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公開番号2025025725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130797
出願日2023-08-10
発明の名称レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250214BHJP(光学)
要約【課題】省電力化を実現できるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、支持部材3に対して光軸方向へ移動可能なレンズ保持部材2と、支持部材3とレンズ保持部材2との間に設けられ、レンズ保持部材2を光軸方向へ移動させる複数の形状記憶合金ワイヤSAとを備える。支持部材3は、レンズ保持部材2の光軸方向への移動を案内する案内部材7と第1磁性部材9とを有する。レンズ保持部材2は、案内部材7と摺動して案内部材7に案内される溝部2Vと、光軸方向と交差する方向において第1磁性部材9から離れた位置に配置される第2磁性部材10とを有する。第1磁性部材9及び第2磁性部材10は、磁石によって構成され、それらの間に生じる引力によって、レンズ保持部材2の光軸方向における位置に関わらず、案内部材7と溝部2Vとが接触した状態となるように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
支持部材と、
レンズ体を配置可能な筒状部を有し、前記支持部材に対して光軸方向へ移動可能なレンズ保持部材と、
前記支持部材と前記レンズ保持部材との間に設けられ、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる複数の形状記憶合金ワイヤと、を備えるレンズ駆動装置であって、
前記支持部材は、前記レンズ保持部材の光軸方向への移動を案内する案内部と、第1磁性部材と、を有し、
前記レンズ保持部材は、前記案内部と摺動して前記案内部に案内される被案内部と、光軸方向と交差する方向において前記第1磁性部材から離れた位置に配置される第2磁性部材と、を有し、
前記第1磁性部材及び前記第2磁性部材は、少なくとも一方が磁石によって構成されており、前記第1磁性部材と前記第2磁性部材との間に生じる磁気力によって光軸方向と交差する方向において前記案内部と前記被案内部とが互いを押し合う力を作用させ、前記レンズ保持部材の光軸方向における位置に関わらず、前記案内部と前記被案内部とが接触した状態となるように配置されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記形状記憶合金ワイヤは、前記形状記憶合金ワイヤに電流が流れていない場合に比べ、前記形状記憶合金ワイヤに電流が流れた場合に、前記案内部と前記被案内部とが互いを押し合う力を小さくするように収縮する、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記形状記憶合金ワイヤは、
前記支持部材に支持される一端部が前記レンズ保持部材に支持される他端部よりも光軸方向において低い位置に配置される第1ワイヤと、
前記支持部材に支持される一端部が前記レンズ保持部材に支持される他端部よりも光軸方向において高い位置に配置される第2ワイヤと、を含み、
前記第1ワイヤ及び前記第2ワイヤのそれぞれは、前記支持部材に設けられた第1金属部材に前記一端部が固定されるとともに、前記レンズ保持部材に設けられた第2金属部材に前記他端部が固定されており、光軸方向と交差する方向において、前記一端部が前記第1金属部材に固定される位置が、前記他端部が前記第2金属部材に固定される位置よりも、前記案内部から離れた位置となるように配置されている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記第2磁性部材と前記被案内部とは、前記レンズ保持部材における隣り合う位置に設けられている、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記第1磁性部材及び前記第2磁性部材は、何れも磁石によって構成されており、
前記磁気力は、引力である、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
前記第1磁性部材は、抜け止め構造を介して前記支持部材に取り付けられており、
前記第2磁性部材は、抜け止め構造によって前記レンズ保持部材に取り付けられている、
請求項5に記載のレンズ駆動装置。
【請求項7】
前記案内部は、前記被案内部側に突出する曲面状の凸状部を有し、
前記被案内部は、前記凸状部を受け入れ可能な凹状部を有する、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項8】
前記支持部材は、二つの前記案内部を有し、
前記レンズ保持部材は、二つの前記被案内部を有する、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項9】
二つの前記案内部は、光軸を挟んで対向するように配置され、
二つの前記被案内部は、光軸を挟んで対向するように配置されている、
請求項8に記載のレンズ駆動装置。
【請求項10】
一本の前記第1ワイヤと一本の前記第2ワイヤとは、光軸方向に垂直な方向から見た側面視において交差するように配置されてワイヤ対を構成し、
前記形状記憶合金ワイヤは、二つの前記ワイヤ対を含み、
一方の前記ワイヤ対と他方の前記ワイヤ対とは、光軸を挟んで対向するように配置されている、
