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公開番号
2025039016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023145747
出願日
2023-09-08
発明の名称
スリーブ位置検査システムおよびスリーブ位置検査方法
出願人
株式会社鴻池組
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
G01C
15/00 20060101AFI20250313BHJP(測定;試験)
要約
【課題】スリーブが鉄筋構造体にスリーブ設置計画図に基いて設置されているかを検査するスリーブ位置検査システムを提供する。
【解決手段】スリーブSの設置位置及び属性情報を含むデータを記憶させたスリーブ情報記憶手段1と、スリーブSに取り付けたスリーブ識別用リング2と、スリーブ識別用リング2の表面に付加され、カメラ4の撮影による画像認識可能なスリーブ属性情報表示手段3と、スリーブSの設置位置を撮影するカメラ4と、スリーブの設置位置情報に基いて生成されるARによるスリーブ位置の画像と、カメラ4によって撮影された画像を重ね合わせて表示し、スリーブSの設置位置を特定する画像表示手段5と、スリーブ情報記憶手段1に記憶されたスリーブ属性情報とカメラ4によって撮影されたスリーブ属性情報表示手段3から取得されたスリーブ属性情報を照合するスリーブ属性情報照合手段6とから構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建設現場においてスリーブが計画された位置に設置されていることを確認するためのスリーブ位置検査システムであって、
スリーブ設置計画図に基づくスリーブの設置位置情報および属性情報を含むデータを記憶させたスリーブ情報記憶手段と、検査対象となるスリーブの径に応じた径を有し、建設現場において前記スリーブの端部に直接または間接的に取り付けられるスリーブ識別用リングと、前記スリーブ識別用リングの表面に付加され、カメラの撮影による画像認識可能なスリーブ属性情報表示手段と、
建設現場に設置されたスリーブの設置位置を撮影するカメラと、前記スリーブの設置位置情報に基づいて生成されるARによるスリーブ位置の画像と、前記カメラによって撮影された画像を重ね合わせて表示し、建設現場に設置されたスリーブの設置位置を特定する画像表示手段と、前記スリーブ情報記憶手段に記憶されたスリーブ属性情報と前記カメラによって撮影された前記スリーブ属性情報表示手段から取得されたスリーブ属性情報を照合するスリーブ属性情報照合手段と、を備えることを特徴とするスリーブ位置検査システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記スリーブの属性情報には、用途情報、寸法情報、使用情報のうち少なくとも一以上を含むことを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項3】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記スリーブ属性情報表示手段には、文字、図形、模様、色彩、バーコード、QRコード(登録商標)のうち少なくとも一以上を含むことを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項4】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記画像表示手段には、モバイル端末または通信回線で接続された端末のディスプレイのうちの少なくとも一以上を含むことを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項5】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、さらに前記カメラで撮影された画像内の寸法を測定するARメジャーを備えていることを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項6】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記スリーブ識別リングは、前記スリーブ端部の外周面に嵌合する嵌合部と、スリーブ端面の表面側に露出する径方向に所定幅を有するリング本体部とを備え、前記リング本体部の表面に前記スリーブ属性情報表示手段が設けられていることを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項7】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記スリーブ識別用リングは、プラスチック製、ゴム製、金属製、または紙製であることを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項8】
請求項1記載のスリーブ位置検査システムにおいて、前記スリーブ識別用リングは前、記スリーブ端部の表面に施された塗装材料によって形成され、前記塗装材料が前記スリーブ属性情報表示手段を兼ねていることを特徴とするスリーブ位置検査システム。
