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公開番号2025024583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128790
出願日2023-08-07
発明の名称動力伝達装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類F16H 7/06 20060101AFI20250213BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】各構成部品の精度を高精度化することなく、製造コストを抑えることができる。
【解決手段】駆動ユニット10は、ドライブスプロケット21aと、ドライブスプロケット21aを支持する駆動シャフト21と、ドリブンスプロケット311aと、ドリブンスプロケット311aを支持する回転軸311bと、ドライブスプロケット21aとドリブンスプロケット311aとに巻回された動力伝達チェーン40と、を備える。ドライブスプロケット21a及びドリブンスプロケット311aの少なくとも一方は、軸方向に移動可能に設けられる。動力伝達チェーン40は、ドライブスプロケット21a及びドリブンスプロケット311aの少なくとも一方の軸方向の移動を規制するガイドプレート410を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1回転部材と、
前記第1回転部材を支持する第1回転軸と、
第2回転部材と、
前記第2回転部材を支持する第2回転軸と、
前記第1回転部材と前記第2回転部材とに巻回された無端可撓部材と、を備える、動力伝達装置であって、
前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方は、軸方向に移動可能に設けられ、
前記無端可撓部材は、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方の前記軸方向の移動を規制する規制部を有する、動力伝達装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記第1回転部材は、前記第1回転軸に相対回転不能、且つ、前記軸方向に相対移動不能に固定され、
前記第2回転部材は、前記第2回転軸に相対回転不能、且つ、前記軸方向に相対移動不能に固定されている、動力伝達装置。
【請求項3】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記第1回転軸は、駆動源側の出力部に相対回転不能、且つ、前記軸方向に相対移動可能に結合され、
前記第1回転軸及び前記出力部のいずれか一方には、クリップが固定され、
前記第1回転軸及び前記出力部の他方には、前記クリップが摺動する摺動溝が設けられ、
前記第1回転軸と前記摺動溝とで定義される摺動可能領域の幅は前記クリップの幅よりも広いことで、前記第1回転軸が前記出力部に対し前記軸方向に相対移動可能である、動力伝達装置。
【請求項4】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記第2回転軸は、被駆動部側の入力部に相対回転不能、且つ、前記軸方向に相対移動可能に結合され、
前記第2回転軸及び前記入力部のいずれか一方には、クリップが固定され、
前記第2回転軸及び前記入力部の他方には、前記クリップが摺動する摺動溝が設けられ、
前記第2回転軸と前記摺動溝とで定義される摺動可能領域の幅は前記クリップの幅よりも広いことで、前記第2回転軸が前記入力部に対し前記軸方向に相対移動可能である、動力伝達装置。
【請求項5】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記第1回転部材は、ドライブスプロケットであり、
前記第2回転部材は、ドリブンスプロケットであり、
前記無端可撓部材は、チェーンである、動力伝達装置。
【請求項6】
請求項5に記載の動力伝達装置であって、
前記無端可撓部材の前記規制部は、前記チェーンの両側面に配置されたガイドプレートである、動力伝達装置。
【請求項7】
請求項6に記載の動力伝達装置であって、
前記ドライブスプロケットが前記軸方向に移動可能、且つ、前記ドリブンスプロケットが前記軸方向に移動不能である場合、
前記チェーンのガイドプレートの内面の幅をA、
前記ドライブスプロケットの歯部の幅をB、
前記ドリブンスプロケットの歯部の幅をC、
前記ドライブスプロケットの前記軸方向への移動可能な距離をD1、
前記ドリブンスプロケットの位置ばらつき量をE1としたとき、
D1>E1+(B+C)/2-A
の関係を有する、動力伝達装置。
【請求項8】
請求項6に記載の動力伝達装置であって、
前記ドライブスプロケットが前記軸方向に移動不能、且つ、前記ドリブンスプロケットが前記軸方向に移動可能である場合、
前記チェーンのガイドプレートの内面の幅をA、
前記ドライブスプロケットの歯部の幅をB、
前記ドリブンスプロケットの歯部の幅をC、
前記ドリブンスプロケットの前記軸方向への移動可能幅をD2、
前記ドライブスプロケットの位置ばらつき量をE2としたとき、
D2>E2+(B+C)/2-A
の関係を有する、動力伝達装置。
【請求項9】
請求項6に記載の動力伝達装置であって、
前記ガイドプレートは、前記軸方向から見て、前記ドライブスプロケットの歯部及び前記ドリブンスプロケットの歯部と重なるガイド部を有する、動力伝達装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来からチェーンやベルト等の無端可撓部材をドライブスプロケットとドリブンスプロケットとに巻回し、無端可撓部材を介して動力を伝達する動力伝達装置が知られている(例えば、特許文献1-3)。
【0003】
このような動力伝達装置においては、一般的に、ドライブスプロケット及びドリブンスプロケットを軸方向において高精度に位置決めし、軸方向のバラツキ量を無端可撓部材の幅内に収まるように構成していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-154913号公報
特開2011-236943号公報
特開2016-61337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ドライブスプロケット及びドリブンスプロケットを軸方向において高精度に位置決めするためには、これらを支持する部品なども高精度に形成する必要があり、製造コストの増加の一因となっていた。
【0006】
本発明は、製造コストを低減可能な動力伝達装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
第1回転部材と、
前記第1回転部材を支持する第1回転軸と、
第2回転部材と、
前記第2回転部材を支持する第2回転軸と、
前記第1回転部材と前記第2回転部材とに巻回された無端可撓部材と、を備える、動力伝達装置であって、
前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方は、軸方向に移動可能に設けられ、
前記無端可撓部材は、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方の前記軸方向の移動を規制する規制部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、各構成部品の精度を高精度化することなく、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の駆動ユニット10が搭載された車両を左方から見た概要図である。
本発明の一実施形態の駆動ユニット10の一部をカットして見た斜視図である。
図2の駆動ユニット10における動力伝達経路を説明するための一部断面斜視図である。
図2の駆動ユニット10における減速装置のスケルトン図である。
駆動シャフト21の支持構造を説明する断面図である。
動力伝達チェーン40の一部分の分解斜視図である。
チェーン伝動機構4の断面斜視図である。
駆動シャフト21の移動可能幅Dを説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態の駆動ユニットが搭載された車両について、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単且つ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、車両の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)

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