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公開番号
2025080650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193937
出願日
2023-11-14
発明の名称
車体下部構造
出願人
株式会社アイシン
,
アイシン軽金属株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約
【課題】製造が容易で衝撃吸収部材と連結対象とを強固に連結可能でコンパクトな車体下部構造を提供する。
【解決手段】衝撃吸収部材15と、衝撃吸収部材15の孔部15Pの内面に圧着状態で固定された筒状部材17と、筒状部材17の内部空間17sに挿通されたボルト18と、を備えている。筒状部材17には、衝撃吸収部材15の孔部15Pから外側に突出した外端部17yに当接面が形成され、衝撃吸収部材15の内部に外端部17yよりも拡径した拡径領域17xが形成されており、筒状部材17の当接面と連結対象12とが当接した状態で、筒状部材17の内部空間17sおよび連結対象のボルト挿通孔12aに挿通されたボルト18により連結されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、
前記衝撃吸収部材に形成された孔部の内面に圧着状態で固定された筒状部材と、
前記筒状部材の内部空間に挿通されたボルトと、を備え、
前記筒状部材には、前記衝撃吸収部材の前記孔部から外側に突出した外端部に連結対象と当接する当接面が形成され、前記衝撃吸収部材の内部に前記外端部よりも拡径した拡径領域が形成されており、
前記筒状部材の前記当接面と前記連結対象とが当接した状態で、前記筒状部材の前記内部空間および前記連結対象のボルト挿通孔に挿通された前記ボルトにより連結されている車体下部構造。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記衝撃吸収部材に対して車幅方向に隣り合ってバッテリケースが配置されており、
前記衝撃吸収部材より下側に前記バッテリケースの下方を覆うシェアパネルが配置されており、
前記連結対象が、前記バッテリケースのブラケット、又は、前記シェアパネルの少なくとも一方である請求項1に記載の車体下部構造。
【請求項3】
前記連結対象が、前記シェアパネルであり、
前記衝撃吸収部材に前記シェアパネルを連結する前記ボルトの頭部は、前記シェアパネルの最下面よりも上側に位置している請求項2に記載の車体下部構造。
【請求項4】
前記連結対象が、前記ブラケット及び前記シェアパネルであり、
前記筒状部材の前記内部空間と、前記シェアパネルの前記ボルト挿通孔と、前記ブラケットの前記ボルト挿通孔とに亘って挿通された前記ボルトにより共締めされている請求項2又は3に記載の車体下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体下部構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示される車両は、走行用モータ等に電力を供給するため、車室フロアの下側にバッテリ等の電源を配置している。また、この車両は、側方から作用する衝撃からキャビン内の乗員を保護し、電源の破損を抑制するため、衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収部材(文献では、EAメンバ)をロッカの下側に備えている。
【0003】
特許文献1に示される車両は、衝撃吸収部材を上下方向に貫通するボルトによってロッカに固定している。また、特許文献1に示される車両は、バッテリの底面と、衝撃吸収部材の底面とに亘って支持板を配置し、この支持板をEAメンバにボルトで固定することでバッテリを支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-146749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される衝撃吸収部材は、上板と下板とを有し、これらの中間に複数の空間を形成している。この上板を上下方向に貫通し、上側に延出するカラーを上板に溶接固定しており、このカラーの内部空間に対し上下に挿通されるボルト(文献ではボルト31)によって、衝撃吸収部材をロッカに連結している。この連結は、カラーの上端をロッカの下面に当接させた状態でボルトの上端にナットを螺合させ、このナットとカラー上端の当接面との間にロッカの下壁を挟み込む形態での締結が行われる。
【0006】
また、この特許文献1では、カラーが衝撃吸収部材の上下に貫通しており、このカラーの内部空間に対し上下に挿通されるボルト(文献ではボルト31)よりも車体内側にもボルト(文献ではボルト33)を備え、これらのボルトにより支持板を衝撃吸収部材の下面に固定する構成が示されている。
【0007】
衝撃吸収部材をロッカに連結するため、例えば、特許文献1に記載されるように衝撃吸収部材にカラーを貫通させ、溶接により衝撃吸収部材の上板にカラーを固定する構成は、衝撃吸収部材の上面とロッカの下面との間に間隙を形成する。しかしながら、衝撃吸収部材にカラーを溶接する際には、溶接時の熱により衝撃吸収部材やカラーが歪み精度管理が困難になることや、溶接工程に必要な装置や専用の治具を必要とすることから製造コストの上昇を招き、CO2の発生による環境への影響も考えられ、改善の余地がある。特に、衝撃吸収部材の上板にカラーを溶接した構成では、溶接のビードがカラー外周に突出形態で形成されるため、例えば、衝撃吸収部材の上板とロッカの底面とを近接させる距離確保に限界があった。
【0008】
このような理由から、製造が容易で衝撃吸収部材と連結対象とを強固に連結可能でコンパクトな車体下部構造が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る連結機構の特徴構成は、衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、前記衝撃吸収部材に形成された孔部の内面に圧着状態で固定された筒状部材と、前記筒状部材の内部空間に挿通されたボルトと、を備え、前記筒状部材には、前記衝撃吸収部材の前記孔部から外側に突出した外端部に連結対象と当接する当接面が形成され、前記衝撃吸収部材の内部に前記外端部よりも拡径した拡径領域が形成されており、前記筒状部材の前記当接面と前記連結対象とが当接した状態で、前記筒状部材の前記内部空間および前記連結対象のボルト挿通孔に挿通された前記ボルトにより連結されている点にある。
【0010】
本特徴構成における衝撃吸収部材は、内部に筒状部材の拡径領域が形成されており、筒状部材の外面が衝撃吸収部材の孔部の内面に圧着されることにより、筒状部材と一体化されている。このため、衝撃吸収部材に筒状部材を固定する溶接工程が不要となる。また、筒状部材は、衝撃吸収部材の孔部から外側に突出した外端部の当接面を連結対象に当接させ、筒状部材の内部空間に挿通したボルトを、連結対象のボルト挿通孔に挿通し、ボルトにより、衝撃吸収部材と連結対象との連結を実現する。従って、製造が容易で衝撃吸収部材と連結対象とを強固に連結する車体下部構造が得られた。また、溶接が不要であるため、溶接ビードの発生がなくコンパクトが図られ、溶接時の熱による歪みがなく高い精度管理が可能となる。更に、CO2の発生による環境への影響も低減できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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