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公開番号
2025033351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139028
出願日
2023-08-29
発明の名称
ナノバブル含有組成物の製造方法及び製造装置
出願人
株式会社J-LABO
,
株式会社万立
代理人
弁理士法人IPRコンサルタント
主分類
B01F
23/2373 20220101AFI20250306BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】生産性、分散性及び安全性が高く、特に化粧品や医薬部外品に適した衛生的に安全なナノサイズの水素ガス及び/又は炭酸ガスを長時間分散保持することのできるナノバブル含有組成物(水素ガス及び/又は炭酸ガス組成物)の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】水素ガス及び/又は炭酸ガスを、メンブレンフィルタを通して、生理的に許容可能な媒体である流体状の基材中に分散させる分散工程と、前記基材中に分散した水素ガス及び/又は炭酸ガスを超音波により微細化する微細化工程と、を含むこと、を特徴とするナノバブル含有組成物の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水素ガス及び/又は炭酸ガスを、メンブレンフィルタを通して、生理的に許容可能な媒体である流体状の基材中に分散させる分散工程と、
前記基材中に分散した水素ガス及び/又は炭酸ガスを超音波により微細化する微細化工程と、
を含むこと、
を特徴とするナノバブル含有組成物の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記分散工程において、振動子によって前記基材に超音波を照射しながら、水素ガス及び/又は炭酸ガスを、前記メンブレンフィルタを通して、前記基材に分散させること、
を特徴とする請求項1に記載のナノバブル含有組成物の製造方法。
【請求項3】
前記振動子の波長が0.5MHz~3MHzであること、
を特徴とする請求項2に記載のナノバブル含有組成物の製造方法。
【請求項4】
前記分散工程と前記微細化工程とを同時に実施すること、
を特徴とする請求項1に記載のナノバブル含有組成物の製造方法。
【請求項5】
生理的に許容可能な媒体である流体状の基材を供給する第一のポンプと、
前記基材に水素ガス及び/又は炭酸ガスを分散させるための第二のポンプと、
前記基材に分散される前の前記水素ガス及び/又は炭酸ガスが通るメンブレンフィルタと、
前記水素ガス及び/又は炭酸ガスを分散させる前記基材に超音波を照射するための振動子と、
を具備すること、
を特徴とするナノバブル含有組成物の製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナノサイズの水素ガス及び/又は炭酸ガスを含みマッサージオイルやボディーケア用化粧料に好適に用いることのできるナノバブル含有組成物(水素ガス及び/又は炭酸ガス組成物)の整合方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
身体にスキンオイル等を塗布することで、皮膚に潤い、潤滑性及び保湿効果を与えられることは、従来からよく知られている。このメカニズムについては、大まかにいうと、油膜等によって皮膚から水分が蒸発するのが抑制されることが起因している。
特にエステ等で利用されるマッサージオイルの場合、その油膜による潤滑性により皮膚を傷めることなくマッサージが可能であり、スキンオイルやマッサージオイルは、鎮静作用等のある香油や皮膚から吸収される栄養素等を添加してボディーケアなどに利用することも可能である。
【0003】
なかでも、上記のスキンオイルに入れる添加剤に関しては、親油性を有する添加剤でなければスキンオイルと分離してしまうことから、例えば特許文献1(特表2012-518601号公報)に記載されているように、界面活性剤により乳化させる必要がある。
しかしながら、上記特許文献1の方法では、製造工程がやや煩雑になるものの分散性が不十分であるという問題があり、また、界面活性剤を含むことから、アレルギー等による皮膚等への影響が懸念される。即ち、生産性、分散性及び安全性の観点から改善の余地がある。
