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公開番号2025037635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144685
出願日2023-09-06
発明の名称半導体装置
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人弁理士法人片山特許事務所
主分類H10D 30/87 20250101AFI20250311BHJP()
要約【課題】特性の劣化を抑制できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、第1ソース電極12a、第1ドレイン電極16a及び第1ゲート電極14aを備える第1トランジスタ35aと、第2ソース電極12c、第2ドレイン電極16c及び第2ゲート電極14cを備える第2トランジスタ35cと、第2ゲート電極とで第2ソース電極を挟み、第2方向から見て第1ソース電極内に設けられ、第1ゲート電極と電気的に接続された第1ゲート配線24と、基板を貫通するビアホール20aを介して第1ソース電極に電気的に接続された裏面金属層と、を備える。第1方向から見て、ビアホールの第2トランジスタから遠い第1端は、第1ゲート電極が設けられた領域における活性領域の第2トランジスタから遠い第2端より第2トランジスタから遠い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主面と前記主面と対向する裏面とを有する基板と、
第1ソース電極と、第1ドレイン電極と、第1方向において前記第1ソース電極と前記第1ドレイン電極とに挟まれた第1ゲート電極と、を備え、前記基板に設けられた活性領域における前記主面に設けられた第1トランジスタと、
前記第1方向に交差する第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ前記第1ソース電極と電気的に接続された第2ソース電極と、前記第1ドレイン電極と電気的に接続された第2ドレイン電極と、前記第1方向において前記第2ソース電極と前記第2ドレイン電極とに挟まれた第2ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第2トランジスタと、
前記主面に設けられ、前記第2ゲート電極とで前記第2ソース電極を挟み、前記第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ、前記第1ゲート電極と電気的に接続された第1ゲート配線と、
前記裏面に設けられ、前記基板を貫通するビアホールを介し前記第1ソース電極に電気的に接続された裏面金属層と、
を備え、
前記第1方向から見て、前記ビアホールの前記第2トランジスタから遠い第1端は、前記第1ゲート電極が設けられた領域における前記活性領域の前記第2トランジスタから遠い第2端より前記第2トランジスタから遠い半導体装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記基板の厚さ方向から見て、前記ビアホールは前記第1ソース電極内に設けられている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2トランジスタとで前記第1トランジスタを挟み、前記主面に設けられたドレインバスバーと、
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極を前記ドレインバスバーに接続するドレイン配線と、
を備え、
前記第1方向から見て前記第1ソース電極の前記第2トランジスタから遠い第3端における前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離は、前記第2端における前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離より大きい請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1ソース電極の前記第3端は、前記基板に設けられた不活性領域上に設けられている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離は、前記第2端から前記第3端に向かうにしたがい大きくなる請求項3または請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1トランジスタのゲート幅は、第2トランジスタのゲート幅の0.9倍以上かつ1.1倍以下である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間において、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とは分離している請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間において、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とは接続されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1ソース電極と、前記第1ゲート電極とで前記第1ソース電極を挟む第3ドレイン電極と、前記第1方向において前記第1ソース電極と前記第3ドレイン電極とに挟まれ、前記第1ゲート配線に電気的に接続された第3ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第3トランジスタと、
前記第2ソース電極とで前記第1ゲート配線を挟み前記第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ前記第1ソース電極と電気的に接続された第4ソース電極と、前記第1ゲート配線とで前記第4ソース電極を挟む第4ドレイン電極と、前記第1方向において前記第4ソース電極と前記第4ドレイン電極とに挟まれた第4ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第4トランジスタを備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記主面に設けられ、前記第1ソース電極と前記第2ソース電極とを電気的に接続するソース配線と、
前記主面に設けられ、前記第1ゲート配線と前記第1ゲート電極とを電気的に接続する第2ゲート配線と、
を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
フィンガ状のソース電極、ゲート電極およびドレイン電極を有する電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)において、ソース電極、ゲート電極およびドレイン電極を有する単位FETを電極の延伸方向に複数配置することが知られている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-299351号公報
