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公開番号
2025029754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134554
出願日
2023-08-22
発明の名称
カレントミラー回路及び増幅回路
出願人
株式会社フジクラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03F
1/30 20060101AFI20250228BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】出力電流が温度変化に応じて変動するカレントミラー回路及び当該カレントミラー回路を用いた増幅回路を提供する。
【解決手段】第1入力端に第1インピーダンスを有する第1回路が接続されるとともに第1出力端に基準電流源が接続され、第1制御端に第1出力端が接続された第1トランジスタと、第2制御端が第1制御端に接続されるとともに第2入力端に第2インピーダンスを有する第2回路が接続され、第2出力端から基準電流源の基準電流に応じた出力電流を出力する第2トランジスタとを備え、第1回路及び第2回路のいずれか一方又は両方は、出力電流が周囲温度に対して所定の変化傾向を持つように第1インピーダンス及び第2インピーダンスのいずれか一方又は両方の温度特性が設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入力端に第1インピーダンスを有する第1回路が接続されるとともに第1出力端に基準電流源が接続され、第1制御端に前記第1出力端が接続された第1トランジスタと、
第2制御端が前記第1制御端に接続されるとともに第2入力端に第2インピーダンスを有する第2回路が接続され、第2出力端から前記基準電流源の基準電流に応じた出力電流を出力する第2トランジスタとを備え、
前記第1回路及び前記第2回路のいずれか一方又は両方は、前記出力電流が周囲温度に対して所定の変化傾向を持つように前記第1インピーダンス及び前記第2インピーダンスのいずれか一方又は両方の温度特性が設定されることを特徴とするカレントミラー回路。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記第1インピーダンスは、前記出力電流が前記周囲温度の上昇に対し増加傾向を持つように温度上昇に対して増加するように設定され、
前記第2インピーダンスは、前記温度上昇に対して低下するように設定されることを特徴とする請求項1に記載のカレントミラー回路。
【請求項3】
前記第1回路及び前記第2回路は、各々に単一の抵抗器であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカレントミラー回路。
【請求項4】
前記第1回路及び前記第2回路は、複数の抵抗器が直列又は並列或いは直列及び並列に接続された抵抗回路であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカレントミラー回路。
【請求項5】
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタは、p型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のカレントミラー回路。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のカレントミラー回路を出力バイアス電流を設定するバイアス回路として備えることを特徴とする増幅回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カレントミラー回路及び増幅回路に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、カレントミラー回路が開示されている。このカレントミラー回路は、ベースとコレクタとが接続されるとともにエミッタに第1の抵抗が接続された第1のトランジスタのベースとエミッタに第2の抵抗が接続された第2のトランジスタのベースとを接続し、第1のトランジスタのコレクタに基準電流源を接続したカレントミラー回路において、第2のトランジスタに負荷抵抗を接続するとともに、第1のトランジスタのコレクタと第2のトランジスタのコレクタとをコンデンサを介して接続したことを特徴とするものである。このようなカレントミラー回路によれば、ノイズ低減用のコンデンサの容量を小さくすることで半導体基板上に容易に実装可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-209446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、カレントミラー回路は、増幅回路の出力バイアス電流を設定する用途で使用されることが多い。例えば、カレントミラー回路の出力電流をソースが接地されたバイアス用トランジスタのドレインに入力し、このバイアス用トランジスタのゲートを被増幅信号の使用周波数帯域を遮断するインダクタ を経由して増幅用トランジスタのゲートに接続し、バイアス用トランジスタと増幅用トランジスタのサイズや個数の比率を調整することによって、増幅用トランジスタのドレインに流れるバイアス電流をカレントミラー回路の出力電流の所定係数倍に設定することができる。
【0005】
ここで、増幅用トランジスタのバイアス電流は、カレントミラー回路の出力電流と同様に温度変化に対して一定の値になる。これに対して、増幅用トランジスタのゲインは、低温になると増加し、高温になると低下する性質を持つ。すなわち、増幅用トランジスタのバイアス電流が温度変化に対して一定に設定された場合、増幅用トランジスタのゲインは一定とはならず温度変化に応じて変動するものとなる。
【0006】
したがって、増幅用トランジスタのゲインを温度変化に対して一定化するためには、を温度変化に応じて増幅用トランジスタのバイアス電流を変化させる必要がある。しかしながら、増幅用トランジスタのゲインが温度変化に対して一定となるように増幅用トランジスタのバイアス電流を温度変化に応じて変化させるためには、回路規模の増大やコストアップを招くという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、出力電流が温度変化に応じて変動するカレントミラー回路及び当該カレントミラー回路を用いた増幅回路の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では、カレントミラー回路に係る第1の解決手段として、第1入力端に第1インピーダンスを有する第1回路が接続されるとともに第1出力端に基準電流源が接続され、第1制御端に前記第1出力端が接続された第1トランジスタと、第2制御端が前記第1制御端に接続されるとともに第2入力端に第2インピーダンスを有する第2回路が接続され、第2出力端から前記基準電流源の基準電流に応じた出力電流を出力する第2トランジスタとを備え、前記第1回路及び前記第2回路のいずれか一方又は両方は、前記出力電流が周囲温度に対して所定の変化傾向を持つように前記第1インピーダンス及び前記第2インピーダンスのいずれか一方又は両方の温度特性が設定される、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、カレントミラー回路に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記第1インピーダンスは、前記出力電流が前記周囲温度の上昇に対し増加傾向を持つように温度上昇に対して増加するように設定され、前記第2インピーダンスは、前記温度上昇に対して低下するように設定される、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、カレントミラー回路に係る第3の解決手段として、上記第1又は第2の解決手段において、前記第1回路及び前記第2回路は各々に単一の抵抗器である、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)
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