【0004】
また、従来の水素ガスを含む化粧品や医薬部外品としては、(1)水素を水や油に溶存させたものや、(2)水素化ナトリウムや水素化マグネシウムなどの水素発生金属塩を用いて使用直前に水素を発生させるもの等がある。
従来の炭酸ガスを含む化粧品や医薬部外品としては、(3)炭酸ガスを圧縮溶融して炭酸飲料のように混入させるもの、(4)炭酸水素ナトリウムとクエン酸やコハク酸などの酸を反応させて炭酸ガスを発生させるもの、(5)エアゾールの噴射剤を炭酸ガスにして噴射液とともに炭酸ガスを噴霧するもの等がある。
【0005】
しかしながら、上記(1)は、水素分子が小さく拡散係数が高いことにより液中に長時間保存できない。たとえアルミ製などの水素が漏洩しない容器に入れても液中から飛び出した水素ガスは開封とともに外部へ出てしまう。上記(2)は、購入後に使用者が直前に混ぜる必要があり容器から出してすぐに使うことができない。また、水素を出す反応には水が必要であり水分のない化粧油やマッサージオイルには不向きである。
更に、上記(3)は、開封を繰り返すまたは長時間開封しておくことで炭酸ガスの量が減ったり、敏感肌の人には刺激があり使用できない場合が多い。上記(4)は、これに加えて、購入後に使用者が直前に混ぜる必要があり容器から出してすぐに使うことができない。上記(5)はエアゾール商品でないと製造できないという欠点がある。
【0006】
他方、例えば特許文献2(国際公開第2020/136716号公報)及び特許文献3(特開2019-181336号公報)等において、ナノバブル含有組成物を製造するための技術が開示されている。
しかしながら、上記特許文献2の技術では、多数の気体放出孔が開放された気体放出部材が常に液体中になければ、穴が詰まってしまい、ナノバブル含有組成物が油脂の場合ワックスエステル、ヤシ油や馬油など場合によっては固化してしまう。洗浄するために洗浄液や溶剤を使用するとその洗浄剤が残ってしまい微量の混入も肌に影響を与える化粧品や医薬部外品においては不向きである。また、油脂にナノバブルを分散させる場合表面張力が低すぎて安定した個数のナノバブルを作ることが困難である。
また、上記特許文献3の技術では、超音波の振動子に負荷がかかり長時間の使用ができず、超音波をナノバブルの液に照射し続けるとナノバブル自身が超音波で脱気されてしまうキャビテーション現象が起こる。更に上記特許文献2の場合と同様に、穴が詰まってしまい、ナノバブル含有組成物が油脂の場合ワックスエステル、ヤシ油や馬油など場合によっては固化してしまう。洗浄するために洗浄液や溶剤を使用するとその洗浄剤が残ってしまい微量の混入も肌に影響を与える化粧品や医薬部外品においては不向きである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2012-518601号公報
国際公開第2020/136716号公報
特開2019-181336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の従来の問題点に鑑み、本発明の目的は、生産性、分散性及び安全性が高く、特に化粧品や医薬部外品に適した衛生的に安全なナノサイズの水素ガス及び/又は炭酸ガスを長時間分散保持することのできるナノバブル含有組成物(水素ガス及び/又は炭酸ガス組成物)の製造方法及び製造装置を提供することにある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決すべく、本発明者が鋭意実験を繰り返して検討した結果、ナノバブル製造技術に改良を重ね、生産性、分散性及び安全性が高く、特に化粧品や医薬部外品に適した衛生的に安全なナノサイズの水素ガス及び/又は炭酸ガスを長時間分散保持することのできるナノバブル含有組成物(水素ガス及び/又は炭酸ガス組成物)の製造方法及び製造装置を実現した。
【0010】
即ち、本発明は、
水素ガス及び/又は炭酸ガスを、メンブレンフィルタを通して、生理的に許容可能な媒体である流体状の基材中に分散させる分散工程と、
前記基材中に分散した水素ガス及び/又は炭酸ガスを超音波により微細化する微細化工程と、
を含むこと、
を特徴とするナノバブル含有組成物の製造方法、を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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