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公開番号
2025035557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023142667
出願日
2023-09-04
発明の名称
熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置
出願人
三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28F
9/02 20060101AFI20250307BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】扁平管に対してより円滑に冷媒を供給することで、安定的に動作することが可能な熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】熱交換器は、扁平板状をなし、内部に流路が形成されるとともに、上下方向に間隔をあけて配列された複数の扁平管と、複数の扁平管のそれぞれに連通することで、流路に冷媒を供給するヘッダと、ヘッダの内部に冷媒を導く流入管と、を備え、ヘッダは、内部に冷媒が流通する空間を有するヘッダ本体と、上下方向に延びることで、ヘッダ本体内の空間を、扁平管側の第一空間と第一空間とは反対側の第二空間とに区画する仕切板を有し、仕切板の下端部には、第一空間と第二空間とを連通する連通孔が形成され、連通孔の幅方向両側に設けられて、連通孔の開口面積を縮小させる一対の邪魔板をさらに有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
扁平板状をなし、内部に流路が形成されるとともに、上下方向に間隔をあけて配列された複数の扁平管と、
前記複数の扁平管のそれぞれに連通することで、前記流路に冷媒を供給するヘッダと、
ヘッダの内部に冷媒を導く流入管と、
を備え、
前記ヘッダは、
内部に冷媒が流通する空間を有するヘッダ本体と、
前記上下方向に延びることで、前記ヘッダ本体内の前記空間を、前記扁平管側の第一空間と該第一空間とは反対側の第二空間とに区画する仕切板を有し、該仕切板の下端部には、前記第一空間と前記第二空間とを連通する連通孔が形成され、
該連通孔の幅方向両側に設けられて、該連通孔の開口面積を縮小させる一対の邪魔板をさらに有する熱交換器。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記邪魔板は、前記流入管の延びる方向から見て矩形状をなし、該邪魔板の下側の端縁は、前記連通孔の下側の端縁から上方に離間している請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記邪魔板は、前記流入管の延びる方向から見て、下方から上方に向かうに従って幅方向の寸法が拡大している請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記流入管は、前記連通孔の幅方向における中央部に設けられ、前記一対の邪魔板の前記幅方向の寸法は互いに同等である請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記流入管は、前記連通孔の幅方向における一方側に偏って配置され、前記一対の邪魔板のうち、前記一方側の前記邪魔板の前記幅方向の寸法が、他方側の前記邪魔板の前記幅方向の寸法よりも小さい請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記流入管は、前記第二空間に前記冷媒を噴出する噴射孔を有し、
前記噴射孔の噴射方向は、下方に向かうに従って、前記第二空間側から前記第一空間側に向かって延びており、
前記ヘッダ本体における前記噴射孔と対向する領域には、前記第二空間側から前記第一空間側に向かうに従って下方に延びることで前記冷媒を前記連通孔に向けて案内する傾斜面を有する案内部が設けられている請求項1に記載の熱交換器。
【請求項7】
請求項1に記載の熱交換器と、
該熱交換器に空気を送る送風機と、
を備える熱交換器ユニット。
【請求項8】
請求項7に記載の熱交換器ユニットを備える冷凍サイクル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
空気調和機に用いられる熱交換器として、複数の扁平管と、複数のフィンと、一対のヘッダと、を備えたマルチフロー型熱交換器が知られている(例えば下記特許文献1)。
複数の扁平管は、上下方向に間隔を空けた状態で、複数のフィンに挿入されている。各扁平管には、幅方向に間隔をあけて配置された複数の流路が形成されている。複数のフィンは、扁平管が延びる方向に間隔を空けて配置されている。
【0003】
一対のヘッダは、それぞれ上下方向に延びている。一方のヘッダは、複数の扁平管の一方の端部を収容した状態で、複数の扁平管と接続されている。他方のヘッダは、複数の扁平管の他方の端部を収容した状態で、複数の扁平管と接続されている。
【0004】
ヘッダ内には、内部空間を二つに区画する仕切板が設けられている。また、ヘッダ内には、冷媒を当該ヘッダに供給するための流入管が設けられている。流入管から噴出した冷媒は、仕切板の下部に設けられた連通孔を通じて、仕切板の反対側の空間に流れ込み、各扁平管に分配される。従来、連通孔の形状は矩形状であることが一般的であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/078066号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のように連通孔が単純な矩形である場合、流入管から噴出した冷媒が連通孔の角部の領域を通じて逆流してしまう可能性がある。そのため、扁平管に対して円滑に冷媒を供給することができないという課題があった。
【0007】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、扁平管に対してより円滑に冷媒を供給することで、安定的に動作することが可能な熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示に係る熱交換器は、扁平板状をなし、内部に流路が形成されるとともに、上下方向に間隔をあけて配列された複数の扁平管と、前記複数の扁平管のそれぞれに連通することで、前記流路に冷媒を供給するヘッダと、ヘッダの内部に冷媒を導く流入管と、を備え、前記ヘッダは、内部に冷媒が流通する空間を有するヘッダ本体と、前記上下方向に延びることで、前記ヘッダ本体内の前記空間を、前記扁平管側の第一空間と該第一空間とは反対側の第二空間とに区画する仕切板を有し、該仕切板の下端部には、前記第一空間と前記第二空間とを連通する連通孔が形成され、該連通孔の幅方向両側に設けられて、該連通孔の開口面積を縮小させる一対の邪魔板をさらに有する。
【0009】
本開示に係る熱交換器ユニットは、上記の熱交換器と、該熱交換器に空気を送る送風機と、を備える。
【0010】
本開示に係る冷凍サイクル装置は、上記の熱交換器ユニットを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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