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公開番号
2025040459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147280
出願日
2023-09-12
発明の名称
ポリカーボネート樹脂からなる光学成形品
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
64/04 20060101AFI20250317BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性、寸法安定性、低吸水性、光透過性に優れたポリカーボネート樹脂からなる光学成形品を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される繰り返し単位Aとビスフェノール構造を有する繰り返し単位Bを含むポリカーボネート樹脂であって、ポリカーボネート樹脂の全繰り返し単位に対して式1で表される繰り返し単位Aの割合が99~1モル%、繰り返し単位Bの含有割合が1~99モル%の範囲であるポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
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(式中、環Zはナフタレン環、R
1
及びR
2
は夫々独立して、H、ハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルコキシ基、アルケニル基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基およびカルボキシル基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される繰り返し単位(A)と下記式(2)で表される繰り返し単位(B)を含むポリカーボネート樹脂であって、式(1)で表される繰り返し単位(A)の割合がポリカーボネート樹脂の全繰り返し単位に対して99~1モル%であり、繰り返し単位(B)の含有割合が全繰り返し単位に対して1~99モル%の範囲であるポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
JPEG
2025040459000008.jpg
38
69
(上記式(1)中、環Zはナフタレン環、R
1
およびR
2
は夫々独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~14のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基およびカルボキシル基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表す。)
JPEG
2025040459000009.jpg
31
67
(上記式(2)において、R
3
およびR
4
は夫々独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~14のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基およびカルボキシル基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表し、それぞれ複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、eおよびfは夫々1~4の整数であり、Wは単結合もしくは下記式(3)で表される基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基である。)
JPEG
2025040459000010.jpg
41
147
(上記式(3)においてR
5
,R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
,R
11
及びR
12
は夫々独立して水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数6~14のアリール基及び炭素原子数7~20のアラルキル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの基を表し、複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、R
13
及びR
14
は夫々独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~14のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの基を表し、R
15
,R
16
,R
17
及びR
18
は夫々独立して炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基及び炭素原子数7~20のアラルキル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの基を表し、複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、cは1~10の整数、dは4~7の整数、h,iは1~3の整数、gは1~100の整数である。)
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記式(2)で表される繰り返し単位(B)が2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、2-フェニル-3,3-ビス(p-ヒドロキシフェニル)フタルイミジンからなる群より選ばれる少なくとも一つの化合物から誘導される繰り返し単位を含む請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項3】
飽和吸水率が0.5%以下である請求項1記載のポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
【請求項4】
ガラス転移温度が220~310℃である請求項1記載のポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
【請求項5】
線膨張係数が30~60ppm/℃である請求項1記載のポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
【請求項6】
分光光線透過率が波長850nm、波長1310nm、波長1550nmにおいて85%以上、波長1610nmにおいて82%以上、波長1625nmにおいて78%以上である請求項1記載のポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性、寸法安定性、低吸水性、光透過性に優れたポリカーボネート樹脂からなる光学成形品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバー技術は、長距離・短距離での高速データ通信に広く使用されている。ここで使用される光コネクターあるいはトランシーバは光信号と電気信号の変換として機能し、これらの光学部品、特にレンズや導波路にはポリエーテルイミド等のガラス転移温度の高い樹脂が用いられている。はんだリフロープロセスにおいて高温にさらされるため、240℃以上でその形状を維持することが要求される。また、光通信における通信波長である600nm~1700nmの範囲における高い光透過性、低吸水性、寸法安定性も求められる。
【0003】
特許文献1には2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレンを繰り返し単位とするポリカーボネートやコポリカーボネートとする方法が記載されており、高い鉛筆硬度、高耐熱化に効果的であることが提案されている。しかしながら、耐熱性、寸法安定性、低吸水性、高い光透過性のすべてを満足することはできないという課題を有する。
【0004】
したがって、耐熱性、波長600nm~1700nmの範囲における高い光透過性、低吸水性、寸法安定性に優れるポリマーを含む光学成形品が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/073508号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、耐熱性、寸法安定性、低吸水性、光透過性に優れたポリカーボネート樹脂からなる光学成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らはこの目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有するポリカ―ボネート樹脂からなる光学成形品が前記課題を解決できることを見出し本発明に到達した。すなわち、本発明は以下1~6項の通りである。
【0008】
1.下記式(1)で表される繰り返し単位(A)と下記式(2)で表される繰り返し単位(B)を含むポリカーボネート樹脂であって、式(1)で表される繰り返し単位(A)の割合がポリカーボネート樹脂の全繰り返し単位に対して99~1モル%であり、繰り返し単位(B)の含有割合が全繰り返し単位に対して1~99モル%の範囲であるポリカーボネート樹脂からなる光学成形品。
【0009】
JPEG
2025040459000001.jpg
38
69
【0010】
(上記式(1)中、環Zはナフタレン環、R
1
およびR
2
は夫々独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~14のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基およびカルボキシル基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表す。)
(【0011】以降は省略されています)
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