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公開番号
2025036245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024144078
出願日
2024-08-26
発明の名称
霧軽減のための装置及びプロセス
出願人
エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッド
,
AIR PRODUCTS AND CHEMICALS INCORPORATED
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
45/08 20060101AFI20250306BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】極低温液体を処理して液体を気化させることの結果として形成され得る霧の軽減のためのプロセス及びシステムに関する。
【解決手段】霧軽減のための装置及びプロセスは、霧が形成され、かつ現場を通って移動することを回避するために、霧形成を低減し、かつ/又は霧を水に凝縮する機構を含むことができる。実施形態は、極低温液体を気化させるために利用される気化器に隣接して位置付けられた少なくとも1つの霧収集機構を利用して、気化器に隣接して形成され得る霧が気化器を取り囲む空気から除去され、かつ気化器を越えて気化器を有する現場(例えば、水素燃料供給所など)の他のエリアに広がることが防止されるように構成され得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
霧軽減のための装置であって、前記装置が、
極低温液体を気化させるように構成された気化器に隣接して位置付け可能な少なくとも1つの霧収集デバイスを備え、前記少なくとも1つの霧収集デバイスが、霧軽減のために、前記気化器に隣接して形成可能な霧を収集して前記霧から水を除去するように構成されている、装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つの霧収集デバイスが、
前記気化器に隣接して位置付け可能なメッシュ本体、及び/又は
前記気化器の下部に隣接して、又は前記気化器の下方に位置付け可能な少なくとも1つのファンを備え、前記少なくとも1つのファンの本体が、前記霧を軽減するように可動である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの霧収集デバイスが、
チャンバを画定するように底部から延在する少なくとも1つの側壁を有するハウジングであって、前記気化器の少なくとも1つの支持体が、前記チャンバ内に位置付け可能であり、前記少なくとも1つの側壁の上部が、前記チャンバ内に前記霧を収集するために前記霧の霧フローが中を通って通過可能である口を画定する、ハウジングを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記霧の前記霧フローを前記チャンバへと駆動することを補助するように回転可能である、前記チャンバに隣接して位置付けられたファン、
前記霧フローを前記チャンバへと誘導するように、前記チャンバに隣接して位置付けられたファンネル、及び/又は
水を噴霧して前記チャンバ内に水幕を形成するように位置付けられたノズル装置を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記ノズル装置が、単一のノズル又は複数のノズルを備える、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記霧の前記霧フローを前記チャンバへと駆動することを補助するように回転可能である、前記チャンバに隣接して位置付けられたファン、
前記霧フローを前記チャンバへと誘導するように、前記チャンバに隣接して位置付けられたファンネル、及び
水を噴霧して前記チャンバ内に水幕を形成するように位置付けられたノズル装置を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記チャンバ内からの水が、水を噴霧して前記チャンバ内に水幕を形成するように位置付けられたノズル装置に通過可能であるように、前記ハウジングに接続された水再循環システムを備える、請求項3に記載の装置。
【請求項8】
前記水再循環システムが、ポンプを備え、前記ポンプが、前記ポンプと前記ハウジングの前記チャンバとの間に接続されたポンプ再循環供給導管を介して前記チャンバと流体連通している、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記霧の前記霧フローを前記チャンバへと駆動することを補助するように回転可能である、前記チャンバに隣接して位置付けられたファン、及び/又は
前記霧フローを前記チャンバへと誘導するように、前記チャンバに隣接して位置付けられたファンネルを備える、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
空気が前記極低温液体を気化させるための加熱媒体として前記気化器に供給される前に、前記空気から水を除去するように位置付けられた空気乾燥システムを備える、請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、極低温液体を処理して液体を気化させることの結果として形成され得る霧の軽減のためのプロセス及びシステムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
