特許ウォッチ

公開番号2025026713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024217668,2024095616
出願日2024-12-12,2022-12-19
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人株式会社ZOZO
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06N 20/00 20190101AFI20250214BHJP(計算;計数)
要約【課題】事業者ごとに利用者の体型サイズの適切な計測を可能とすること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、提供部と、取得部とを備える。提供部は、対象者の3次元モデルから推定された測定対象の線分の長さの推定値が、測定対象の線分の長さの実測値になるように、対象者の3次元モデルから推定する推定モデルを学習するために用いられる、推定値及び実測値の測定範囲を任意に設定するためのインターフェースを提供する。取得部は、インターフェースを介して設定された事業者又は目的に応じた測定範囲を取得する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
対象者の３次元モデルから推定された測定対象の線分の長さの推定値が、前記測定対象の線分の長さの実測値になるように、前記対象者の３次元モデルから推定する推定モデルを学習するために用いられる、前記推定値及び前記実測値の測定範囲を任意に設定するためのインターフェースを提供する提供部と、
前記インターフェースを介して設定された事業者又は目的に応じた測定範囲を取得する取得部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記提供部は、
前記インターフェース上で、前記測定範囲を視覚可能に提供する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記提供部は、
設定完了前に視覚可能に提供する
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記提供部は、
２次元情報により前記測定範囲を設定するインターフェースを提供する
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記提供部は、
人の３次元モデルを提供し、前記測定範囲を前記モデル上に視覚可能とする
ことを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記提供部は、
人の３次元モデルを提供し、
前記取得部は、
前記人の３次元モデル上に設定された前記測定範囲を取得する
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記取得部は、
前記人の３次元モデル上に指定された線分が基準となる前記測定範囲を取得する
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記取得部は、
前記人の３次元モデル上に指定された始点と終点とが基準となる前記測定範囲を取得する
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項９】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
対象者の３次元モデルから推定された測定対象の線分の長さの推定値が、前記測定対象の線分の長さの実測値になるように、前記対象者の３次元モデルから推定する推定モデルを学習するために用いられる、前記推定値及び前記実測値の測定範囲を任意に設定するためのインターフェースを提供する提供工程と、
前記インターフェースを介して設定された事業者又は目的に応じた測定範囲を取得する取得工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項１０】
対象者の３次元モデルから推定された測定対象の線分の長さの推定値が、前記測定対象の線分の長さの実測値になるように、前記対象者の３次元モデルから推定する推定モデルを学習するために用いられる、前記推定値及び前記実測値の測定範囲を任意に設定するためのインターフェースを提供する提供手順と、
前記インターフェースを介して設定された事業者又は目的に応じた測定範囲を取得する取得手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、利用者の体型サイズを計測する技術が知られている。例えば、身体サイズ計測用衣服を用いて利用者の３次元モデルを作成し、利用者の体型に関するサイズ情報を取得する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１９／１８９８４６号
特開２０２０－９５６３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術では、事業者ごとに利用者の体型サイズの適切な計測を可能とすることができなかった。
【０００５】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、事業者ごとに利用者の体型サイズの適切な計測を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願に係る情報処理装置は、対象者の３次元モデルから推定された測定対象の線分の長さの推定値が、前記測定対象の線分の長さの実測値になるように、前記対象者の３次元モデルから推定する推定モデルを学習するために用いられる、前記推定値及び前記実測値の測定範囲を任意に設定するためのインターフェースを提供する提供部と、前記インターフェースを介して設定された事業者又は目的に応じた測定範囲を取得する取得部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
実施形態の一態様によれば、事業者ごとに利用者の体型サイズの適切な計測を可能とすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図２は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図３Ａは、実施形態に係る３次元モデルの表示の一例を示す図である。
図３Ｂは、実施形態に係る範囲の指定の一例を示す図である。
図４は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。
図５は、実施形態に係る第１利用者端末の構成例を示す図である。
図６は、実施形態に係る第２利用者端末の構成例を示す図である。
図７は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図８は、実施形態に係るモデル学習用データ記憶部の一例を示す図である。
図９は、実施形態に係る第２利用者情報記憶部の一例を示す図である。
図１０は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図１１は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図１２は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態（以下、「実施形態」と呼ぶ）について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【００１０】
（実施形態）
被服のオーダーメイド等において、利用者の３次元モデルを用いたサービスが考えられる。例えば、身体サイズ計測用衣服を用いて利用者の３次元モデルを作成することで、被服のオーダーメイド等への利用が考えられる。例えば、このような身体サイズ計測用衣服は、伸縮性を有し、所定の位置に所定の印やパターン等が配置されており、このような身体サイズ計測用衣服を着用した状態の利用者を複数の方向から撮影した撮影画像を解析することで、利用者の３次元モデルを生成する手法が考えられる。また、上記のような身体サイズ計測用衣服を用いた手法では、頭や指先など、身体サイズ計測用衣服で覆われていない部分の計測値を取得することができない場合がある。このため、データの直接入力や映像データ（例えば、画像や動画など）から身体サイズを推定する技術などにより各部位の計測値を取得する手法も考えられる。以下、実施形態に係る身体サイズ計測用衣服は、頭や指先など、身体の各部位を覆うものであってもよい。また、実施形態に係る身体サイズ計測手法は、データの直接入力や映像データから身体サイズを推定する技術などにより各部位の計測値を取得する手法であってもよい。この他、実施形態に係る身体サイズ計測手法は、足の周囲を撮影することで足のサイズが計測可能な計測技術（例えば、ＺＯＺＯＭＡＴ）、手の周囲を撮影することで手指のサイズが計測可能な計測技術（例えば、ＺＯＺＯＭＡＴｆｏｒＨａｎｄｓ）、胸の周囲を撮影することで胸のサイズが計測可能な計測技術（例えば、ＺＯＺＯＢＲＡ）を用いた手法などであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許