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公開番号2025025960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131254
出願日2023-08-10
発明の名称分析装置用部材
出願人内山工業株式会社
代理人協明国際弁理士法人
主分類G01N 11/04 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約【課題】滴下される液体の漏れの抑制が可能でありながらも、薄型化を図り得る分析装置用部材を提供する。
【解決手段】管状部材2の流路2aを通過する液体の特性を分析する分析装置1に用いられる分析装置用部材10であって、上方側に配される前記管状部材の受入口2bを平面視して囲むように形成され、液体が滴下される略平坦面状の滴下部11と、該滴下部の周囲を囲むように形成された流止部12と、を備えており、前記流止部は、前記滴下部よりも液体との接触角が大きく、かつ前記滴下部と略面一状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、
上方側に配される前記管状部材の受入口を平面視して囲むように形成され、液体が滴下される略平坦面状の滴下部と、該滴下部の周囲を囲むように形成された流止部と、を備えており、
前記流止部は、前記滴下部よりも液体との接触角が大きく、かつ前記滴下部と略面一状であることを特徴とする分析装置用部材。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記流止部は、前記滴下部から離れる方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項3】
請求項1において、
前記流止部は、前記滴下部の周囲を全周に亘って囲んでいることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記滴下部及び前記流止部のうちの一方は、他方に対して段下がり状に形成された段下がり部であり、これらの段差が0.05mm~1mmであることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項5】
請求項4において、
前記滴下部及び前記流止部のうちの一方を構成する第1シート体と、該第1シート体の上方側に積層され、他方を構成する第2シート体と、を備えていることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項6】
管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、
上方側に配される前記管状部材の受入口を平面視して囲むように形成され、液体が滴下される略平坦面状の滴下部と、該滴下部の周囲を囲むように、かつ該滴下部に対して段下がり状に形成された段下がり部と、を備えていることを特徴とする分析装置用部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管状部材の流路を流れる液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、流路を流れる液体の特性を分析する分析装置に用いられる流動管収容部材が開示されている。
この特許文献1に開示された流動管収容部材は、上向きに開口し試験液を貯留する凹状の液溜部と、この液溜部に連通し、ガラス管を収容する収容空所部と、が設けられた本体部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-081972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された流動管収容部材では、試験液を貯留する液溜部や、ガラス管を収容する収容空所部等を設けた構成であるため、嵩張る傾向があり、また、使い捨てされるディスポーザブル部材とすれば、廃棄量が多くなる傾向があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、滴下される液体の漏れの抑制が可能でありながらも、薄型化を図り得る分析装置用部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の分析装置用部材は、管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、上方側に配される前記管状部材の受入口を平面視して囲むように形成され、液体が滴下される略平坦面状の滴下部と、該滴下部の周囲を囲むように形成された流止部と、を備えており、前記流止部は、前記滴下部よりも液体との接触角が大きく、かつ前記滴下部と略面一状であることを特徴とする。
【0007】
上記分析装置用部材において、前記流止部は、前記滴下部から離れる方向に間隔を空けて複数設けられていてもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記流止部は、前記滴下部の周囲を全周に亘って囲んでいてもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記滴下部及び前記流止部のうちの一方は、他方に対して段下がり状に形成された段下がり部であり、これらの段差が0.05mm~1mmであってもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記滴下部及び前記流止部のうちの一方を構成する第1シート体と、該第1シート体の上方側に積層され、他方を構成する第2シート体と、を備えていてもよい。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明の他の分析装置用部材は、管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、上方側に配される前記管状部材の受入口を平面視して囲むように形成され、液体が滴下される略平坦面状の滴下部と、該滴下部の周囲を囲むように、かつ該滴下部に対して段下がり状に形成された段下がり部と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の分析装置用部材は上述した構成とされるため、滴下される液体の漏れの抑制が可能でありながらも、薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)は第1実施形態に係る分析装置用部材の一例を示した模式的斜視図、(b)はその分解図である。
同分析装置用部材が用いられる分析装置を説明するためのブロック図である。
(a)は同分析装置用部材の拡大斜視図、(b)は(a)のX1部における液体の流れの抑制を説明するための模式図、(c)は(a)のX2部における液体の流れの抑制を説明するための模式図である。
(a)~(f)は、第1実施形態の分析装置用部材の各変形例を示す模式的平面図である。
(a)(b)は、第1実施形態の各変形例を説明するための模式図、(c)(d)は第2実施形態に係る分析装置用部材及びその変形例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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