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公開番号
2025037523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144495
出願日
2023-09-06
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H10K
59/40 20230101AFI20250311BHJP()
要約
【課題】タッチセンサの機能を備えた表示装置の製造コストの抑制または表示品位の向上を実現する。
【解決手段】一実施形態に係る表示装置は、下電極、前記下電極に対向する上電極、および、前記下電極と前記上電極の間に配置され、前記下電極と前記上電極の電位差に応じて発光する有機層をそれぞれ含む複数の表示素子と、前記複数の表示素子とそれぞれ重なる複数の画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を含み、前記複数の表示素子の各々を囲う隔壁と、を備えている。さらに、前記隔壁は、前記複数の表示素子を含む表示領域に接触または近接する物体を検出するための複数のセグメントに分割されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
下電極、前記下電極に対向する上電極、および、前記下電極と前記上電極の間に配置され、前記下電極と前記上電極の電位差に応じて発光する有機層をそれぞれ含む複数の表示素子と、
前記複数の表示素子とそれぞれ重なる複数の画素開口を有するリブと、
前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を含み、前記複数の表示素子の各々を囲う隔壁と、
を備え、
前記隔壁は、前記複数の表示素子を含む表示領域に接触または近接する物体を検出するための複数のセグメントに分割されている、
表示装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記表示領域の周囲の周辺領域に配置された端子部と、
前記周辺領域に配置され、前記複数のセグメントと前記端子部とを接続する複数のリード線と、
をさらに備える、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記隔壁は、
格子状の第1隔壁と、
前記第1隔壁の1つの格子に含まれる複数の表示素子の間に配置された第2隔壁と、
を含み、
前記第1隔壁の幅は、前記第2隔壁の幅よりも大きい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記複数のセグメントは、前記第1隔壁に設けられた第1スリットにより分断されている、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1スリットは、前記リブと重なっている、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の表示素子および前記隔壁を覆う第1封止層と、
前記第1封止層を覆う樹脂層と、
をさらに備え、
前記第1スリットは、前記樹脂層により満たされている、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1隔壁は、断続的に配置された複数の第2スリットを有している、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第2スリットの長さは、前記第1隔壁の1つの前記格子の幅以下である、
請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記上電極は、前記下部に接触している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記隔壁を介して前記上電極に共通電圧が供給される、
請求項9に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用するとともに、表示領域に対するユーザの操作を検出するタッチセンサの機能を備えた表示装置が実用化されている。この種の表示装置において、製造コストの抑制や表示品位の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、タッチセンサの機能を備えた表示装置の製造コストの抑制または表示品位の向上を実現することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
概して、実施形態に係る表示装置は、下電極、前記下電極に対向する上電極、および、前記下電極と前記上電極の間に配置され、前記下電極と前記上電極の電位差に応じて発光する有機層をそれぞれ含む複数の表示素子と、前記複数の表示素子とそれぞれ重なる複数の画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を含み、前記複数の表示素子の各々を囲う隔壁と、を備えている。さらに、前記隔壁は、前記複数の表示素子を含む表示領域に接触または近接する物体を検出するための複数のセグメントに分割されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、副画素のレイアウトの一例を示す概略的な平面図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図4は、表示領域へのタッチ操作を検出するための要素を示す概略的な平面図である。
図5は、図4に示したセグメントの概略的な拡大平面図である。
図6は、図5中のVI-VI線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図7は、第2実施形態に係るセグメントの概略的な拡大平面図である。
図8は、図7中のVIII-VIII線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図9は、第3実施形態に係るタッチ検出方式を示す図である。
図10は、検出電極を備える表示装置の構成の一例を示す概略的な断面図である。
図11は、検出電極を備える表示装置の構成の他の例を示す概略的な断面図である。
図12は、第3実施形態に係るセグメントの概略的な平面図である。
図13は、第3実施形態に係る検出電極の概略的な平面図である。
図14は、第3実施形態に係るセグメントに適用し得る構成の一例を示す概略的な拡大平面図である。
図15は、第3実施形態に係るセグメントに適用し得る構成の他の例を示す概略的な拡大平面図である。
図16は、第3実施形態に係るセグメントに適用し得る構成のさらに他の例を示す概略的な拡大平面図である。
図17は、第4実施形態に係るセグメントの概略的な平面図である。
図18は、第4実施形態に係る検出電極の概略的な平面図である。
図19は、第4実施形態に係るセグメントに適用し得る構成の一例を示す概略的な拡大平面図である。
図20は、第4実施形態に係るセグメントに適用し得る構成の他の例を示す概略的な拡大平面図である。
図21は、第4実施形態に係るセグメントに適用し得る構成のさらに他の例を示す概略的な拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向をX方向と称し、Y軸に沿った方向をY方向と称し、Z軸に沿った方向をZ方向と称する。Z方向は、X方向とY方向を含む平面の法線方向である。また、Z方向と平行に各種要素を見ることを平面視という。
【0009】
各実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ウェアラブル端末等の各種の電子機器に搭載され得る。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る表示装置DSPの構成例を示す図である。表示装置DSPは、絶縁性の基板10を備えている。基板10は、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの周辺の周辺領域SAとを有している。基板10は、ガラスであってもよいし、可撓性を有する樹脂フィルムであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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