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公開番号
2025025959
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131253
出願日
2023-08-10
発明の名称
分析装置用部材
出願人
内山工業株式会社
代理人
協明国際弁理士法人
主分類
G01N
35/08 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約
【課題】管状部材の組付けが容易であり、かつ薄型化を図り得る分析装置用部材を提供する。
【解決手段】管状部材2の流路2aを通過する液体の特性を分析する分析装置1に用いられる分析装置用部材10であって、滴下される液体を前記管状部材の受入口2bに向けて移動させる略平坦面状の滴下部11を備え、該滴下部は、上方側に配される前記受入口を平面視して囲むように形成された第1範囲12と、該第1範囲を囲むように形成され、該第1範囲よりも液体との接触角が大きい第2範囲15と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、
滴下される液体を前記管状部材の受入口に向けて移動させる略平坦面状の滴下部を備え、該滴下部は、上方側に配される前記受入口を平面視して囲むように形成された第1範囲と、該第1範囲を囲むように形成され、該第1範囲よりも液体との接触角が大きい第2範囲と、を備えていることを特徴とする分析装置用部材。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1範囲は、前記受入口側から放射状に設けられた放射状部を備え、該放射状部は、前記受入口側から離れるに従い先細り形状であることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項3】
請求項1において、
前記滴下部は、前記第1範囲を構成する第1シート体と、該第1シート体よりも液体との接触角が大きく、前記第2範囲を構成する第2シート体と、を備えていることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項4】
請求項3において、
前記第2シート体は、前記第1シート体の上方側に積層され、該第2シート体には、前記第1シート体の前記第1範囲を露出させる貫通部が設けられていることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項5】
請求項1において、
水溶性の液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、
前記第1範囲は、親水性を有し、前記第2範囲は、疎水性を有していることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項6】
請求項1において、
前記第1範囲及び前記第2範囲は、前記受入口側に向かうに従い液体の接触角が小さくなるように構成されていることを特徴とする分析装置用部材。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
前記管状部材は、ガラス管であることを特徴とする分析装置用部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管状部材の流路を流れる液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、流路を流れる液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材が開示されている。
この特許文献1に開示された分析装置用部材は、上向きに開口し試験液が投入される有底凹状の液溜部と、この液溜部に連通し、ガラス管を収容する収容空所部と、が設けられた本体部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-122370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された分析装置用部材では、ガラス管を収容空所部内に嵌め込み、かつ、開口部を液溜部の適切な位置に合わせて組付ける必要があった。また、試験液が投入される液溜部やガラス管を収容する収容空所部等を設けた構成であるため、嵩張る傾向があり、また、使い捨てされるディスポーザブル部材とすれば、廃棄量が多くなる傾向があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、管状部材の組付けが容易であり、かつ薄型化を図り得る分析装置用部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の分析装置用部材は、管状部材の流路を通過する液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、滴下される液体を前記管状部材の受入口に向けて移動させる略平坦面状の滴下部を備え、該滴下部は、上方側に配される前記受入口を平面視して囲むように形成された第1範囲と、該第1範囲を囲むように形成され、該第1範囲よりも液体との接触角が大きい第2範囲と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記分析装置用部材において、前記第1範囲は、前記受入口側から放射状に設けられた放射状部を備え、該放射状部は、前記受入口側から離れるに従い先細り形状であってもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記滴下部は、前記第1範囲を構成する第1シート体と、該第1シート体よりも液体との接触角が大きく、前記第2範囲を構成する第2シート体と、を備えていてもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記第2シート体は、前記第1シート体の上方側に積層され、該第2シート体には、前記第1シート体の前記第1範囲を露出させる貫通部が設けられてもよい。
また、上記分析装置用部材において、水溶性の液体の特性を分析する分析装置に用いられる分析装置用部材であって、前記第1範囲は、親水性を有し、前記第2範囲は、疎水性を有してもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記第1範囲及び前記第2範囲は、前記受入口側に向かうに従い液体の接触角が小さくなるように構成されてもよい。
また、上記分析装置用部材において、前記管状部材は、ガラス管であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の分析装置用部材は上述した構成とされるため、管状部材の組付けが容易であり、かつ薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は第1実施形態における分析装置用部材の一例を示した模式的斜視図、(b)はその分解図である。
同分析装置用部材が用いられる分析装置を説明するためのブロック図である。
(a)は同分析装置用部材の要部拡大図、(b)は(a)のX部に滴下された液体の接触角を説明するための模式図である。
(a)~(e)は、第1実施形態の分析装置用部材の各変形例を示す模式的平面図である。
(a)は第2実施形態における分析装置用部材の模式的斜視図、(b)はその分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態の分析装置用部材の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図1~図4は、第1実施形態に係る分析装置用部材の一例及び変形例並びに分析装置用部材が用いられる分析装置の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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