TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025036795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143332
出願日
2023-09-05
発明の名称
ステンレス鋼材および製造方法
出願人
日鉄ステンレス株式会社
代理人
弁理士法人ブライタス
主分類
C22C
38/00 20060101AFI20250310BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】鏡面研磨性に優れるステンレス鋼材を提供する。
【解決手段】所定の化学組成を有し、L断面において、相当円直径が5μm以上で、かつアスペクト比が2.5以下である酸化物の個数密度が、0.10個/mm
2
以下であり、相当円直径が2μm以上である酸化物の平均アスペクト比が3.0以上である、ステンレス鋼材。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化物を含む、ステンレス鋼材であって、
化学組成が、質量%で、
C:0.001~0.160%、
Si:0.10~3.0%、
Mn:0.10~12.0%、
P:0.005~0.045%、
S:0.0001~0.0100%、
Ni:2.0~20.0%、
Cr:10.0~30.0%、
Al:0.0001~0.050%、
Ti:0.0005~0.80%、
O:0.001~0.020%、
N:0.010~0.50%、
Ca:0.0001~0.0050%、
Mg:0.00001~0.0020%、
Mo:0~5.0%、
Cu:0~5.0%、
B:0~0.0050%、
Nb:0~4.00%、
Co:0~0.50%、
Sn:0~0.50%、
V:0~0.50%、
W:0~0.50%、
Zr:0~0.50%、
Pb:0~0.50%、
REM:0~0.30%、
残部:Feおよび不純物であり、
L断面において、
相当円直径が5μm以上で、かつアスペクト比が2.5以下である前記酸化物の個数密度が、0.10個/mm
2
以下であり、
相当円直径が2μm以上である前記酸化物の平均アスペクト比が3.0以上である、ステンレス鋼材。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記化学組成が、質量%で、
Mo:0.01~5.0%、
Cu:0.01~5.0%、
B:0.0001~0.0050%、
Nb:0.01~4.00%、
Co:0.01~0.50%、
Sn:0.01~0.50%、
V:0.01~0.50%、
W:0.01~0.50%、
Zr:0.002~0.50%、
Pb:0.01~0.50%、および
REM:0.0003~0.30%、
から選択される一種以上を含有する、請求項1に記載のステンレス鋼材。
【請求項3】
請求項1または2に記載の化学組成を有する鋳片を、下記(i)式を満足する温度T(℃)で加熱し、
前記鋳片の表面温度が1000℃以上における各熱延ストランドの平均ひずみ速度SR(/s)の最大値が、下記(ii)式を満足するよう、熱間圧延をする、請求項1または2に記載のステンレス鋼材の製造方法。
T≧1050+10(20-500×Si/Cr)・・・(i)
SR≦(Si
0.5
/Al
0.3
)×5-5・・・(ii)
但し、上記式中の各元素記号は、鋳片中のそれぞれの元素の含有量(%)を表す。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステンレス鋼材および製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ステンレス鋼材は、耐食性に優れ、様々な用途で使用されており、外観を重視する用途にも使用されている。このような用途では、金属光沢を有する美しい外観が求められる。従って、研磨を行った際の鏡面状態へのしやすさ、すなわち、鏡面研磨性が重視される。
【0003】
このため、例えば、特許文献1に記載されたステンレス鋼材のように、鏡面研磨性を向上させたステンレス鋼材が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-146273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたステンレス鋼材は、鏡面研磨性について、さらに改善の余地がある。以上を踏まえ、本発明は、鏡面研磨性に優れるステンレス鋼材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、下記のステンレス鋼材およびその製造方法を要旨とする。
【0007】
(1)酸化物を含む、ステンレス鋼材であって、
化学組成が、質量%で、
C:0.001~0.160%、
Si:0.10~3.0%、
Mn:0.10~12.0%、
P:0.005~0.045%、
S:0.0001~0.0100%、
Ni:2.0~20.0%、
Cr:10.0~30.0%、
Al:0.0001~0.050%、
Ti:0.0005~0.80%、
O:0.001~0.020%、
N:0.010~0.50%、
Ca:0.0001~0.0050%、
Mg:0.00001~0.0020%、
Mo:0~5.0%、
Cu:0~5.0%、
B:0~0.0050%、
Nb:0~4.00%、
Co:0~0.50%、
Sn:0~0.50%、
V:0~0.50%、
W:0~0.50%、
Zr:0~0.50%、
Pb:0~0.50%、
REM:0~0.30%、
残部:Feおよび不純物であり、
L断面において、
相当円直径が5μm以上で、かつアスペクト比が2.5以下である前記酸化物の個数密度が、0.10個/mm
2
以下であり、
相当円直径が2μm以上である前記酸化物の平均アスペクト比が3.0以上である、ステンレス鋼材。
【0008】
(2)前記化学組成が、質量%で、
Mo:0.01~5.0%、
Cu:0.01~5.0%、
B:0.0001~0.0050%、
Nb:0.01~4.00%、
Co:0.01~0.50%、
Sn:0.01~0.50%、
V:0.01~0.50%、
W:0.01~0.50%、
Zr:0.002~0.50%、
Pb:0.01~0.50%、および
REM:0.0003~0.30%、
から選択される一種以上を含有する、上記(1)に記載のステンレス鋼材。
【0009】
(3)上記(1)または(2)に記載の化学組成を有する鋳片を、下記(i)式を満足する温度T(℃)で加熱し、
前記鋳片の表面温度が1000℃以上における各熱延ストランドの平均ひずみ速度SR(/s)の最大値が、下記(ii)式を満足するよう、熱間圧延をする、上記(1)または(2)に記載のステンレス鋼材の製造方法。
T≧1050+10(20-500×Si/Cr)・・・(i)
SR≦(Si
0.5
/Al
0.3
)×5-5・・・(ii)
但し、上記式中の各元素記号は、鋳片中のそれぞれの元素の含有量(%)を表す。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、鏡面研磨性に優れるステンレス鋼材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社プロテリアル
焼結体
1か月前
個人
高強度せん断補強筋用の鋼材
今日
ハイモ株式会社
水中金属の回収除去方法
2か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
国立大学法人東北大学
高耐食銅合金
2か月前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
2か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
株式会社クボタ
比重分離装置
6日前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
3か月前
日本製鉄株式会社
鋼線
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
今日
日本製鉄株式会社
鋼材
13日前
日本製鉄株式会社
鋼材
1か月前
国立大学法人東北大学
腐食環境用銅合金
2か月前
JFEスチール株式会社
浸炭鋼部品
8日前
住友金属鉱山株式会社
銅の製錬方法
3か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
日本精線株式会社
銅合金
16日前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
日本製鉄株式会社
めっき鋼線
3か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
個人
複合材料および複合材料の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
日本製鉄株式会社
熱間圧延鋼材
12日前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
日本冶金工業株式会社
表面性状に優れたNi基合金
1か月前
中部リサイクル株式会社
銅含有物の製造方法
21日前
個人
セラックを用いた成型体及び構造体の製造方法
28日前
住友金属鉱山株式会社
酸化亜鉛鉱の製造方法
27日前
株式会社神戸製鋼所
鋼板およびその製造方法
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材及び軟磁性部品
3か月前
続きを見る
他の特許を見る