【請求項9】
鉄筋コンクリート建物のコンクリート打設前の鉄筋構造体に取り付けられるスリーブの端部に取り付けられ、前記スリーブの属性を表示するスリーブ識別用リングであって、前記スリーブの端部に嵌合する嵌合部と、スリーブ端面の表面側に露出する径方向に所定幅を有するリング本体部とを備え、前記リング本体部の表面に前記スリーブ属性情報表示手段が設けられていることを特徴とするスリーブ識別用リング。
【請求項10】
請求項9記載のスリーブ識別用リングにおいて、前記リング本体部は、前記スリーブ端部の径方向の内側方向および/または外側方向に所定幅を有することを特徴とするスリーブ識別用リング。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スリーブ位置検査システムおよびスリーブ位置検査方法に関し、鉄筋コンクリート(以下「RC」)建物の梁や壁などのコンクリート打設前の鉄筋構造体に、梁や壁などの鉄筋配筋後に設置されるスリーブが設計図書等で計画された通りに設置されていることをコンクリート打設前に確実にかつ効率的に、しかも経済的に検査できるようにしたものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
RC構造の建物においては、梁や壁に水道、ガス、空調等に用いられる各種配管や電気・通信配線を通すための貫通孔が設けられている。この種の貫通孔は主として紙製ボイド管などで形成されたスリーブ(筒状体)を梁や壁などの鉄筋配筋後、コンクリート打設前の鉄筋構造体に取り付けられ、スリーブ取り付け後コンクリートを打設することにより形成される。
【0003】
また、スリーブが取り付けられた後、コンクリートが打設されるまでの間に、各スリーブの有無、各スリーブの径、位置等が適切であるかについて定期的に検査が行われる。
【0004】
従来、この種のスリーブ検査は、梁や壁などの鉄筋構造体にスリーブが取り付けられた後、コンクリートが打設されるまでの間に、現場担当の作業員が施工図を見ながらスリーブ毎に径、位置、用途等について計測し記録する等の一連の作業を手作業で行っていた。
【0005】
また、例えば、特許文献1には、コンクリート打設前の梁や壁などの鉄筋構造体に取り付けられたスリーブが、適切な位置に取り付けられているかをコンクリート打設前に検査するスリーブ位置検査装置の発明が開示されている。
【0006】
具体的に説明すると、スリーブ位置検査装置は、コンクリート打設前の鉄筋とスリーブとからなる構造体を鉄筋構造体とした場合に、前記鉄筋構造体のARモデルを記憶するARモデル記憶手段と、前記鉄筋構造体の内部または近傍であって前記ARモデルにて既知の位置に設置された基準マーカーと、前記スリーブの位置を測定するために前記スリーブに設置されたスリーブマーカーと、前記基準マーカーおよび少なくとも1つのスリーブマーカーをそれらの順でセンシングし、それらのマーカーのセンシングの後に再び前記基準マーカーをセンシングするセンシング装置と、前記センシング装置がセンシングして得たデータから前記基準マーカーに関連付けた前記スリーブマーカーの位置を解析するスリーブマーカー位置解析手段と、前記スリーブマーカー位置解析手段が解析した前記スリーブマーカーの位置が前記ARモデル記憶手段に記憶されているARモデルに照合して、前記スリーブの位置が正しいかどうかを判別するスリーブマーカー位置判別手段を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6703360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、前記スリーブは、建物の規模によっては数百カ所にも取り付けられるため、現場担当の作業員がその全てを検査することは、多くの時間と労力を要し、またこのため、限られた期間内で全てのスリーブについて正確に検査することは非常に困難であり検査漏れを生ずるおそれがあった。
【0009】
また、特許文献1のスリーブ位置検査装置は、各スリーブの位置を測定するために、鉄筋とスリーブとからなる鉄筋構造体のARモデルにて既知の位置に設置された基準マーカーと、前記スリーブの位置を測定すべく前記スリーブに設置されたスリーブマーカーと、前記基準マーカーおよび少なくとも1つのスリーブマーカーをそれらの順でセンシングし、それらのマーカーのセンシングの後に再び前記基準マーカーをセンシングする必要があるため、測定作業が非常に煩わしく、センシングの対象とセンシング回数等を間違える等して測定を誤る恐れがあった。
【0010】
また、前記スリーブマーカーは、前記スリーブの開口を閉塞するように貼付された開口用粘着シートまたは前記スリーブの側面に貼付された側面用粘着シートに取り付けられているため、粘着シートの貼付作業が面倒であり、また粘着用シートは一回きりの使用で使用後は廃棄されると推測され、きわめて不経済である。
(【0011】以降は省略されています)
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