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公開番号
2025037111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143880
出願日
2023-09-05
発明の名称
DCDCコンバータの制御装置及びプログラム
出願人
株式会社SOKEN
,
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20250310BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】リアクトルに流れる電流の制御性を向上することができるDCDCコンバータの制御装置を提供する。
【解決手段】DCDCコンバータ10は、スイッチ31、リアクトル30及び制御装置50を備える。制御装置50は、スイッチ31のスイッチング制御を行う。制御装置50は、DCDCコンバータ10の低圧側電圧を検出する第1検出部の第1検出値、及びDCDCコンバータ10の高圧側電圧を検出する第2検出部の第2検出値を取得する電圧取得部と、第2検出値に対する第1検出値の比である電圧比に基づいて、1スイッチング周期におけるスイッチ31のオン期間の比率であるデューティ比を算出するデューティ比算出部と、電圧比の誤差を推定する推定部と、推定部により推定された電圧比の誤差に基づいて、デューティ比を補正する補正部と、補正部により補正されたデューティ比に基づいて、スイッチング制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチ(31,131)及びリアクトル(30,130)を備えるDCDCコンバータ(10,110)に適用され、
前記リアクトルに流れる電流を指令電流値に制御すべく、前記スイッチのスイッチング制御を行うDCDCコンバータの制御装置(50)において、
前記DCDCコンバータの低圧側電圧を検出する第1検出部の第1検出値、及び前記DCDCコンバータの高圧側電圧を検出する第2検出部の第2検出値を取得する電圧取得部と、
前記第2検出値に対する前記第1検出値の比である電圧比に基づいて、1スイッチング周期における前記スイッチのオン期間の比率であるデューティ比を算出するデューティ比算出部と、
前記電圧比の誤差を推定する推定部と、
前記推定部により推定された前記電圧比の誤差に基づいて、前記デューティ比を補正する補正部と、
前記補正部により補正された前記デューティ比に基づいて、前記スイッチング制御を行う制御部と、
を備える、DCDCコンバータの制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記デューティ比算出部は、前記デューティ比として、前記1スイッチング周期において前記リアクトルに流れる電流が断続的に0になる第1電流モードにおける第1デューティ比と、前記1スイッチング周期において前記リアクトルに電流が流れ続ける第2電流モードにおける第2デューティ比とを算出し、
前記補正部は、前記推定部により推定された前記電圧比の誤差に基づいて、前記第1デューティ比及び前記第2デューティ比を補正し、
前記制御部は、前記補正部により補正された前記第1デューティ比及び前記第2デューティ比のうちいずれか一方に基づいて、前記スイッチング制御を行う、請求項1に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項3】
前記推定部は、
前記スイッチング制御の実行中の電流モードが前記第1電流モードから前記第2電流モードへと切り替わったか否かを判定する切替判定部と、
前記切替判定部により電流モードが切り替わったと判定された場合における前記デューティ比に基づいて、前記電圧比の誤差を推定する誤差推定部と、
を有する、請求項2に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記電圧比の誤差を推定するための推定用デューティ比を、所定期間ごとに上昇幅ずつ上昇させるように設定する設定部を有し、
前記切替判定部は、前記所定期間ごとに、前記スイッチング制御の実行中の電流モードが前記第1電流モードから前記第2電流モードへと切り替わったか否かを判定する、請求項3に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項5】
前記1スイッチング周期において前記スイッチがオンに維持される場合の前記推定用デューティ比を100%として、前記上昇幅は、0.1%以下の値である、請求項4に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項6】
前記補正部により補正された前記第1デューティ比及び前記第2デューティ比の比較に基づいて、現状の電流モードが前記第1電流モード及び前記第2電流モードのいずれであるかを判定するモード判定部を備え、
前記制御部は、前記第1デューティ比及び前記第2デューティ比のうち前記モード判定部により判定された電流モードにおけるデューティ比に基づいて、前記スイッチング制御を行う、請求項3~5のいずれか1項に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項7】
前記推定部は、前記電圧比が所定値よりも大きいとの条件が成立する場合に、前記電圧比の誤差を推定する、請求項1~5のいずれか1項に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項8】
前記推定部は、前記DCDCコンバータの実使用期間とは別の期間において、前記電圧比の誤差を推定する、請求項1~5のいずれか1項に記載のDCDCコンバータの制御装置。
【請求項9】
