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公開番号2025033741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139687
出願日2023-08-30
発明の名称重畳画像表示装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G01C 21/36 20060101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の進行方向前方に道路が合流する合流地点と道路が分岐する分岐地点が連続してある場合に、合流地点と分岐地点の案内を視覚的に分かりやすく行うことを可能にした重畳画像表示装置を提供する。
【解決手段】車両の進行方向前方にあって道路が合流する合流地点と分岐地点を取得し、車両の進行方向前方に合流地点、分岐地点の順で連続してある場合に、合流地点に対する案内と分岐地点に対する案内を併せて行う案内オブジェクトを表示する一方で、特に案内オブジェクトの表示では、合流地点と分岐地点の位置関係に基づいて案内オブジェクトの形状を変化させて表示するように構成する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
車両において前記車両の乗員へ情報を案内する案内オブジェクトを、前記車両周辺の風景に重畳して視認させる重畳画像表示装置であって、
車両の進行方向前方にあって道路が合流する合流地点を取得する合流地点取得手段と、
車両の進行方向前方にあって道路が分岐する分岐地点を取得する分岐地点取得手段と、
車両の進行方向前方に前記合流地点、前記分岐地点の順で連続してある場合に、前記合流地点に対する案内と前記分岐地点に対する案内を併せて行う前記案内オブジェクトを表示するオブジェクト表示手段と、を有し、
前記オブジェクト表示手段は、前記合流地点と前記分岐地点の位置関係に基づいて前記案内オブジェクトの形状を変化させて表示する重畳画像表示装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記オブジェクト表示手段により表示される前記案内オブジェクトは、前記合流地点における車線の状態を車線毎にエリアを区分して示す合流案内オブジェクトと、前記分岐地点における車線の状態を車線毎にエリアを区分して示す分岐案内オブジェクトと、を含む請求項1に記載の重畳画像表示装置。
【請求項3】
前記合流地点と前記分岐地点との間の距離を取得する距離取得手段を有し、
前記オブジェクト表示手段は、
前記エリアの角部に切り欠きが形成された前記合流案内オブジェクト及び前記分岐案内オブジェクトを表示し、
前記合流地点と前記分岐地点との間の距離によって前記合流案内オブジェクトに形成された前記切り欠きの角度を段階的に変化させる請求項2に記載の重畳画像表示装置。
【請求項4】
前記合流地点と前記分岐地点との間の距離を取得する距離取得手段を有し、
前記オブジェクト表示手段は、
前記車両周辺の風景の内、車両が走行する道路の上方に重畳するように前記合流案内オブジェクト、前記分岐案内オブジェクトの順に下から並べて表示し、
前記合流地点と前記分岐地点との間の距離が長い程、前記合流案内オブジェクトと前記分岐案内オブジェクトの間隔をより広くして表示する請求項2に記載の重畳画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行支援を行う重畳画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両の乗員に対して経路案内や障害物の警告等の車両の走行支援を行う為の各種情報を提供する情報提供手段として、様々な手段が用いられている。例えば、車両に設置された液晶ディスプレイによる表示や、スピーカから出力する音声等である。そして、近年、このような情報提供手段の一つとして、乗員の周辺環境(風景、実景)に重畳する画像を表示することによって、情報の提供を行う装置がある。例えば、ヘッドアップディスプレイ、ウインドウシールドディスプレイの他、液晶ディスプレイに表示した車両周辺の撮像画像に重畳して画像を表示する方法等が該当する。
【0003】
