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公開番号
2025037707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144803
出願日
2023-09-06
発明の名称
半導体装置及びその製造方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20250311BHJP()
要約
【課題】短絡耐量が高い半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第1電極と、第2電極と、ドナーとなる第1不純物及びプロトンを含み、内部に前記第1不純物の濃度が最大値をとる第1位置が位置する第1半導体層と、前記第1半導体層に対して、前記第1電極から前記第2電極に向かう第1方向側に配置され、前記第1不純物及びプロトンを含み、前記プロトンの濃度が前記第1不純物の濃度よりも高い第2半導体層と、前記第2半導体層の前記第1方向側に配置され、前記第1不純物を含み、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高い第3半導体層と、を備える。前記第1半導体層における少なくとも前記第2半導体層側の部分においては、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高い。前記第1方向における前記プロトンの濃度が最大値をとる第2位置は、前記第1位置よりも前記第1方向の反対側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
第2電極と、
ドナーとなる第1不純物及びプロトンを含み、導電型がn型であり、内部に前記第1不純物の濃度が最大値をとる第1位置が位置する第1半導体層と、
前記第1半導体層に対して、前記第1電極から前記第2電極に向かう第1方向側に配置され、前記第1不純物及びプロトンを含み、前記プロトンの濃度が前記第1不純物の濃度よりも高く、導電型がn型である第2半導体層と、
前記第2半導体層の前記第1方向側に配置され、前記第1不純物を含み、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高く、導電型がn型である第3半導体層と、
を備え、
前記第1半導体層における少なくとも前記第2半導体層側の部分においては、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高く、
前記第1方向における前記プロトンの濃度が最大値をとる第2位置は、前記第1位置よりも前記第1方向の反対側に位置する半導体装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第2位置は、前記第1半導体層内に位置する請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2位置は、前記第1半導体層における前記第1電極側の面に位置する請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
導電型がp型である第4半導体層をさらに備え、
前記第1半導体層は前記第4半導体層の前記第1方向側に位置する請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2位置は前記第4半導体層内に位置する請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2位置は、前記第4半導体層における前記第1半導体層とは反対側の面に位置する請求項4に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第3半導体層の前記第1方向側に配置され、導電型がp型である第5半導体層をさらに備えた請求項4に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第5半導体層の前記第1方向側に配置され、導電型がn型である第6半導体層と、
前記第5半導体層に対向するゲート電極と、
前記第5半導体層と前記ゲート電極との間に配置されたゲート絶縁膜と、
をさらに備え、
前記第1電極は前記第4半導体層に接続されたコレクタ電極であり、
前記第2電極は前記第6半導体層に接続されたエミッタ電極である請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1不純物はリンである請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
ドナーとなる第1不純物を含み導電型がn型である半導体部材に、前記半導体部材の第1面側から前記第1不純物を第1方向に注入して、前記半導体部材の内部に前記第1不純物の濃度が最大値をとる第1位置を形成する工程と、
前記半導体部材の第1面側にアブソーバーを配置する工程と、
前記アブソーバーを介して前記半導体部材にプロトンを前記第1方向に注入し、前記プロトンの濃度が最大値をとる第2位置を前記第1位置よりも前記第1方向の反対側に位置させる工程と、
前記アブソーバーを除去する工程と、
を備えた半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電力制御用の半導体装置においては、負荷が短絡してから保護回路が作動するまでの間に半導体装置が破損しないように、一定の短絡耐量が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6662393号公報
特許第5817686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態の目的は、短絡耐量が高い半導体装置及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、第2電極と、ドナーとなる第1不純物及びプロトンを含み、導電型がn型であり、内部に前記第1不純物の濃度が最大値をとる第1位置が位置する第1半導体層と、前記第1半導体層に対して、前記第1電極から前記第2電極に向かう第1方向側に配置され、前記第1不純物及びプロトンを含み、前記プロトンの濃度が前記第1不純物の濃度よりも高く、導電型がn型である第2半導体層と、前記第2半導体層の前記第1方向側に配置され、前記第1不純物を含み、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高く、導電型がn型である第3半導体層と、を備える。前記第1半導体層における少なくとも前記第2半導体層側の部分においては、前記第1不純物の濃度が前記プロトンの濃度よりも高い。前記第1方向における前記プロトンの濃度が最大値をとる第2位置は、前記第1位置よりも前記第1方向の反対側に位置する。
【0006】
実施形態に係る半導体装置の製造方法は、ドナーとなる第1不純物を含み導電型がn型である半導体部材に、前記半導体部材の第1面側から前記第1不純物を第1方向に注入して、前記半導体部材の内部に前記第1不純物の濃度が最大値をとる第1位置を形成する工程と、前記半導体部材の第1面側にアブソーバーを配置する工程と、前記アブソーバーを介して前記半導体部材にプロトンを前記第1方向に注入し、前記プロトンの濃度が最大値をとる第2位置を前記第1位置よりも前記第1方向の反対側に位置させる工程と、前記アブソーバーを除去する工程と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1(a)は、第1の実施形態に係る半導体装置を示す上面図であり、図1(b)はその断面図である。
図2は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、第1の実施形態における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図4は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図5は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図6は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図7は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図8は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図9は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図10は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、第1の実施形態の第1の変形例における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
図11は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、第1の実施形態の第2の変形例における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
図12は、第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図13は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、第2の実施形態における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
図14は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、第2の実施形態の変形例における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
図15は、横軸にZ方向におけるプロトンの濃度が最大値をとる位置をとり、縦軸に短絡耐量試験の結果をとって、プロトンのプロファイルが短絡耐量に及ぼす影響を示すグラフである。
図16は、横軸にZ方向における位置をとり、縦軸に各不純物の濃度をとって、試験例における各不純物のZ方向に沿った濃度プロファイルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1の実施形態>
(半導体装置)
図1(a)は、本実施形態に係る半導体装置を示す上面図であり、図1(b)はその断面図である。
図1(a)においては、後述するエミッタ電極及び絶縁部材を省略し、半導体部分の上面を示している。
【0009】
本実施形態に係る半導体装置1は、例えば、電力制御用のパワー半導体であり、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。
【0010】
図1(a)及び(b)に示すように、半導体装置1においては、半導体部分10が設けられている。半導体部分10は半導体材料からなり、例えば、単結晶のシリコン(Si)からなる。半導体部分10においては、各部にドナー又はアクセプタとなる不純物が導入されていて、各部の導電型がn型又はp型とされている。
(【0011】以降は省略されています)
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