米国特許第6,401,767号、同第6,474,078号、同第6,619,336号、同第6,708,573号、同第6,745,801号、同第6,786,245号、同第7,028,724号、同第7,328,726号、同第7,793,675号、同第7,921,883号、同第8,020,589号、同第8,286,675号、同第8,365,777号、同第8,453,682号、同第8,899,278号、同第9,074,730号、同第9,151,448号、同第9,261,238号、同第9,279,541号、同第9,404,620号、同第9,863,583号、同第10,502,649号、同第10,508,770号、及び同第11,167,732号から、水素生成及び/又は供給システムの例が認知され得る。また、米国特許出願公開第2023/0137335号及び同第2023/0107342号から、水素貯蔵及び/又は分配システムの例が認知され得る。そのようなシステムは、車両の動作に動力供給する燃料として使用するために、車両に水素を提供することができる。
【発明の概要】
【0003】
我々は、水素貯蔵及び分配システム、並びに燃料(例えば、天然ガスベースのシステム)又はプロセスガス(例えば、酸素を加熱して燃料の燃焼のための酸化剤流を形成することができる液体酸素ベースのシステムなど)として流体を貯蔵及び分配するために極低温流体を利用する他のシステムが、近くの空気を冷却して霧を形成する(例えば、空気内の水蒸気の凝縮)周囲気化器の霧及び/又は冷温の外被の形成にしばしば寄与し得る動作をもたらし得ることを特定した。更に、我々は、貯蔵された極低温液体が燃料分配動作に利用される場合、そのような処理に利用され得る周囲空気気化器も、不所望な霧の形成に寄与し得ることを見出した。我々は、極低温液体を、空気中の水蒸気を水滴に凝縮する蒸気に加熱するために使用される気化器の冷温のシェルに起因して、そのような霧が形成され得、このことが、気化器の周りのかなりの霧に寄与し得ることを見出した。いくつかの場合、霧は、気化器の周りの比較的大きいエリア(例えば、気化器の周りの10メートル超、気化器の周りの15メートル超など)に広がり得る。
【0004】
我々は、霧の形成が望ましくないことを特定した。例えば、霧の形成は、視認性を低下させ、起こり得る安全性の問題を提起し得る。更に、我々は、霧の形成が望ましくない外観を生み出し、給油所又は他の場所に関する顧客の不安及び恐怖に寄与し得ることを特定した。そのような要因は、顧客が特定の給油所を使用したくないこと、又は特定の場所から離れることを選ぶことをもたらし得る。
【0005】
霧の形成及び/又は広がりを軽減することを補助することができる(例えば、霧の形成を回避するか、又は霧の形成を最小限に抑え、かつ/又は霧の拡散を最小限に抑える)我々のプロセス、装置、及びシステムの実施形態が提供され得る。そのような特徴を、現場でかなりの量の追加のスペースを必要とすることなく提供することができるように、実施形態を、霧軽減又は霧回避に関連付けられ得る全体的なフットプリントを最小限に抑えるように適合させることもできる。実施形態を、低ノイズの、低電力使用の、かつ/又は少なくとも1つの霧軽減デバイス若しくは霧軽減装置を介して霧軽減を経ている、気化器に隣接して形成された霧から生成された水の再利用可能性を有するそのような機能性を提供するように適合させることもできる。
【0006】
第1の態様では、霧軽減のための装置が提供される。装置の実施形態は、極低温液体を気化させるように構成された気化器に隣接して位置付け可能な少なくとも1つの霧収集デバイスを含むことができる。少なくとも1つの霧収集デバイスは、気化器に隣接して形成可能な霧を収集して、霧軽減のために霧から水を除去するように構成され得る。
【0007】
霧軽減は、例えば、霧形成を回避するか、又は霧の広がりを回避することを補助することができる。軽減のために、例えば、霧の形成を回避すること、霧の形成を最小限に抑えること、及び/又は霧の広がりを最小限に抑えることを含むことができる。
【0008】
第2の態様では、少なくとも1つの霧収集デバイスは、気化器に隣接して位置付け可能なメッシュ本体、及び/又は気化器の下部に隣接して、若しくは気化器の下方に位置付け可能な少なくとも1つのファンを含むことができる。少なくとも1つのファンの本体は、霧を軽減するように可動であり得る。例えば、ファンは、霧を分裂させてその広がりを最小限に抑えるように回転され得る1つ以上のアパーチャを有するディスクを含むことができる。別の例として、ファンは、霧を分断するか、又は霧形成を別様に軽減することを補助することができる回転可能なブレードを有する本体を含むことができる。
【0009】
第3の態様では、少なくとも1つの霧収集デバイスは、チャンバを画定するように底部から延在する少なくとも1つの側壁を有するハウジングを含むことができる。少なくとも1つの側壁の上部が、チャンバ内に霧を収集するために霧の霧フローが中を通って通過可能である口を画定することができる。いくつかの実施形態では、気化器の少なくとも1つの支持体が、いくつかの実施形態ではチャンバ内に位置付け可能であり得る。他の実施形態では、気化器の1つ以上の支持体が、チャンバ内になくてもよい。
【0010】
実施形態はまた、1つ以上の他の霧収集デバイスを含むことができる。例えば、装置はまた、霧の霧フローをチャンバへと駆動することを補助するように回転可能である、チャンバに隣接して位置付けられたファン、霧フローをチャンバへと誘導するようにチャンバに隣接して位置付けられたファンネル、及び/又は水を噴霧してチャンバ内に水幕を形成するように位置付けられたノズル装置を含むことができる。ノズル装置は、単一のノズル又は複数のノズルを含むことができる。いくつかの実施形態では、例えば、装置は、これらの要素の全てを含むことができる(例えば、装置は、霧の霧フローをチャンバへと駆動することを補助するように回転可能である、チャンバに隣接して位置付けられたファン、霧フローをチャンバへと誘導するようにチャンバに隣接して位置付けられたファンネル、及び/又は水を噴霧してチャンバ内に水幕を形成するように位置付けられたノズル装置を含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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