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公開番号2025037526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144502
出願日2023-09-06
発明の名称無線通信装置、無線通信方法、及び、無線通信システム
出願人株式会社デンソー
代理人個人
主分類H04W 76/18 20180101AFI20250311BHJP(電気通信技術)
要約【課題】デバイス識別子を使用する4ウェイハンドシェイク(4WHS)手続きにおいて、無線通信装置が他の無線通信装置に対して接続できないという状況を解決する。
【解決手段】無線通信装置10は、MACアドレスをランダムに生成し、他の無線通信装置20への接続手続きを実行する制御部110と、他の無線通信装置20との通信を行う通信部120と、を備え、制御部110は、他の無線通信装置20によって割り当てられ且つMACアドレスと異なるデバイス識別子を使用する4WHS手続きを接続手続きとして実行し、4WHS手続きにおいてデバイス識別子が他の無線通信装置20によって認識されない場合、他の無線通信装置20への再接続手続きを実行する。
【選択図】図12


特許請求の範囲【請求項1】
無線通信装置(10)であって、
メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレスをランダムに生成し、他の無線通信装置(20)への接続手続きを実行する制御部(110)と、
前記他の無線通信装置との通信を行う通信部(120)と、
を備え、
前記制御部は、
前記他の無線通信装置によって割り当てられ且つ前記MACアドレスと異なるデバイス識別子を使用する4ウェイハンドシェイク手続きを前記接続手続きとして実行し、
前記4ウェイハンドシェイク手続きにおいて前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記他の無線通信装置への再接続手続きを実行する
ように構成されている、
無線通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記デバイス識別子を使用する前記4ウェイハンドシェイク手続きを繰り返し実行し、
前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない回数が所定の閾値以上になった場合、前記再接続手続きを実行する
ように構成されている、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記デバイス識別子を使用する前記4ウェイハンドシェイク手続きを繰り返す前に、タイマを用いて待機するように構成されている、
請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記再接続手続きとして、前記デバイス識別子を使用しない4ウェイハンドシェイク手続きを実行するように構成されている、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記再接続手続きとして、前記デバイス識別子を使用する4ウェイハンドシェイク手続きを実行するように構成され、
前記制御部は、前記デバイス識別子を含むメッセージ2を前記他の無線通信装置に送信するように構成されている、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記再接続手続きを実行する前に、タイマを用いて待機するように構成されている、
請求項5に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記再接続手続きとして、前記デバイス識別子を使用する4ウェイハンドシェイク手続きを繰り返し実行するように構成され、
前記制御部は、前記再接続手続きの繰り返し数が大きくなるほど前記タイマの値が徐々に大きくなるように、前記タイマの値を設定するように構成されている、
請求項6に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記再接続手続きとして、前記デバイス識別子を新規に取得するための4ウェイハンドシェイク手続きを実行するように構成され、
前記制御部は、
前記デバイス識別子を含まないメッセージ2を前記他の無線通信装置に送信し、
新しいデバイス識別子を含むメッセージ3を前記他の無線通信装置から受信する
ように構成されている、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記他の無線通信装置から送信された情報を受信し、
前記情報が前記デバイス識別子を使用する前記接続手続きをサポートしないことを示す場合、前記再接続手続きとして、前記デバイス識別子を使用しない4ウェイハンドシェイク手続きを実行する
ように構成されている、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記通信部は、前記接続手続きとしての前記4ウェイハンドシェイク手続きにおいて、
前記デバイス識別子を含むメッセージ2を送信し、
前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されないことを示す情報を含むメッセージ3を受信した場合、前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されないと判定する
ように構成されている、
請求項1~9の何れか一項に記載の無線通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置、無線通信方法、及び、無線通信システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)によって策定されている無線LAN(WLAN:Wireless Local area network)規格として、IEEE802.11規格が知られている。IEEE802.11規格は、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac、及び、IEEE802.11ax等を含む。
【0003】
WLANにおける通信システムは、主な構成要素として、アクセスポイント(以降において、「AP」と称する)と、ステーション(以降において、「STA」と称する)とを含む。AP及びSTAは、無線通信路を確立するための接続手続きを実行する。例えば、上記の接続手続きは、認証(authentication)手続き、アソシエーション(association)手続き、及び、4ウェイハンドシェイク(4WHS:4-Way-Hand-Shake)手続き(例えば、特許文献1)等を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-140088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
IEEE802.11のワーキングループ内で、IEEE802.11bhと称される規格が検討されている。IEEE802.11bhでは、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレスのランダム化(randomization)のための設定及び手続きが導入される予定である。
【0006】
例えば、STAがMACアドレスをランダムに生成した場合、APがSTAを識別できない可能性がある。従って、MACアドレスのランダム化の実施下でSTAを識別するために、デバイス識別子(以降において、「デバイスID」と称する)を新たに導入することが提案されている。しかしながら、現時点では、APとSTAとの間の具体的な手続きが提案されていない。例えば、STA及びAPが、デバイスIDを使用する4WHS手続きを行う場合に、様々な要因(例えば、STAとAPとの間の相互接続性)によりSTAがAPに対して接続できないという状況が生じ得る。
【0007】
本発明は、デバイスIDを使用する4WHS手続きが行われた場合において、STAがAPに対して接続できないという状況を解決することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明における無線通信装置(10)は、MACアドレスをランダムに生成し、他の無線通信装置(20)への接続手続きを実行する制御部(110)と、前記他の無線通信装置との通信を行う通信部(120)と、を備える。前記制御部は、前記他の無線通信装置によって割り当てられ且つ前記MACアドレスと異なるデバイス識別子を使用する4WHS手続きを前記接続手続きとして実行し、前記4WHS手続きにおいて前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記他の無線通信装置への再接続手続きを実行するように構成されている。
【0009】
また、本発明における無線通信装置(10)によって実行される無線通信方法は、MACアドレスをランダムに生成し、他の無線通信装置(20)への接続手続きを実行することと、前記他の無線通信装置との通信を行うことと、を含む。前記接続手続きを実行することは、前記他の無線通信装置によって割り当てられ且つ前記MACアドレスと異なるデバイス識別子を使用する4WHS手続きを前記接続手続きとして実行することと、前記4WHS手続きにおいて前記デバイス識別子が前記他の無線通信装置によって認識されない場合、前記他の無線通信装置への再接続手続きを実行することと、を含む。
【0010】
また、本発明における無線通信システム(S)は、第1の無線通信装置(10)及び第2の無線通信装置(20)を備える。前記第1の無線通信装置は、MACアドレスをランダムに生成し、前記第2の無線通信装置への接続手続きを実行するように構成されている。前記第2の無線通信装置は、前記MACアドレスと異なるデバイス識別子を前記第1の無線通信装置に割り当てるように構成されている。前記第1の無線通信装置は、前記デバイス識別子を使用する4WHS手続きを前記接続手続きとして実行し、前記4WHS手続きにおいて前記デバイス識別子が前記第2の無線通信装置によって認識されない場合、前記第2の無線通信装置への再接続手続きを実行するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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