式会社
酸化亜鉛鉱の製造方法
27日前
個人
セラックを用いた成型体及び構造体の製造方法
28日前
続きを見る
他の特許を見る