請求項3に記載のレンズ駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レンズ駆動装置及びカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、形状記憶合金ワイヤを用いたレンズ駆動装置が知られている(特許文献1参照)。この装置は、形状記憶合金ワイヤに電流を流して形状記憶合金ワイヤを加熱して収縮させることによってレンズ保持部材を動かすことができるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/034860号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この装置では、形状記憶合金ワイヤに電流が流れていないときにはレンズ保持部材が動いてしまうおそれがあるため、動画を撮影する場合等、レンズの焦点が合った状態を維持するために、形状記憶合金ワイヤに電流を流し続ける必要がある。そのため、この装置は、省電力化(低消費電力化)を困難にしてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、省電力化を実現できるレンズ駆動装置を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るレンズ駆動装置は、支持部材と、レンズ体を配置可能な筒状部を有し、前記支持部材に対して光軸方向へ移動可能なレンズ保持部材と、前記支持部材と前記レンズ保持部材との間に設けられ、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる複数の形状記憶合金ワイヤと、を備えるレンズ駆動装置であって、前記支持部材は、前記レンズ保持部材の光軸方向への移動を案内する案内部と、第1磁性部材と、を有し、前記レンズ保持部材は、前記案内部と摺動して前記案内部に案内される被案内部と、光軸方向と交差する方向において前記第1磁性部材から離れた位置に配置される第2磁性部材と、を有し、前記第1磁性部材及び前記第2磁性部材は、少なくとも一方が磁石によって構成されており、前記第1磁性部材と前記第2磁性部材との間に生じる磁気力によって光軸方向と交差する方向において前記案内部と前記被案内部とが互いを押し合う力を作用させ、前記レンズ保持部材の光軸方向における位置に関わらず、前記案内部と前記被案内部とが接触した状態となるように配置されている。
【発明の効果】
【0007】
上述のレンズ駆動装置は、省電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係るカメラモジュールの斜視図である。
本開示の実施形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。
本開示の実施形態に係るレンズ駆動装置の本体部の分解斜視図である。
固定支持部材の斜視図である。
固定支持部材の上面図である。
固定支持部材の下面図である。
レンズ保持部材の斜視図である。
レンズ保持部材の上面図である。
レンズ保持部材の下面図である。
支持部材の斜視図である。
支持部材の上面図である。
支持部材の下面図である。
可動側金属部材、固定側金属部材、及び上側形状記憶合金ワイヤの配置図である。
レンズ側金属部材、支持側金属部材、及び下側形状記憶合金ワイヤの配置図である。
可動側金属部材、固定側金属部材、上側形状記憶合金ワイヤ、及びレンズ保持部材の上面図である。
可動側金属部材、固定側金属部材、可撓性金属部材、上側導電部材、及び上側形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
支持側金属部材、レンズ側金属部材、上側導電部材、下側導電部材、及び下側形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
第1下側ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第2下側ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第3下側ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第4下側ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
レンズ保持部材、支持側金属部材、レンズ側金属部材、案内部材、第1磁性部材、第2磁性部材、ヨーク、及び下側形状記憶合金ワイヤの配置図である。
レンズ保持部材、支持部材、支持側金属部材、レンズ側金属部材、案内部材、第1磁性部材、第2磁性部材、及び下側形状記憶合金ワイヤの正面図である。
磁石が取り付けられた支持部材の下面図である。
下側カバー部材及び支持部材の斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係るレンズ駆動装置101及びカメラモジュールCMについて図面を参照して説明する。図1は、カメラモジュールCMの斜視図である。図2は、カメラモジュールCMを構成するレンズ駆動装置101の分解斜視図である。図3は、レンズ駆動装置101を構成する本体部MNの分解斜視図である。
【0010】
図1において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1では、レンズ駆動装置101のX1側はレンズ駆動装置101の前側(正面側)に相当し、レンズ駆動装置101のX2側はレンズ駆動装置101の後側(背面側)に相当する。また、レンズ駆動装置101のY1側はレンズ駆動装置101の左側に相当し、レンズ駆動装置101のY2側はレンズ駆動装置101の右側に相当する。また、レンズ駆動装置101のZ1側はレンズ駆動装置101の上側(被写体側)に相当し、レンズ駆動装置101のZ2側はレンズ駆動装置101の下側(撮像素子側)に相当する。他の図においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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