ここで、車両が走行するに際して車両にとって有益な情報として特に車両がこれから走行する道路、即ち進行方向前方の道路の道路状況が挙げられる。上述した情報提供手段によって道路状況を案内する技術として例えば特開2021-128769号公報には、車両が走行する道路において渋滞列を検出した場合に渋滞列の先頭と末尾を特定し、渋滞列の先頭車両の位置と末尾車両の位置を渋滞列の案内情報としてディスプレイに表示する技術について提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-128769号公報(段落0060-0066)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1の技術では渋滞列が発生している車線及び範囲を案内することが可能であるが、渋滞列が発生していない車線であっても特定の区間において車の流れが急に悪化する状況が生じる場合がある。例えば、図15に示すように道路が合流する合流地点と道路が分岐する分岐地点が連続してある区間は、車線間を移動する車両によってその区間において流れが悪化することが知られている。特に図15に示すように合流する車線や分岐する車線201が混雑していると、混雑する車線に進入しようとする車両によって混雑していない本線の車線202まで流れが大きく悪化する場合がある。また、合流する車線や分岐する車線201が混雑していなかったとしても、合流地点から分岐地点までの距離が短い(例えば1km未満)場合には、無理な車線移動を行う車両によって同様に本線の車線202の流れが大きく悪化する場合がある。
【0006】
上記特許文献1の技術では渋滞列の案内は可能であるが、渋滞列が発生していなければ本線の車線202の流れが悪くなっていることまで事前に案内することができなかった。その結果、該当する区間に接近した時点で予期せず車の流れが急に悪化してブレーキ操作が必要になるなど運転者に負担が生じる問題がある。このような問題から車両の進行方向前方に合流地点と分岐地点が連続してある場合については合流地点と分岐地点に対する特別な案内を行うことが望まれている。
【0007】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、特に車両の進行方向前方に道路が合流する合流地点と道路が分岐する分岐地点が連続してある場合に、合流地点と分岐地点の案内を視覚的に分かりやすく行うことを可能にした重畳画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため本発明に係る重畳画像表示装置は、車両において前記車両の乗員へ情報を案内する案内オブジェクトを、前記車両周辺の風景に重畳して視認させる重畳画像表示装置であって、車両の進行方向前方にあって道路が合流する合流地点を取得する合流地点取得手段と、車両の進行方向前方にあって道路が分岐する分岐地点を取得する分岐地点取得手段と、車両の進行方向前方に前記合流地点、前記分岐地点の順で連続してある場合に、前記合流地点に対する案内と前記分岐地点に対する案内を併せて行う前記案内オブジェクトを表示するオブジェクト表示手段と、を有し、前記オブジェクト表示手段は、前記合流地点と前記分岐地点の位置関係に基づいて前記案内オブジェクトの形状を変化させて表示する。
尚、「風景」とは、実際に車両から視認される風景(実景)に加えて、風景を撮像した画像、風景を再現した画像等も含む。
また、「連続してある」とは、合流地点と分岐地点との間に少なくとも他の道路が接続される地点を含まないこととする。
【発明の効果】
【0009】
前記構成を有する本発明に係る重畳画像表示装置によれば、特に車両の進行方向前方に道路が合流する合流地点と道路が分岐する分岐地点が連続してある場合に、車両周辺の風景に重畳して表示された案内オブジェクトにより合流地点と分岐地点の案内を併せて行うことにより、合流地点と分岐地点の存在に加えて、合流地点と分岐地点の間の位置関係についても特定した案内を視覚的に分かりやすく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
渋滞情報の生成の為のプローブカーシステムを説明した図である。
第1実施形態に係る走行支援処理プログラムのフローチャートである。
合流区間の距離の算出方法について説明した図である。
第1案内オブジェクト表示処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
撮像画像に含まれる車線の検出方法について説明した図である。
合流地点と分岐地点が連続する場合の道路形状の一例を示した図である。
液晶ディスプレイに表示される第1案内オブジェクトの一例を示した図である。
第1案内オブジェクトの表示例を示した図である。
第2案内オブジェクト表示処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
液晶ディスプレイに表示される第2案内オブジェクトの一例を示した図である。
第2案内オブジェクトの表示例を示した図である。
第2実施形態に係る重畳画像表示装置の概略構成図である。
第2実施形態に係る重畳画像表示装置における案内オブジェクトの表示例を示した図である。
従来技術の問題点について説明した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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