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公開番号
2025034839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141489
出願日
2023-08-31
発明の名称
車両の走行制御システム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60W
30/16 20200101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約
【課題】MT車両においてACC機能による加速中の変速操作に伴う無用なエンジン回転数上昇を防止しつつ、ブリッピング操作によるエンジン回転数調整を行えるようにする。
【解決手段】エンジンコントローラとACCコントローラを備えたMT車両の走行制御システムにおいて、ACC機能の作動中にクラッチがONされた場合、エンジンコントローラは、ACCコントローラからのトルク要求を棄却し、エンジンコントローラの判断によるトルク目標値にエンジン出力を制御するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの出力を変速機に解除可能に伝達するクラッチと、
前記クラッチの解除操作を行うクラッチペダルと、
前記クラッチペダルが踏まれたときにON信号を送信するクラッチ情報部と、
トルク要求に応じて前記エンジンの出力を制御するエンジンコントローラと、
自車前方に先行車が存在しない場合は設定車速で走行し、自車前方に設定車速未満で走行する先行車が存在する場合は、設定車間時間を維持して追従走行するACC機能を実行すべく車両の速度制御を行うACCコントローラと、
を備えた車両の走行制御システムにおいて、
前記ACC機能の作動中に前記クラッチがONされた場合、前記エンジンコントローラは、前記ACCコントローラからのトルク要求を棄却し、前記エンジンコントローラの判断によるトルク目標値にエンジン出力を制御するように構成されている
ことを特徴とする、車両の走行制御システム。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記ACC機能の作動中に前記クラッチがONされ、前記エンジンコントローラが前記ACCコントローラからのトルク要求を棄却した前記場合に、運転者によるアクセル操作が検知された場合は、前記アクセル操作によるトルク要求に従ってエンジン出力を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の車両の走行制御システム。
【請求項3】
前記ACC機能の作動中に前記クラッチが解除され、前記エンジンコントローラが前記ACCコントローラからのトルク要求を棄却した後は、エンジン回転数とクラッチ係合率を監視し、クラッチ係合率に応じた割合で前記ACCコントローラからのトルク要求をエンジン出力の制御に反映させるように構成されていることを特徴とする、請求項2記載の車両の走行制御システム。
【請求項4】
前記ACC機能の作動中に前記クラッチが解除され、前記エンジンコントローラが前記ACCコントローラからのトルク要求を棄却した後、前記クラッチの部分的係合が検知された時から所定時間は、前記アクセル操作によるトルク要求を棄却するように構成されていることを特徴とする、請求項3記載の車両の走行制御システム。
【請求項5】
前記ACC機能による減速停止前に運転者によって前記クラッチが解除され、前記ACC機能により停止している状態から、クラッチ係合率に応じた割合で前記ACCコントローラからのトルク要求をエンジン出力の制御に反映させて再発進する場合は、前記所定時間よりも長い第2の所定時間に亘り、前記アクセル操作によるトルク要求を棄却するように構成されていることを特徴とする、請求項4記載の車両の走行制御システム。
【請求項6】
前記ACC機能による減速停止前に運転者によって前記クラッチが解除され、前記ACC機能により停止している状態から、クラッチ係合率に応じた割合で前記ACCコントローラからのトルク要求をエンジン出力の制御に反映させて再発進する場合であって、自車前方に先行車が存在しない場合は、前記ACCコントローラは、走行中よりも高いトルク要求を出力するように構成されていることを特徴とする、請求項3記載の車両の走行制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行制御システムに関し、さらに詳しくは、マニュアルトランスミッション車両の走行制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の運転支援機能として、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が公知である。このACC機能は、自車前方に先行車が存在しない場合は設定車速で定速走行し、自車前方に設定車速未満で走行する先行車が存在する場合は、設定車間時間を維持して先行車に追従走行する走行制御機能であり、当初は高速度域に限定して実施されていたが、その後、減速停止・再発進を含めた全車速域に対応するようになっている。
【0003】
ACC機能は、オートマチックトランスミッション車両(AT車)だけでなく、マニュアルトランスミッション車両(MT車)にも採用されている。但し、MT車では、全車速対応とすると、車両システムの追従制御による減速停止などに合わせて運転者が適切に変速操作を行う必要があり、一定の運転技量が要求される。そのため、下限速度(例えば30km/h)以下でACC機能が解除されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-46085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、MT車両でACC機能による加速中に、運転者が変速操作を行う際にクラッチが切れた瞬間にエンジンが吹き上がる傾向が認められた。すなわち、ACC機能による加速中は、ACCコントローラからのトルク要求をエンジンコントローラが受けてエンジン出力を制御しているため、ACCコントローラがクラッチ解除を判断してエンジンコントローラへのトルク要求(加速要求)を解除するまでの間のタイムラグがエンジン回転数上昇の原因となっていた。
【0006】
一方、一部の運転者は、変速操作中にエンジン回転数の急変(いわゆる変速ショック)を避けるため、変速後のギア段に対応するエンジン回転数を目標として、アクセルペダルでエンジン回転数を調整しながら、クラッチを繋げる操作を行っている。この操作をブリッピングと呼ぶが、ACC機能による加速中における変速操作では、上記のようにトルク要求が解除されており、ブリッピング操作を行うことはできなかった。
【0007】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、MT車両においてACC機能による加速中の変速操作に伴う無用なエンジン回転数上昇を防止しつつ、ブリッピング操作によるエンジン回転数調整を行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、
エンジンの出力を変速機に解除可能に伝達するクラッチと、
前記クラッチの解除操作を行うクラッチペダルと、
前記クラッチペダルが踏まれたときにON信号を送信するクラッチ情報部と、
トルク要求に応じて前記エンジンの出力を制御するエンジンコントローラと、
自車前方に先行車が存在しない場合は設定車速で走行し、自車前方に設定車速未満で走行する先行車が存在する場合は、設定車間時間を維持して追従走行するACC機能を実行すべく車両の速度制御を行うACCコントローラと、
を備えた車両の走行制御システムにおいて、
前記ACC機能の作動中にクラッチがONされた場合、前記エンジンコントローラは、前記ACCコントローラからのトルク要求を棄却し、前記エンジンコントローラの判断によるトルク目標値にエンジン出力を制御するように構成されている
ことを特徴とする、車両の走行制御システムにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る車両の走行制御システムは、上記構成により、ACCコントローラによるトルク要求解除を待つ必要が無くタイムラグが発生しないので、変速操作に伴う無用なエンジン回転数の上昇を防止できる。また、クラッチ解除以降、エンジンコントローラは、ACCコントローラのトルク要求と独立してエンジン出力を制御できるので、ブリッピング操作によるエンジン回転数の調整を行える利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明実施形態に係る車両の走行制御システムを示すブロック図である。
本発明実施形態に係る走行制御を示すフローチャートである。
本発明実施形態に係る走行制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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