米国特許出願公開第2017/0271329号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、単位FETを電極の延伸方向に複数配置することにより、単位FETにおけるゲート電極の幅を短くできる。よって、ゲート抵抗を抑制することができる。しかし、ソース電極とゲート配線とが平面視において重なるため、ゲート・ソース寄生容量が大きくなり、特性が劣化する。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、主面と前記主面と対向する裏面とを有する基板と、第1ソース電極と、第1ドレイン電極と、第1方向において前記第1ソース電極と前記第1ドレイン電極とに挟まれた第1ゲート電極と、を備え、前記基板に設けられた活性領域における前記主面に設けられた第1トランジスタと、前記第1方向に交差する第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ前記第1ソース電極と電気的に接続された第2ソース電極と、前記第1ドレイン電極と電気的に接続された第2ドレイン電極と、前記第1方向において前記第2ソース電極と前記第2ドレイン電極とに挟まれた第2ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第2トランジスタと、前記主面に設けられ、前記第2ゲート電極とで前記第2ソース電極を挟み、前記第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ、前記第1ゲート電極と電気的に接続された第1ゲート配線と、前記裏面に設けられ、前記基板を貫通するビアホールを介し前記第1ソース電極に電気的に接続された裏面金属層と、を備え、前記第1方向から見て、前記ビアホールの前記第2トランジスタから遠い第1端は、前記第1ゲート電極が設けられた領域における前記活性領域の前記第2トランジスタから遠い第2端より前記第2トランジスタから遠い半導体装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、特性の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1における半導体装置の平面図である。
図2は、図1におけるA-A断面図である。
図3は、図1におけるB-B断面図である。
図4は、図1におけるC-C断面図である。
図5は、図1におけるD-D断面図である。
図6は、比較例1に係る半導体装置の平面図である。
図7は、実施例1における半導体装置の拡大平面図である。
図8は、実施例1の変形例1における半導体装置の平面図である。
図9は、実施例2における半導体装置の平面図である。
図10は、実施例2における半導体装置の拡大平面図である。
図11は、実施例2の変形例1における半導体装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、主面と前記主面と対向する裏面とを有する基板と、第1ソース電極と、第1ドレイン電極と、第1方向において前記第1ソース電極と前記第1ドレイン電極とに挟まれた第1ゲート電極と、を備え、前記基板に設けられた活性領域における前記主面に設けられた第1トランジスタと、前記第1方向に交差する第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ前記第1ソース電極と電気的に接続された第2ソース電極と、前記第1ドレイン電極と電気的に接続された第2ドレイン電極と、前記第1方向において前記第2ソース電極と前記第2ドレイン電極とに挟まれた第2ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第2トランジスタと、前記主面に設けられ、前記第2ゲート電極とで前記第2ソース電極を挟み、前記第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ、前記第1ゲート電極と電気的に接続された第1ゲート配線と、前記裏面に設けられ、前記基板を貫通するビアホールを介し前記第1ソース電極に電気的に接続された裏面金属層と、を備え、前記第1方向から見て、前記ビアホールの前記第2トランジスタから遠い第1端は、前記第1ゲート電極が設けられた領域における前記活性領域の前記第2トランジスタから遠い第2端より前記第2トランジスタから遠い半導体装置である。これにより、ソースインダクタンスを抑制して、特性の劣化を抑制できる。
(2)上記(1)において、前記基板の厚さ方向から見て、前記ビアホールは前記第1ソース電極内に設けられていてもよい。これにより、ビアホールと第1ソース電極との接触面積が大きくなり、ソースインダクタンスおよびソース抵抗を小さくできる。
(3)上記(2)において、前記第2トランジスタとで前記第1トランジスタを挟み、前記主面に設けられたドレインバスバーと、前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極を前記ドレインバスバーに接続するドレイン配線と、を備え、前記第1方向から見て前記第1ソース電極の前記第2トランジスタから遠い第3端における前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離は、前記第2端における前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離より大きくてもよい。これにより、ドレイン・ソース寄生容量を抑制できる。
(4)上記(3)において、前記第1ソース電極の前記第3端は、前記基板に設けられた不活性領域上に設けられていてもよい。これにより、ドレイン・ソース寄生容量を抑制できる。
(5)上記(3)または(4)において、前記第1ソース電極と前記ドレイン配線との距離は、前記第2端から前記第3端に向かうにしたがい大きくなってもよい。これにより、ドレイン・ソース寄生容量を抑制できる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記第1トランジスタのゲート幅は、第2トランジスタのゲート幅の0.9倍以上かつ1.1倍以下であってもよい。これにより、トランジスタの特性を均一化できる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間において、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とは分離していてもよい。これにより、特性の劣化を抑制できる。
(8)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間において、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とは接続されていてもよい。これにより、ゲート抵抗を低減できる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記第1ソース電極と、前記第1ゲート電極とで前記第1ソース電極を挟む第3ドレイン電極と、前記第1方向において前記第1ソース電極と前記第3ドレイン電極とに挟まれ、前記第1ゲート配線に電気的に接続された第3ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第3トランジスタと、前記第2ソース電極とで前記第1ゲート配線を挟み前記第2方向から見て前記第1ソース電極内に設けられ前記第1ソース電極と電気的に接続された第4ソース電極と、前記第1ゲート配線とで前記第4ソース電極を挟む第4ドレイン電極と、前記第1方向において前記第4ソース電極と前記第4ドレイン電極とに挟まれた第4ゲート電極と、を備え、前記主面に設けられた第4トランジスタを備えてもよい。これにより、第1方向および第2方向にトランジスタを配列できる。
(10)上記(1)から(9)のいずれかにおいて、前記主面に設けられ、前記第1ソース電極と前記第2ソース電極とを電気的に接続するソース配線と、前記主面に設けられ、前記第1ゲート配線と前記第1ゲート電極とを電気的に接続する第2ゲート配線と、を備えてもよい。これにより、第1ゲート電極とゲート配線とを電気的に接続できる。
(11)上記(1)から(10)のいずれかにおいて、前記主面に設けられ、前記第2ゲート電極および前記第1ゲート配線が接続されたゲートバスバーと、前記主面に設けられ、前記第2方向において、前記ゲートバスバーとで、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタを挟み、前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極に電気的に接続されたドレインバスバーと、を備えてもよい。これにより、ゲートバスバーからゲート電極にゲート電位を供給でき、ドレインバスバーからドレイン電極にドレイン電位を供給できる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかる半導体装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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