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公開番号2025031406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137619
出願日2023-08-25
発明の名称デジタルツイン生成方法、デジタルツイン生成プログラムおよびデジタルツイン検索方法
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 16/901 20190101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】デジタルツイン間の関係の最適化により検索時間を短縮できること。
【解決手段】デジタルツイン生成装置100は、複数のデジタルツインのうち、集約可能な特定の条件を満たす複数のデジタルツインを集約し、集約の意味付けを設定した1つの集約デジタルツイン150を生成し、生成した集約デジタルツイン150に識別用のタグを付与する。これにより、検索時、複数のデジタルツインのリレーションシップ数が削減された集約デジタルツインを検索対象とすることで検索時間を短縮できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のデジタルツインのうち、集約可能な特定の条件を満たす複数のデジタルツインを集約し、集約の意味付けを設定した1つの集約デジタルツインを生成し、
生成した前記集約デジタルツインに識別用のタグを付与する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデジタルツイン生成方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記生成の処理は、
前記特定の条件として、同じ条件をプロパティに有する複数の前記デジタルツインを集約する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項3】
前記生成の処理は、
前記特定の条件として、同じ更新時間をプロパティに有する複数の前記デジタルツインを集約する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項4】
前記生成の処理は、
前記集約デジタルツインのプロパティに、集約元の複数の前記デジタルツインのプロパティを集約して設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項5】
前記生成の処理は、
前記集約デジタルツインのリレーションシップに、集約元の複数の前記デジタルツインのそれぞれが有するリレーションシップを集約して設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項6】
前記生成の処理は、
前記集約した意味付けとして、集約元の複数の前記デジタルツインのそれぞれのプロパティが有する意味付けを集約し、前記集約デジタルツインのプロパティに設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項7】
前記生成の処理は、
生成した複数の前記集約デジタルツインのうち、特定の条件を満たす複数の集約デジタルツインを集約し、集約の意味付けを設定した1つの集約デジタルツインを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルツイン生成方法。
【請求項8】
複数のデジタルツインのうち、集約可能な特定の条件を満たす複数のデジタルツインを集約し、集約の意味付けを設定した1つの集約デジタルツインを生成し、
生成した前記集約デジタルツインに識別用のタグを付与する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするデジタルツイン生成プログラム。
【請求項9】
所定の検索条件に対応する複数のデジタルツインのリレーションシップを辿る探索を行うデジタルツイン検索方法において、
前記デジタルツインのうち集約可能な特定の条件を満たす複数のデジタルツインを集約し、集約した意味付けおよびリレーションシップと、識別用のタグを付与して生成された1つの集約デジタルツインの存在を、前記タグの有無に基づき判断し、
前記集約デジタルツインが存在する場合、当該集約デジタルツインのリレーションシップに基づく探索を優先して行う、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデジタルツイン検索方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルツイン生成方法、デジタルツイン生成プログラムおよびデジタルツイン検索方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルツイン(DT:Digital Twin)により実世界の物事の写像と写像間の関係性を表現することができる。DTは、例えば、道路や電気自動車(EV)などの現実世界に存在するオブジェクトを対象に、このオブジェクトが持つ速度などの特性を表す値(プロパティ)とオブジェクト間の関係性(リレーションシップ)をセンシングし、データ化したデジタルデータである。
【0003】
道路やEVなどのデジタルツインが持つプロパティとリレーションシップは、時変動である。そのため、多くのデジタルツインを保存するシステムでは、一定間隔でその変化を記録する時系列データベース(DB)を持つ。例えば、EVの道路走行のDTが有する時系列DBは、EV毎に、走行した各道路別のプロパティと、各道路でのEVの走行リレーションシップおよび走行時のEVのプロパティ、の時系列の変化を記録している。
【0004】
DTを利用することで過去に実施した施策の影響や効果を確認できる。施策の効果の確認のために、実施した施策に影響があるDTに関して、実世界の状況と同じような状況の確認、例えば、複数のデジタルツインのプロパティの値とリレーションシップの関係性をDTの検索により確認できる。
【0005】
DTの構築および検索関連の先行技術としては、例えば、ソースsDTから任意のクローンcDTを生成および結合した探索的eDTを時間増分でオブジェクト修正し、シミュレーション結果の発展を予測するものがある。また、複数のリモート車両のうち最も可能性が高い一組の行動の推定値を算出し、自車両および複数のリモート車両のうち巻き込む衝突リスクを特定するものがある。また、ソースsDTから任意のクローンcDTを生成および結合した探索的eDTにおいて、バスの運行の経路をインシデントに応答し、sDT/cDTの他のツインによって動的に更新するものがある。また、複数のシステム間の制御において、受信した対象領域毎に結合して管理し、システムの目的に応じて必要な情報を選択し、選択した情報を構築するシステムに配信するものがある。また、待ちの事象に係わる対象が実行する行動の関連情報および評価用の目標情報を取得し、取得した各情報により目的を達成するための行動計画を提案して事象を最適化するシミュレーションを行うものがある。また、個人に関連付けられたDTを検索するスマート駐車場システムが、駐車場に入る車両を検出して車両に関連付けられた個人を識別し、個人に対応するコンテキスト情報を検索し、コンテキスト情報と駐車スペースに基づいて駐車スペースを決定するものがある。また、物流の仕分ターミナルの動作をシミュレーション可能なDTの構築および検証により、仕分ターミナルの運用プロセスを最適化するロジスティック管理システムがある(例えば、下記特許文献1~7参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-171571号公報
特開2020-9428号公報
特開2022-65622号公報
特開2022-143830号公報
特開2022-154775号公報
米国特許出願公開第2020/0234590号明細書
米国特許出願公開第2022/0343260号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
DTでは、実世界のオブジェクトを写像するため、大量のDTが複雑に関係している。DTの情報量と検索速度はトレードオフの関係を有する。このため、特定の条件における多数のDTを探索する場合、検索時間がかかった。
【0008】
一つの側面では、本発明は、デジタルツイン間の関係の最適化により検索時間を短縮できることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一つの実施態様によれば、複数のデジタルツインのうち、集約可能な特定の条件を満たす複数のデジタルツインを集約し、集約の意味付けを設定した1つの集約デジタルツインを生成し、生成した前記集約デジタルツインに識別用のタグを付与する、処理をコンピュータが実行することを要件とする。
【発明の効果】
【0010】
一態様によれば、デジタルツイン間の関係の最適化により検索時間を短縮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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