TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025040550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147416
出願日
2023-09-12
発明の名称
電動車両用バッテリの安全装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
A62C
3/07 20060101AFI20250317BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】バッテリがショートした際に、バッテリ冷却用の冷却水に起因する火災を抑制することができる電動車両用バッテリの安全装置を提供する。
【解決手段】バッテリ24が収容されたバッテリパック20と、冷却水が循環する循環流路12を有し、該循環流路12の一部が前記バッテリパック20内を通る冷却回路11と、を備えた電動車両用バッテリの安全装置10。安全装置10は、前記バッテリパック20内を通る前記循環流路12から分岐する分岐通路32と、前記循環流路12と前記分岐通路32との連通状態を遮断する通路遮断部28と、を備え、前記通路遮断部28は、前記冷却水の温度が所定値を超える高温状態になった場合に、破損又は開状態になることにより、前記循環流路12と前記分岐通路32とを連通状態にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリが収容されたバッテリパックと、
冷却水が循環する循環流路を有し、該循環流路の一部が前記バッテリパック内を通る冷却回路と、
を備えた電動車両用バッテリの安全装置において、
前記バッテリパック内を通る前記循環流路から分岐する分岐通路と、
前記循環流路と前記分岐通路との連通状態を遮断する通路遮断部と、
を備え、
前記通路遮断部は、前記冷却水の温度が所定値を超える高温状態になった場合に、破損又は開状態になることにより、前記循環流路と前記分岐通路とを連通状態にすることを特徴とする電動車両用バッテリの安全装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記分岐通路の下流端部は、前記バッテリパックに連通接続されており、
前記分岐通路は、
前記冷却水の流入によって通路内を下流側へ移動するピストンと、
前記ピストンよりも下流側に設置された逆止弁と、
前記ピストンと前記逆止弁との間の通路内に封入され、前記ピストンの移動によって前記逆止弁を通過して前記バッテリパック内に導入される消火剤と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動車両用バッテリの安全装置。
【請求項3】
前記ピストンの移動を規制するストッパ部材と、
前記ストッパ部材と前記逆止弁との間の通路に連通接続され、車体外部から消火剤を注入可能な消火剤注入用通路と、
前記消火剤注入用通路と前記分岐通路との接続部に設けられ、前記消火剤注入用通路側から前記分岐通路側への流れを許容する逆止弁と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電動車両用バッテリの安全装置。
【請求項4】
前記通路閉塞部は、サーモスタットで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両用バッテリの安全装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両用バッテリの安全装置に関し、特に、バッテリを冷却する冷却回路を備えた電動車両用バッテリの安全装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両には、車両の駆動源となるバッテリが収容されたバッテリパックが搭載されている。バッテリは、温度が上昇し過ぎると性能の低下や寿命の低下に繋がることから、電動車両にはバッテリを冷却するための冷却回路が搭載されている。一般的に、冷却回路は冷却水が循環する回路であって、冷却水を冷やすラジエータを備えている。冷却回路の一部はバッテリパック内を通っており、この冷却回路を流れる冷却水によってバッテリが冷却される。
【0003】
電動車両では、バッテリパックに衝撃が加わった際に、バッテリのショートが生じて火災に繋がるおそれがある。近年では、車両の安全性への期待がますます高まっており、バッテリパックを搭載した電動車両において、バッテリからの火災発生時に、バッテリパック内に消火剤を注入する技術が開発されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、バッテリを冷却するための冷却回路に、車体外部からバッテリパック内に消火剤を注入するための消火剤注入通路を接続した消火構造が記載されている。消火剤注入通路は、バッテリパックの外部にある冷却回路の部分に接続されており、バッテリパック内の冷却回路には、消火剤注入通路を介して冷却回路内に供給された消火剤の圧力を受けて破損する脆弱部が設けられている。この消火構造では、バッテリの火災が生じた際に、車体外部から消火剤注入通路を介して消火剤を供給することで、バッテリを消火剤で浸漬することができ、これにより火災を消火することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開第2013-136266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バッテリパック内で火災が発生すると、バッテリパック内を通っている冷却回路が破損して冷却水が漏れ出すおそれがある。漏れ出た冷却水がバッテリパック内で電気分解されると水素が発生し、発生した水素が発火すると火災が大きくなるおそれがあることから、冷却水に起因する火災を抑制することが可能な安全装置の開発が求められている。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、バッテリがショートした際に、バッテリ冷却用の冷却水に起因する火災を抑制することができる電動車両用バッテリの安全装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、バッテリが収容されたバッテリパックと、冷却水が循環する循環流路を有し、該循環流路の一部が前記バッテリパック内を通る冷却回路と、を備えた電動車両用バッテリの安全装置において、前記バッテリパック内を通る前記循環流路から分岐する分岐通路と、前記循環流路と前記分岐通路との連通状態を遮断する通路遮断部と、を備え、前記通路遮断部は、前記冷却水の温度が所定値を超える高温状態になった場合に、破損又は開状態になることにより、前記循環流路と前記分岐通路とを連通状態にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るノイズ抑制構造によれば、電装機器の冷却システムにおいて、冷却性能を維持しながら高周波ノイズを効果的に吸収することができ、製造コストの増加を抑えて、部品搭載時のスペース効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態である電動車両用バッテリの安全装置を模式的に示す平面図である。
電動車両用バッテリの安全装置を模式的に示す断面図である。
バッテリパック内の冷却回路において、分岐通路と接続される部位を示す説明図である。
電動車両用バッテリの安全装置の動作を説明する図である。
電動車両用バッテリの安全装置の動作を説明する図である。
電動車両用バッテリの安全装置の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
階段避難用滑り板
4か月前
個人
階段上り下り滑り板
2か月前
個人
発火物保管構造
6か月前
藤井電工株式会社
連結フック
11日前
能美防災株式会社
消火設備
6か月前
能美防災株式会社
消火装置
4か月前
能美防災株式会社
消火設備
6か月前
能美防災株式会社
放水設備
7か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
4か月前
能美防災株式会社
デフレクタ
6か月前
深田工業株式会社
発泡ノズル
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
個人
消火用ノズルヘッド
5か月前
個人
森林火災の延焼拡大防止システム
7か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
4か月前
中国電力株式会社
長尺工具保持具
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
7か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
6か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
7か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
サンコー株式会社
係止状態検出装置
8か月前
藤井電工株式会社
ストラップの保護カバー
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
Ronk株式会社
作業者安全確認装置
6か月前
千住金属工業株式会社
泡消火剤
7か月前
沖電気工業株式会社
筐体
1か月前
中国電力株式会社
器具姿勢保持ツール
8か月前
株式会社初田製作所
消防用ホース
6か月前
株式会社ニフコ
圧力開放弁
5か月前
文化シヤッター株式会社
防煙垂れ壁装置
5か月前
文化シヤッター株式会社
防煙垂れ壁装置
6か月前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
27日前
文化シヤッター株式会社
防煙垂れ壁装置
8か月前
株式会社初田製作所
消防用ホース
6か月前
続きを見る
他の特許を見る