スイッチ(31,131)及びリアクトル(30,130)を備えるDCDCコンバータ(10,110)に適用され、
コンピュータ(50)に、前記リアクトルに流れる電流を指令電流値に制御すべく、前記スイッチのスイッチング制御を実行させるプログラムにおいて、
前記DCDCコンバータの低圧側電圧を検出する第1検出部の第1検出値、及び前記DCDCコンバータの高圧側電圧を検出する第2検出部の第2検出値を取得する電圧取得処理と、
前記第2検出値に対する前記第1検出値の比である電圧比に基づいて、1スイッチング周期における前記スイッチのオン期間の比率であるデューティ比を算出するデューティ比算出処理と、
前記電圧比の誤差を推定する推定処理と、
前記推定処理により推定された前記電圧比の誤差に基づいて、前記デューティ比を補正する補正処理と、
前記補正処理により補正された前記デューティ比に基づいて、前記スイッチング制御を行う制御処理と、
を前記コンピュータに実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、DCDCコンバータの制御装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スイッチ及びリアクトルを備えるDCDCコンバータが知られている。DCDCコンバータの制御装置としては、リアクトルに流れる電流を指令電流値に制御するために、スイッチのスイッチング制御を行うものが知られている。制御装置は、スイッチング制御において、1スイッチング周期におけるスイッチのオン期間の比率であるデューティ比を算出し、算出したデューティ比に基づいてスイッチング制御を行う。このような技術の例として、特許文献1に開示された技術が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-212587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スイッチのデューティ比が適切に算出されないことに起因して、リアクトルに流れる電流の制御性が低下することが懸念される。
【0005】
本開示の主たる目的は、リアクトルに流れる電流の制御性を向上することができるDCDCコンバータの制御装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
スイッチ及びリアクトルを備えるDCDCコンバータに適用され、
前記リアクトルに流れる電流を指令電流値に制御すべく、前記スイッチのスイッチング制御を行うDCDCコンバータの制御装置において、
前記DCDCコンバータの低圧側電圧を検出する第1検出部の第1検出値、及び前記DCDCコンバータの高圧側電圧を検出する第2検出部の第2検出値を取得する電圧取得部と、
前記第2検出値に対する前記第1検出値の比である電圧比に基づいて、1スイッチング周期における前記スイッチのオン期間の比率であるデューティ比を算出するデューティ比算出部と、
前記電圧比の誤差を推定する推定部と、
前記推定部により推定された前記電圧比の誤差に基づいて、前記デューティ比を補正する補正部と、
前記補正部により補正された前記デューティ比に基づいて、前記スイッチング制御を行う制御部と、
を備える。
【0007】
第1検出部の第1検出値と第2検出部の第2検出値とに基づいて、スイッチのデューティ比が算出される。この場合、第1検出値及び第2検出値に誤差が含まれることに起因して、デューティ比が適切に算出されず、リアクトルに流れる電流が指令電流値に対してずれることが懸念される。ここで、スイッチのデューティ比は、第2検出値に対する第1検出値の比である電圧比に基づいて算出される。
【0008】
そこで、本開示では、デューティ比の算出に用いられる電圧比の誤差が推定され、推定された電圧比の誤差に基づいて、デューティ比が補正される。これにより、第1検出値と第2検出値とに誤差が含まれることを考慮して、デューティ比を適切に算出することが可能となる。そして、補正されたデューティ比に基づいてスイッチング制御を行うことにより、リアクトルに流れる電流の制御性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るDCDCコンバータを含む制御システムの全体構成図。
第1電流モードにおけるスイッチング態様及びリアクトル電流値の推移を示すタイムチャート。
電流臨界モードにおけるスイッチング態様及びリアクトル電流値の推移を示すタイムチャート。
第2電流モードにおけるスイッチング態様及びリアクトル電流値の推移を示すタイムチャート。
第1電流モードから第2電流モードへの切り替えが遅い場合のリアクトル平均電流値の推移を示す図。
第1電流モードから第2電流モードへの切り替えが早い場合のリアクトル平均電流値の推移を示す図。
誤差推定制御の処理手順を示すフローチャート。
電圧比の誤差を推定する処理を説明するためのタイムチャート。
制御装置により実行される制御の処理手順を示すフローチャート。
制御の一例を示すタイムチャート。
第2実施形態に係るDCDCコンバータを含む制御システムの全体構成図。
その他の実施形態に係る制御の処理手順を示すフローチャート。
その他の実施形態に係る制御システムの全体構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分及び/又は関連付けられる部分には同一の参照符号、又は百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分及び/又は関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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