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公開番号2025027256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131911
出願日2023-08-14
発明の名称層間変位記録システム
出願人戸田建設株式会社
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類G01H 1/00 20060101AFI20250219BHJP(測定;試験)
要約【課題】地震による停電などによって電源が喪失した場合でも、層間変位を記録する。
【解決手段】記録装置13は、複数の層を有する建物80のいずれかの層に属する構造体(梁83)に対して少なくとも水平方向において固定され略水平に配置された記録面を有する。接触装置12は、建物80の前記構造体(梁83)とは異なる層に属する構造体(梁82)に対して少なくとも水平方向において固定され記録装置13の前記記録面に接触するよう配置されている。記録装置13は、前記記録面に接触装置12が接触した位置を、電力を消費せずに記録する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の層を有する建物のいずれかの層に属する構造体に対して少なくとも水平方向において固定され略水平に配置された記録面を有する記録装置と、
前記建物の前記構造体とは異なる層に属する構造体に対して少なくとも水平方向において固定され前記記録装置の前記記録面に接触するよう配置された接触装置と
を備え、
前記記録装置は、前記記録面に前記接触装置が接触した位置を、電力を消費せずに記録する、
層間変位記録システム。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記記録装置は、前記記録面に前記接触装置が接触した位置が変色することにより、前記接触装置が接触した位置を記録する、
請求項1の層間変位記録システム。
【請求項3】
前記記録装置の前記記録面を撮影する撮影装置を更に備える、
請求項2の層間変位記録システム。
【請求項4】
前記撮影装置が撮影した画像を解析して、最大層間変位量を算出する解析装置を更に備える、
請求項3の層間変位記録システム。
【請求項5】
前記撮影装置は、原点、長さ及び方位のうち少なくともいずれかを示す目印を、前記記録面とともに撮影し、
前記解析装置は、前記撮影装置が撮影した目印に基づいて、前記最大層間変位量を算出する、
請求項4の層間変位記録システム。
【請求項6】
前記目印は、前記記録面に設けられている、
請求項5の層間変位記録システム。
【請求項7】
前記記録装置は、電子メモパッドであり、
前記接触装置は、タッチペンである、
請求項1乃至6いずれかの層間変位記録システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、地震などによって発生する建物の層間変位を記録するシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、地震の揺れに対する建物の健全性を診断するシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-181887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、変位センサとしてレーザ変位センサを用いることを開示している。
しかし、地震によって停電が発生した場合、レーザ変位センサが動作せず、変位を検出できなくなる可能性がある。
この発明は、例えばこのような課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
層間変位記録システムは、記録装置と、接触装置とを有する。前記記録装置は、複数の層を有する建物のいずれかの層に属する構造体に対して少なくとも水平方向において固定され略水平に配置された記録面を有する。前記接触装置は、前記建物の前記構造体とは異なる層に属する構造体に対して少なくとも水平方向において固定され前記記録装置の前記記録面に接触するよう配置されている。前記記録装置は、前記記録面に前記接触装置が接触した位置を、電力を消費せずに記録する。
【発明の効果】
【0006】
記録面に接触装置が接触した位置を記録装置が記録するので、地震による停電などによって電源が喪失した場合であっても、層間変位を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
層間変位記録システムの一例を示す側面図。
記録装置の一例を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、層間変位記録システム10について説明する。
層間変位記録システム10は、地震などによって建物80に生じた水平方向層間変位を記録する。
層間変位記録システム10は、例えば、接触装置12と、記録装置13と、撮影装置14と、解析装置15と、固定部16及び17とを有する。
【0009】
記録装置13は、例えば、ほぼ水平に配置された記録面31(図2参照)を有する。
記録装置13は、建物80の梁83に対して、少なくとも水平方向(±Z方向に対して垂直な方向)において固定されている。例えば、記録装置13は、梁83に固定された固定部17の上面(+Z側の面)に固定されることにより、固定部17を介して梁83に固定される。これにより、記録面31が、建物80の梁83に対して、少なくとも水平方向において固定される。
なお、固定部17は、梁83に限らず、建物80のいずれかの層に属する構造体(例えば床など)に対して固定してもよい。また、記録装置13は、固定部17を介さず、梁83や床などの構造体に直接固定してもよい。
【0010】
接触装置12は、建物80の梁83とは異なる層(例えば一つ上の層)の梁82に対して、少なくとも水平方向において固定されている。例えば、接触装置12は、梁82に固定された固定部16の下端(-Z側の端部)に固定されることにより、固定部16を介して梁82に固定される。
なお、固定部16は、梁82に限らず、記録装置13が固定された構造体が属する層とは異なる層に属する構造体(例えば床など)に対して固定してもよい。また、接触装置12は、固定部16を介さず、梁82や床などの構造体に直接固定してもよい。
接触装置12は、例えば下側(-Z側)に細く延びた先端部が記録装置13の記録面31に接触するよう配置されている。先端部が記録面31に接触する部分の面積は、必要とされる精度の記録ができるよう、十分に小さいことが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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