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公開番号
2025071640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181984
出願日
2023-10-23
発明の名称
フロア部材
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20250428BHJP(車両一般)
要約
【課題】電動車においてフロア面の強度を担保しつつフロア面の上側に設けられる車室空間を広く確保可能なフロア部材を提供する。
【解決手段】電動車を駆動する駆動源に電力を供給するバッテリ2を覆うように当該バッテリ2の上に配置され、車室の床下に設けられたフロア部材10であって、バッテリ2の上面を覆う下板11と、下板11の上方に設けられる上板12と、下板11と上板12との間を複数の領域Rに区画する複数の区画壁13と、が一体的に形成されたフロア本体15を備え、上板12の厚みW2が下板11の厚みW1より大きい。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電動車を駆動する駆動源に電力を供給するバッテリを覆うように当該バッテリの上に配置され、車室の床下に設けられたフロア部材であって、
前記バッテリの上面を覆う下板と、前記下板の上方に設けられる上板と、前記下板と前記上板との間を複数の領域に区画する複数の区画壁と、が一体的に形成されたフロア本体を備え、
前記上板の厚みが前記下板の厚みより大きいフロア部材。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記複数の前記領域には、前記バッテリを冷却する冷却流体が流通する請求項1に記載のフロア部材。
【請求項3】
前記フロア本体の両側方に設けられたエネルギー吸収部材を更に備え、
前記エネルギー吸収部材は、前記フロア本体と一体化されている請求項1又は2に記載のフロア部材。
【請求項4】
前記エネルギー吸収部材は、前記上板と一体化された状態で前記フロア本体よりも上方に配置されている請求項3に記載のフロア部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリの上に配置されたフロア部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)は、モータを駆動させるためのバッテリを備えている。電動車のバッテリは、乗員の足元であるフロアパネルの下方に配置されることが多い。
【0003】
特許文献1には、電動車のフロアにおいて、フロアパネルと、フロアパネルの下方に配置されるバッテリパックとを有するフロア構造が開示されている。このフロア構造のバッテリパックは、バッテリと、バッテリケースと、バッテリケースの上部の開口を覆うバッテリカバーと、を備える。バッテリカバーは、ロアプレートとアッパプレートとが接合されて構成されている。
【0004】
特許文献2には、電動車のフロアにおいて、フロアパネルと、フロアパネルの下方に配置されるバッテリユニットと、を有するフロア構造が開示されている。このフロア構造のバッテリユニットは、トレイ部材とカバー部材とを含むバッテリケースを備えており、バッテリユニットの内部に収容された電気部品が電磁波の影響を受けないように金属部材を更に備えて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-96930号公報
特開2009-83599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に開示された電動車のフロア構造の場合、フロアパネルと、バッテリケース(又はバッテリユニット)のバッテリカバーとが別々に存在する。また、特許文献1に開示された電動車のフロア構造の場合、バッテリケースに格納されたバッテリを冷却するためのヒートシンクが設けられている。フロア構造に当該ヒートシンクを配置するうえで、バッテリカバーを二部材で構成し、これら二部材を接合しつつ両者の間に適当な間隔を設ける必要があった。そのため、フロア構造は、複数の部材を接合して構成されることで、フロア面の強度が低くなるおそれがあり、さらにフロアパネルの上側に設けられる車室空間が狭くなる傾向にあった。このように、電動車のフロア部材にはさらなる改良の余地があった。
【0007】
そこで、電動車においてフロア面の強度を担保しつつ上側に設けられる車室空間を広く確保可能なフロア部材が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るフロア部材の一つの実施形態は、電動車を駆動する駆動源に電力を供給するバッテリを覆うように当該バッテリの上に配置され、車室の床下に設けられたフロア部材であって、前記バッテリの上面を覆う下板と、前記下板の上方に設けられる上板と、前記下板と前記上板との間を複数の領域に区画する複数の区画壁と、が一体的に形成されたフロア本体を備え、前記上板の厚みが前記下板の厚みより大きい。
【0009】
本実施形態によると、フロア部材が、バッテリの上面を覆う下板と、下板の上方に設けられる上板と、下板と上板との間を複数の領域に区画する複数の区画壁と、が一体的に形成されたフロア本体を備えるので、複数の部材の接合箇所を減少させることが可能となり、フロア部材のスペースを小さくできる。これにより、電動車においてフロア部材の上方に設けられる車室を広く確保できる。また、フロア本体では、上板の厚みが下板の厚みより大きいので、上板によってフロア面の強度を向上させることができる。こうして、フロア面の強度を担保しつつ上方に設けられる車室を広く確保可能なフロア部材を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電動車におけるバッテリユニット及びフロア部材の配置を表す側面図である。
電動車におけるバッテリユニット及びフロア部材の配置を表す平面図である。
バッテリユニット及びフロア部材の斜視図である。
バッテリユニット及びフロア部材の断面図である。
バッテリユニット及びフロア部材の側断面図である。
フロア部材の要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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