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公開番号
2025034206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140453
出願日
2023-08-30
発明の名称
蒸発器の製造方法
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F28D
15/02 20060101AFI20250306BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】発熱体の取り付けを安定して行うことが可能な蒸発器の製造方法を提供すること。
【解決手段】本開示の蒸発器の製造方法は、内部に液相の作動流体が流入可能な第1の空間が形成された平板状のウィックを準備する工程と、前記ウィックの外周囲の一面を覆うと共に、内面に溝状の複数本のグルーブが設けられた平板状の複数のカバー片のうちの少なくとも1つの外面の表面積を増大させる処理を行う工程と、前記ウィックの外周囲を覆うように複数の前記カバー片を前記グルーブが設けられた面が前記ウィックの外面に当接するように配置する工程と、前記ウィックの外周囲に配置された複数の前記カバー片同士を接合する工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に液相の作動流体が流入可能な第1の空間が形成された平板状のウィックを準備する工程と、
前記ウィックの外周囲の一面を覆うと共に、内面に溝状の複数本のグルーブが設けられた平板状の複数のカバー片のうちの少なくとも1つの外面の表面積を増大させる処理を行う工程と、
前記ウィックの外周囲を覆うように複数の前記カバー片を前記グルーブが設けられた面が前記ウィックの外面に当接するように配置する工程と、
前記ウィックの外周囲に配置された複数の前記カバー片同士を接合する工程と、を備える、
蒸発器の製造方法。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記表面積を増大させる処理は、粗化処理、化成処理及びメッキ処理のいずれか1つを少なくとも含む、
請求項1に記載の蒸発器の製造方法。
【請求項3】
外面の表面積を増大させる処理を行う工程を実行した後の前記カバー片に、ひずみ取り焼鈍を行う工程をさらに備える、
請求項1に記載の蒸発器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蒸発器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物の冷却を行う装置として、高温部で流体を液相から気相に変化させ、低温部で気相から液相に変化させる気液相変化を利用することにより熱移動を行うループ型ヒートパイプが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-181469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年は高輝度LEDやパワーモジュールのような大電流が流れる電子部品を使用する機会が増えている。そして、このような電子部品を含む回路モジュールは発熱量が大きいため、効率的な冷却を行うことが必要である。このような事情から、上記特許文献1に記載されたようなループ型ヒートパイプを利用することが検討される。
【0005】
ループ型ヒートパイプを用いて回路モジュール等の発熱体の冷却を行う場合には、発熱体をループ型ヒートパイプの蒸発器に取り付ける必要がある。蒸発器と発熱体との取り付けは、両者の間に他の部材をできるだけ介在させない方が、高い熱伝導性が維持でき好ましい。この点を踏まえて、蒸発器に発熱体を直接取り付けようとした場合、接着剤等を用いて取り付けることが想定される。しかし、蒸発器の表面を覆うカバーは表面が滑らかなステンレス鋼(SUS)等で形成されていることが多いため、接着剤等では発熱体を安定して接合させることが難しく、また、高い接合力を得ることが困難である。
【0006】
本開示は、上述の問題点に鑑み、発熱体の取り付けを安定して行うことが可能な蒸発器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様に係る蒸発器の製造方法は、内部に液相の作動流体が流入可能な第1の空間が形成された平板状のウィックを準備する工程と、前記ウィックの外周囲の一面を覆うと共に、内面に溝状の複数本のグルーブが設けられた平板状の複数のカバー片のうちの少なくとも1つの外面の表面積を増大させる処理を行う工程と、前記ウィックの外周囲を覆うように複数の前記カバー片を前記グルーブが設けられた面が前記ウィックの外面に当接するように配置する工程と、前記ウィックの外周囲に配置された複数の前記カバー片同士を接合する工程と、を含む。
【0008】
このような蒸発器の製造方法においては、カバー片に表面積を増大させる処理を施すことで、蒸発器の一面に高い接合力でかつ安定して発熱体を取り付けることができるようになる。
【0009】
本開示の第2の態様に係る蒸発器の製造方法は、上記本開示の第1の態様に係る蒸発器の製造方法において、前記表面積を増大させる処理は、粗化処理、化成処理及びメッキ処理のいずれか1つを少なくとも含む。
【0010】
このような蒸発器の製造方法においては、簡単な方法でカバー片の表面積を増大させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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