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公開番号2025029066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-05
出願番号2024209429,2022578335
出願日2024-12-02,2022-01-21
発明の名称石膏ボード用糊供給装置、石膏ボード製造装置、石膏ボードの製造方法
出願人吉野石膏株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類B28B 1/30 20060101AFI20250226BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】石膏ボードのボード用原紙に安定して適量の糊を供給できる石膏ボード用糊供給装置を提供する。
【解決手段】石膏ボードのボード用原紙に糊を供給する石膏ボード用糊供給装置であって、前記糊を貯蔵するタンク部22と、前記石膏ボードの前記ボード用原紙の端部側に設置され、前記糊を供給する供給口23A、23Bと、前記タンク部と、前記供給口との間の、前記糊の供給経路上に配置されたポンプ部24A、24Bと、を有し、前記ポンプ部が容積式ポンプである石膏ボード用糊供給装置を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
石膏ボードのボード用原紙に糊を供給する石膏ボード用糊供給装置であって、
前記糊を貯蔵するタンク部と、
前記石膏ボードの前記ボード用原紙の端部側に設置され、前記糊を供給する供給口と、
前記タンク部と、前記供給口との間の、前記糊の供給経路上に配置されたポンプ部と、を有し、
前記ポンプ部が容積式ポンプである石膏ボード用糊供給装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記供給口は、前記石膏ボードの前記ボード用原紙の両端部側にそれぞれ配置され、
前記ポンプ部は、前記タンク部と、それぞれの前記供給口との間の、前記糊の供給経路上に並列に配置されている、請求項1に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項3】
制御部を有し、
前記制御部は、製造する前記石膏ボードの製造条件に応じて、前記ポンプ部による、前記タンク部から前記供給口への前記糊の供給速度を制御する請求項1または請求項2に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項4】
記憶部を有し、
前記記憶部は、前記糊の供給条件を保存しており、
前記制御部は、製造する前記石膏ボードの製造条件に応じて、前記記憶部に保存された前記糊の供給条件を選択し、前記ポンプ部による、前記タンク部から前記供給口への前記糊の供給速度を制御する請求項3に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項5】
前記ポンプ部が、回転容積式ポンプであり、
前記制御部は前記ポンプ部の回転数を制御する請求項3または請求項4に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項6】
前記ボード用原紙上で前記糊をのばす展延部材をさらに有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項7】
前記展延部材はヘラであり、
前記ヘラの前記ボード用原紙と対向する側の端部に切り込み部が設けられている請求項6に記載の石膏ボード用糊供給装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の石膏ボード用糊供給装置を含む石膏ボード製造装置。
【請求項9】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の石膏ボード用糊供給装置により前記ボード用原紙に前記糊を供給する糊供給工程を含む石膏ボードの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、石膏ボード用糊供給装置、石膏ボード製造装置、石膏ボードの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、石膏ボードが、下側表面シートと上側表面シートとの間に石膏芯板が配置された構成を備えることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開平5-148001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
石膏ボードは、表面シート等とも呼ばれる2枚のボード用原紙の間に石膏スラリーを供給し、成形等することで製造される。
【0005】
石膏ボードを製造する過程で、2枚のボード用原紙は、重なり合う部分に糊が塗布され、互いに接着される。接着された2枚のボード用原紙は、供給された石膏スラリーを成形後、該石膏スラリーが十分に硬化するまで、石膏ボードの端部近傍の形状を保持するため、石膏スラリーを支持する働きを有している。
【0006】
従来、ボード用原紙に供給、塗布する糊の供給速度の制御は、例えば糊を供給するラインのバルブの開度等を手動で調整することにより行われていた。このため、操作を行う人によって糊を供給するラインのバルブの開度に差が生じ、供給する糊の量にばらつきが生じる等の問題があった。また、供給する糊の量が少ない場合、バルブの開度の調整が困難であった。
【0007】
そして、ボード用原紙に供給する糊の量が十分ではない場合、2枚のボード用原紙の間の接着力が低下する等の問題が生じる。2枚のボード用原紙の間の接着力が十分ではないと、供給された石膏スラリーを成形後、硬化するまでの間、ボード用原紙により石膏スラリーを支持する力が十分ではなく、得られた石膏ボードの端部の形状が規格に収まらない等の不良品発生の原因となる。
【0008】
また、ボード用原紙に供給する糊の量が多すぎる場合、糊の消費量が増加するため、石膏ボードの製造コストが上昇するという問題が生じる。さらに、ボード用原紙に供給する糊の量が多すぎる場合、ボード用原紙から糊がはみ出し、はみ出した糊が成形機等に付着し、紙粉とともに固化する場合があった。係る成形機等に付着した固化物が、製造している石膏ボードの表面等に接触すると石膏ボードにへこみが生じ、不良品発生の原因となる。
【0009】
上記従来技術の問題点に鑑み本発明の一側面では、ボード用原紙に安定して適量の糊を供給できる石膏ボード用糊供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため本発明の一形態によれば、石膏ボードのボード用原紙に糊を供給する石膏ボード用糊供給装置であって、
前記糊を貯蔵するタンク部と、
前記石膏ボードの前記ボード用原紙の端部側に設置され、前記糊を供給する供給口と、
前記タンク部と、前記供給口との間の、前記糊の供給経路上に配置されたポンプ部と、を有し、
前記ポンプ部が容積式ポンプである石膏ボード用糊供給装置を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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