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公開番号
2025039226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146140
出願日
2023-09-08
発明の名称
枝葉年齢推定システム、枝葉年齢推定方法、およびコンピュータプログラム
出願人
国立大学法人愛媛大学
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20250313BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】柑橘類の果樹の剪定に際して作業者の精神的負担を軽減しかつ剪定の正確性を確保するために、果樹の枝の年齢またはその葉の年齢を従来よりも確実に推定する。
【解決手段】柑橘類の果樹の枝またはその枝の葉の年齢を推定する枝葉年齢推定装置1に、SPAD値算出部504および年齢推定部505を設ける。SPAD値算出部504は、
その葉の葉緑素量としてSPAD値を算出する。年齢推定部505は、算出したSPAD値に基づいて年齢を推定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
柑橘類の果樹の枝または当該枝の葉の年齢を推定する枝葉年齢推定システムであって、
前記葉の葉緑素量を取得する葉緑素量取得手段と、
前記葉緑素量に基づいて前記年齢を推定する推定手段と、
を有することを特徴とする枝葉年齢推定システム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記葉の画像を取得する画像取得手段、を有し、
前記葉緑素量取得手段は、前記画像に基づいて前記葉緑素量を取得する、
請求項1に記載の枝葉年齢推定システム。
【請求項3】
前記葉緑素量取得手段は、前記画像のRGB(Red, Green, Blue)のうちの、少なくともGの値とBの値との差に基づいて前記葉緑素量を取得する、
請求項2に記載の枝葉年齢推定システム。
【請求項4】
前記葉緑素量取得手段は、前記葉緑素量を、さらに前記画像のGの値とRの値との差に基づいて取得する、
請求項3に記載の枝葉年齢推定システム。
【請求項5】
前記推定手段は、前記葉緑素量が閾値を上回っていれば前記年齢が1年生であると推定し、下回っていれば2年生以上であると推定する、
請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の枝葉年齢推定システム。
【請求項6】
前記推定手段は、前記葉緑素量が前記閾値を下回りかつ第二の閾値を上回っていれば前記年齢が2年生であると推定し、前記第二の閾値を下回っていれば3年生であると推定する、
請求項5に記載の枝葉年齢推定システム。
【請求項7】
柑橘類の果樹の枝または当該枝の葉の年齢を推定する枝葉年齢推定方法であって、
前記葉の葉緑素量を取得する処理をコンピュータに実行させ、
前記葉緑素量に基づいて前記年齢を推定する処理をコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする枝葉年齢推定方法。
【請求項8】
柑橘類の果樹の枝または当該枝の葉の年齢を推定するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記葉の葉緑素量を取得する処理を実行させ、
前記葉緑素量に基づいて前記年齢を推定する処理を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、柑橘類の果樹の枝葉の年齢を推定する技術に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
計画通りの量の果実を果樹から収穫するには、果樹の的確な剪定が重要である。したがって、切り落とす枝および残す枝を的確に見分けることが、剪定の作業者に対して要求される。的確な剪定がなされなければ、隔年結果が発生しやすくなる。また、近年、異常気象の発生が多いので、計画通りの量の果実をより確実に収穫するために、より的確な剪定が求められる。
【0003】
例えば、温州ミカンの果樹の剪定において、作業者は、1年生の枝と2年生以上の枝とを見分け、基本的に2年生以上の枝を切り落とす。
【0004】
しかし、両者を見分けるのは熟練者であっても難しいので、作業者にとって肉体的な負担だけでなく精神的な負担も大きい。
【0005】
ところで、作業者の負担を軽減する技術として、特許文献1に記載される装置が提案されている。
【0006】
この装置は、果樹栽培支援装置であって、支援対象の果樹の開花時期における当該果樹の状態を含む果樹状態情報を取得する取得部と、学習対象の果樹の開花時期における当該果樹の状態を含む果樹状態情報と、当該果樹に対して次年の開花時期までに行う作業内容を含む作業情報との相関関係を学習させた学習モデルに対して、取得部により取得された支援対象の果樹に対する果樹状態情報を入力することで、当該果樹に対する作業情報を生成する生成処理部と、を備える。
【0007】
この作業情報には、支援対象の果樹に対する剪定作業における剪定箇所が含まれている。したがって、作業者は、果樹栽培支援装置によって推論された剪定箇所を参考にしながら剪定作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許7113555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1に記載される果樹栽培支援装置が学習の際に使用する作業情報に含まれる剪定箇所は、具体的にどのような情報なのか不明確である。したがって、果樹栽培支援装置によって推論される剪定箇所の正確性が疑わしい。しかも、枝の年齢を推論することができない。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑み、剪定のために果樹の枝の年齢またはその葉の年齢を従来よりも確実に推定することを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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