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公開番号
2025054054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163232
出願日
2023-09-26
発明の名称
温度検出装置および温度検出装置の製造方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
11/25 20160101AFI20250331BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】回転電機においてコイルの温度を精度よく測定できる温度検出装置を提供する。
【解決手段】温度検出装置は、ステータコア10と、ステータコア10に巻回されるコイル40とを備える回転電機1に設けられる温度検出装置である。温度検出装置は、ステータコア10とコイル40との間に配置され、コイル40の巻回軸方向に直交する方向の一方側がステータコア10に接し、他方側がコイル40に接する巻回部21を有し、ステータコア10とコイル40との間を電気的に絶縁するインシュレータ20と、コイル40の温度を検出するサーミスタ50と、を備える。サーミスタ50が巻回部21の内部に配置されている。サーミスタ50の表面が巻回部21に接する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄心(10)と、前記鉄心(10)に巻回されるコイル(40)とを備える回転電機(1)に設けられる温度検出装置であって、
前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間に配置され、前記コイル(40)の巻回軸方向に直交する方向の一方側が前記鉄心(10)に接し、他方側が前記コイル(40)に接する巻回部(21)を有し、前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間を電気的に絶縁するインシュレータ(20)と、
前記コイル(40)の温度を検出するサーミスタ(50)と、
を備え、
前記サーミスタ(50)が前記巻回部(21)の内部に配置され、
前記サーミスタ(50)の表面が前記巻回部(21)に接する、
温度検出装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記巻回部(21)は、前記コイル(40)に接する巻回面(22)を有し、
前記巻回面(22)は、前記サーミスタ(50)を挟んで前記鉄心(10)とは反対側に位置し、前記巻回軸方向に交差する方向に膨出した膨出部(33)を有する、
請求項1に記載の温度検出装置。
【請求項3】
前記サーミスタ(50)に接続されているとともに前記インシュレータ(20)の外部に引き出された端子(60)をさらに備え、
前記インシュレータ(20)は、前記サーミスタ(50)と前記端子(60)との接続部の周囲に充填されている、
請求項1または請求項2に記載の温度検出装置。
【請求項4】
鉄心(10)と、前記鉄心(10)に巻回されるコイル(40)とを備える回転電機(1)に設けられる温度検出装置の製造方法であって、
前記温度検出装置は、
前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間に配置され、前記コイル(40)の巻回軸方向に直交する方向の一方側が前記鉄心(10)に接し、他方側が前記コイル(40)に接する巻回部(21)を有し、前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間を電気的に絶縁するインシュレータ(20)と、
前記コイル(40)の温度を検出するサーミスタ(50)と、
を備え、
前記インシュレータ(20)を、前記サーミスタ(50)が前記巻回部(21)の内部に配置され、前記サーミスタ(50)の表面が前記巻回部(21)に接するように、前記サーミスタ(50)とともにインサート成形により形成する、
温度検出装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度検出装置および温度検出装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。電動車両は、原動機として回転電機を備える。回転電機は、コイルが巻回されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備える。ステータは、コイルが巻回されたステータコアを備える。ステータコアには、ステータコアとコイルとの電気的な絶縁を図るインシュレータが装着される。ステータには、コイルの温度を検出する温度検出素子が配置される場合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、内周にステータコアを収容し、外周に巻線を積層するように巻回した絶縁ボビンであって、巻線を積層するように巻回する巻回面と、巻回面に形成し、巻線の温度を検出する温度検出素子を固定する温度検出素子固定溝と、を設けた絶縁ボビンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5444770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動化技術においては、回転電機が以下の課題を有している。温度検出素子がインシュレータの巻回面上に露出すると、温度検出素子の一部のみがコイルに接触するとともに他の部分が空気に接するため、コイルの温度を精度良く測定できない可能性がある。したがって、従来の回転電機において、温度検出素子の配置に改善の余地がある。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、回転電機においてコイルの温度を精度よく測定できる温度検出装置およびその製造方法を提供することを目的としたものである。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る温度検出装置は、鉄心(10)と、前記鉄心(10)に巻回されるコイル(40)とを備える回転電機(1)に設けられる温度検出装置であって、前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間に配置され、前記コイル(40)の巻回軸方向に直交する方向の一方側が前記鉄心(10)に接し、他方側が前記コイル(40)に接する巻回部(21)を有し、前記鉄心(10)と前記コイル(40)との間を電気的に絶縁するインシュレータ(20)と、前記コイル(40)の温度を検出するサーミスタ(50)と、を備え、前記サーミスタ(50)が前記巻回部(21)の内部に配置され、前記サーミスタ(50)の表面が前記巻回部(21)に接する。
【0007】
第1の態様によれば、サーミスタの周囲に空気層が存在しないので、巻回部を介してコイルからサーミスタに熱伝導しやすくなる。したがって、コイルの温度を精度よく測定することができる。
【0008】
本発明の第2の態様に係る温度検出装置は、上記第1の態様に係る温度検出装置において、前記巻回部(21)は、前記コイル(40)に接する巻回面(22)を有し、前記巻回面(22)は、前記サーミスタ(50)を挟んで前記鉄心(10)とは反対側に位置し、前記巻回軸方向に交差する方向に膨出した膨出部(33)を有していてもよい。
【0009】
第2の態様によれば、巻回面が平面状に形成されている構成と比較して、コイルと巻回面との密着性を膨出部において向上させやすくなるので、膨出部を介してコイルからサーミスタにより一層熱伝導しやすくなる。したがって、コイルの温度を精度よく測定することができる。
【0010】
本発明の第3の態様に係る温度検出装置は、上記第1の態様または第2の態様に係る温度検出装置において、前記サーミスタ(50)に接続されているとともに前記インシュレータ(20)の外部に引き出された端子(60)をさらに備え、前記インシュレータ(20)は、前記サーミスタ(50)と前記端子(60)との接続部の周囲に充填されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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