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公開番号
2025037718
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144817
出願日
2023-09-06
発明の名称
車両のタンク保持部構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
15/07 20060101AFI20250311BHJP(車両一般)
要約
【課題】衝撃荷重の入力時におけるタンクバンドとタンクの捩れを抑制することができる車両のタンク保持部構造を提供する。
【解決手段】タンク保持部構造は、車体のフロアパネルの下方に配置される略円筒状のタンク10を保持する。タンク保持部構造は、複数のタンクバンド15と、複数の連結部材と、を備える。タンクバンド15は、タンク10の軸方向に離間した複数個所に配置され、夫々がタンク10の外周面を拘束する。連結部材は、タンク10の軸方向に沿って延び、タンク10の外周部で隣接するタンクバンド15を相互に連結する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車体のフロアパネルの下方に配置される略円筒状のタンクを保持する車両のタンク保持部構造であって、
前記タンクの軸方向に離間した複数個所に配置され、夫々が前記タンクの外周面を拘束する複数のタンクバンドと、
前記タンクの軸方向に沿って延び、前記タンクの外周部で隣接する前記タンクバンドを相互に連結する複数の連結部材と、を備えていることを特徴とする車両のタンク保持部構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記タンクバンドは、前記タンクの外周方向に沿って配列される複数のバンド要素片が環状に連結されて成り、
複数の前記連結部材は、隣接する前記タンクバンドの前記バンド要素片の連結端を相互に連結する第1連結部材を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項3】
前記バンド要素片の連結部は、
一の前記バンド要素片に固定される第1固定片と、
他の一の前記バンド要素片に固定される第2固定片と、
前記第1固定片と前記第2固定片をばね弾性を持って連結するばね機能部品と、を備え、
前記第1連結部材は、少なくとも一部の前記バンド要素片の連結部において、隣接する前記タンクバンドの前記第1固定片同士と、前記第2固定片同士の少なくともいずれか一方同士を連結していることを特徴とする請求項2に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項4】
前記第1連結部材は、前記第1固定片と前記第2固定片の少なくともいずれか一方と一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項5】
前記第1連結部材は、
隣接するタンクバンドの各前記バンド要素片の外面に重ねて固定されるバンド固定壁と、
前記バンド固定壁から前記タンクの径方向外側に起立する起立壁と、を備え、
前記起立壁に前記ばね機能部品が連結されていることを特徴とする請求項3または4に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項6】
複数の前記連結部材は、隣接する前記タンクバンドの前記バンド要素片の連結端以外の部分を相互に連結する第2連結部材を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項7】
前記第2連結部材は、前記タンクの外周面に略沿う板状部材によって形成され、
前記第2連結部材の隣接する前記タンクバンド間の当該タンクバンドと重ならない位置には、肉抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項8】
複数の前記連結部材は、隣接する前記タンクバンドの前記バンド要素片の連結端以外の部分を相互に連結し、かつ、前記タンクの軸方向と交差する方向に離間して配置された第1車体フレームと第2車体フレームに夫々固定される一対の第3連結部材を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項9】
前記ばね機能部品を備える前記バンド要素片の連結部は、一対の前記第3連結部材の上方側と下方側に夫々配置されていることを特徴とする請求項8に記載の車両のタンク保持部構造。
【請求項10】
一対の前記第3連結部材以外の前記連結部材は、一対の前記第3連結部材のバンド固定部の上下方向の端部を結ぶ直線に対して前記タンクの中心点側にのみ配置されていることを特徴とする請求項8に記載の車両のタンク保持部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のタンク保持部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
水素ガス等のガス燃料を燃料として走行する車両が知られている。この種の車両では、フロアパネルの下方にガス燃料を貯蔵するための略円筒状のタンクが配置される場合がある。この場合、タンクは各種の保持手段によって車体のフレーム部等に強固に固定される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のタンク保持部構造は、タンクの軸方向に離間した複数個所にタンクバンドが巻回され、各タンクバンドによってタンクの外周面が拘束されている。タンクバンドは、この状態において車体フレームに夫々固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7237103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のタンク保持部構造は、複数のタンクバンドがタンクの外周面を拘束した状態で車体フレームに固定されるため、車両走行時におけるタンクのずれや振動を抑制することができる。しかし、特許文献1に記載のタンク保持部構造は、車両に大きな衝撃荷重が入力された際に、その荷重の入力方向や入力位置によって各タンクバンドの固定部に捩れが生じる可能性がある。特に、このタンク保持部構造の場合、複数のタンクバンドは個別に車体フレームに固定されているため、捩れ応力がタンクバンドの一部に集中する可能性が考えられる。
【0006】
そこで本発明は、衝撃荷重の入力時におけるタンクバンドとタンクの捩れを抑制することができる車両のタンク保持部構造を提供しようとするものである。本発明は、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る車両のタンク保持部構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明の一態様に係る車両のタンク保持部構造は、車体のフロアパネル(例えば、実施形態のフロアパネル2)の下方に配置される略円筒状のタンク(例えば、実施形態のタンク10)を保持する車両のタンク保持部構造であって、前記タンクの軸方向に離間した複数個所に配置され、夫々が前記タンクの外周面を拘束する複数のタンクバンド(例えば、実施形態のタンクバンド15)と、前記タンクの軸方向に沿って延び、前記タンクの外周部で隣接する前記タンクバンドを相互に連結する複数の連結部材(例えば、実施形態の第1連結部材20A、第2連結部材20B、第3連結部材20C)と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
本構成のタンク保持部構造では、タンクの外周面を拘束する複数のタンクバンドが、複数の連結部材によって相互に連結されている。このため、車両に衝撃荷重が入力された際には、各タンクバンドの捩れが複数の連結部材を介して相互に抑制される。即ち、衝撃荷重を受けてタンクバンドの一部に捩れ荷重が作用すると、その捩れ荷重が複数の連結部材を介して他のタンクバンドの複数個所に分散される。この結果、タンクバンドの一部に捩れ応力が集中するのを抑制される。
さらに、本構成では、複数のタンクバンドがタンクの周域の複数個所で連結部材によって連結されるため、タンクの周域の広い範囲でタンクバンドとタンクの捩れを抑制することができる。
【0009】
前記タンクバンドは、前記タンクの外周方向に沿って配列される複数のバンド要素片(例えば、実施形態のバンド要素片15a,15b,15c)が環状に連結されて成り、複数の前記連結部材は、隣接する前記タンクバンドの前記バンド要素片の連結端を相互に連結する第1連結部材(例えば、実施形態の第1連結部材20A)を含むものであっても良い。
【0010】
この場合、第1連結部材が隣接するタンクバンドのバンド要素片の連結端を相互に連結するため、各タンクバンドの捩れが第1連結部材によって抑制されるとともに、バンド要素片の連結端の剛性が第1連結部材によって高められる。したがって、本構成を採用した場合には、通常使用時におけるバンド要素片の連結端の変形も抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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