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公開番号2025030605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136062
出願日2023-08-24
発明の名称広角照射型鳥獣忌避装置
出願人株式会社J―bot
代理人個人,個人
主分類A01M 29/10 20110101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】簡単な構成で低コストの広角照射型鳥獣忌避装置を提供する。
【解決手段】
本発明の広角照射型鳥獣忌避装置1は、縦軸v周りに水平回転する回転台10を含む回転装置2と、回転台上に設置され筒型半導体レーザ装置4を保持するホルダ機構3と、ホルダ機構に横方向を照射範囲として支持される筒型半導体レーザ装置4と、を有し、ホルダ機構3は、筒型半導体レーザ装置4の長手を反転差し替え自在に保持する差し替え保持部5を含む。複数の筒型半導体レーザ装置4を回転台に取り付けてそのうちの1又はいくつかの筒型半導体レーザ装置4について長手を反転差し替えることで、半円ぶんの周回駆動で全周範囲についてレーザ光照射を行う。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
縦軸周りに水平回転する回転台を含む回転装置と、
回転台上に設置され筒型半導体レーザ装置を保持するホルダ機構と、
ホルダ機構に横方向を照射範囲として支持される筒型半導体レーザ装置と、を有し、
ホルダ機構は、筒型半導体レーザ装置の長手を反転差し替え自在に保持する差し替え保持部を含むことを特徴とする広域照射型鳥獣忌避装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
ホルダ機構は、回転台に固定され横軸周りに差し替え保持部を揺動自在に支持する揺動支持部と、揺動支持部に支持された差し替え保持部と、を含むことを特徴とする請求項1記載の広域照射型鳥獣忌避装置。
【請求項3】
差し替え保持部は、筒型半導体レーザ装置の胴部を着脱自在に保持する着脱アーム部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の広域照射型鳥獣忌避装置。
【請求項4】
着脱アーム部は、挿入空隙を挟んで先端部を対向させた複数の着脱アームと、
挿入空隙に連続する受掌部を形成する逆Ω状の保持体と、を備えたことを特徴とする請求項3記載の広域照射型鳥獣忌避装置。
【請求項5】
回転装置は、少なくとも回転台の回転駆動モータと制御部とを収容する収容ボックスを含み、
収容ボックスの下面側において収容ボックス全体を弾発支持しつつ振動を介して筒型半導体レーザ装置の照射範囲を拡大する弾発支持装置が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の広域照射型鳥獣忌避装置。
【請求項6】
弾発支持装置は、1個又は複数のバネ部材を含むことを特徴とする請求項5記載の広域照射型鳥獣忌避装置。
【請求項7】
回転台上に立設され回転台とともに回転する電気配線保護兼用の縦形支持ケースと、
縦形支持ケースに支持されレーザ光発振器とレーザ光発振器からのレーザ光を回転する鏡面で反射して縦方向に往復照射し縦板状のレーザ光を放射する上部半導体レーザ装置と、を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の広域照射型鳥獣忌避装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場等の農作物を食餌する鳥や獣を圃場等から追い払う鳥獣忌避装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
農作物の野生鳥獣による被害は我が国耕地面積が減少しているのに対し年度ごとの全体の被害面積に大きな変化が見られないことからわかるように、被害地域の面積割合は増加していると考えられる。農作物被害で年間170億円超の被害額があり、必要な対応が望まれている。シカ、イノシシ、カラス、サルなどによる被害のほか、鴨による被害も深刻でありその習性から特に夜間に活動して農作物被害を生じさせる事例が続出している。カモは農作物の栽培作業が行われない夜間に圃場等に飛来して食餌する習性があり、その忌避対策は容易ではない。
【0003】
従来、有害鳥獣の追払い装置として、特許文献1、2の装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3217837号
特開2020-5532号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、レーザ光利用の有害鳥獣害追払い装置に関し、レーザーポインターを蓮根の圃場に向けて所定時間間隔、所定角度で水平に往復照射することにより、特に夜間の植物新芽の鴨による掘り返し被害を防止しようとするものであった。しかしながら、特許文献1の装置では、例えば90度の角度でレーザポインターの水平往復照射を繰り返すだけであり、筒状のレーザーポインター1と首振りモーター2の接続シャフトとは例えば直角に連結されて固定された水平方向の一定範囲のみしか照射しないから、レーザー照射による鴨の追払い効果は限定的である上、90度の範囲での水平往復照射を単調に繰り返すだけであるから、学習効果により鴨はしだいに圃場から立ち去らなくなる。また、例えば蓮根圃場等によっては傾斜地や不陸地に設置されている場合があり、そのような場合にレーザ光の直進性により光路を妨げられて光の進行方法の一部のみしかレーザ光が届かない場合が生じる。また、特許文献2において、圃場に近づく鳥獣類をセンサーで検出してこれらを追尾して最終的には圃場から撃退する装置も提案されているが、特殊な監視カメラや画像処理用制御装置等を必要として装置全体のコスト、維持コストが高額となり費用対効果が低い上に、装置の使用について習熟が必要で簡易な使用による効果は期待できない問題があった。
【0006】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、簡単な構成により低コストで装置の全方位、仰角方向の変向調整を手動で行うことのできる費用対効果に優れた広角照射型鳥獣忌避装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、設置も手動による簡単な操作により仰角変向調整、180度と360度の照射範囲変更設定を行って使い勝手に優れた広角照射型鳥獣忌避装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、縦軸v周りに水平回転する回転台10を含む回転装置2と、回転台10上に設置され筒型半導体レーザ装置4を保持するホルダ機構3と、ホルダ機構3に横方向を照射範囲として支持される筒型半導体レーザ装置4と、を有し、ホルダ機構3は、筒型半導体レーザ装置4の長手を反転差し替え自在に保持する差し替え保持部5を含む広域照射型鳥獣忌避装置1、200、300から構成される。
【0008】
その際、ホルダ機構3は、回転台10に固定され横軸h周りに差し替え保持部5を揺動自在に支持する揺動支持部6と、揺動支持部6に支持された差し替え保持部5と、を含むとよい。
【0009】
また、差し替え保持部5は、筒型半導体レーザ装置4の胴部4aを着脱自在に保持する着脱アーム部17を有するとよい。
【0010】
また、着脱アーム部17は、挿入空隙18を挟んで先端部を対向させた複数の着脱アーム17a、17bと、挿入空隙18に連続する受掌部19を形成する逆Ω状の保持体と、を備えるようにするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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