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公開番号2025021463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2024124373
出願日2024-07-31
発明の名称抗原を検出するためのキット、および検出方法
出願人株式会社ダスキン
代理人個人,個人
主分類G01N 33/53 20060101AFI20250205BHJP(測定;試験)
要約【課題】より確実かつ短時間にアレルゲンを検出できるキット、および検出方法を提供すること。
【解決手段】タンパク質を含むタンパク質層を有し、タンパク質は、カゼイン、豆類由来のタンパク質、オーツ由来または米糀由来のタンパク質であり、さらに水分保持剤、プロテアーゼ活性化剤、抗微生物剤を含む、抗原を検出するためのキット。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
タンパク質を含むタンパク質層を有する、抗原を検出するためのキットであって、前記タンパク質は、カゼイン、豆類由来のタンパク質、オーツ由来のタンパク質、または米糀由来のタンパク質である、キット。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記タンパク質層は、水分保持剤をさらに含む、請求項1に記載のキット。
【請求項3】
前記水分保持剤は、寒天、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カラギナン、ペクチン、またはグリセリンである、請求項1に記載のキット。
【請求項4】
前記水分保持剤は、グリセリンと、寒天、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カラギナン、およびペクチンから選択される少なくとも1種との組み合わせである、請求項3に記載のキット。
【請求項5】
前記タンパク質層は、白色、乳褐色、または褐色である、請求項1に記載のキット。
【請求項6】
前記タンパク質層は、プロテアーゼ活性化剤を含む、請求項1に記載のキット。
【請求項7】
前記タンパク質層は、システインプロテアーゼ阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、アスパラギン酸プロテアーゼ阻害剤、または金属プロテアーゼ阻害剤を含む、請求項1に記載のキット。
【請求項8】
前記タンパク質層は、抗微生物剤を含む、請求項1に記載のキット。
【請求項9】
前記タンパク質層の厚さは、1μm~3mmである、請求項1に記載のキット。
【請求項10】
前記抗原は、システインプロテアーゼ抗原、セリンプロテアーゼ抗原、アスパラギン酸プロテアーゼ抗原、または金属プロテアーゼ抗原である、請求項1に記載のキット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、抗原を検出するためのキット、および検出方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、アレルギーに関する疾患が、増加し、社会問題となっている。アレルギーの予防には、環境に存在するアレルゲンを検出することが重要になる。アレルゲンの検出方法としては、下地層上にポリポリペプチドを含むゲルを配置したシャーレを、湿潤箱に所定の期間静置し、染色して、上記ゲルに付着したアレルゲンを検出する方法が知られている。上記ゲルに付着したアレルゲン中のプロテアーゼにより上記ゲルが分解され、分解された部分の下地層が露出することにより、アレルゲンを検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-21980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の方法では、アレルゲンの検出に時間を要する場合があった。
【0005】
本開示の目的は、より確実かつ短時間にアレルゲンを検出できるキット、および検出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の態様を含む。
[項1]
タンパク質を含むタンパク質層を有する、抗原を検出するためのキットであって、前記タンパク質は、カゼイン、豆類由来のタンパク質、オーツ由来のタンパク質、または米糀由来のタンパク質である、キット。
[項2]
前記タンパク質層は、水分保持剤をさらに含む、項1に記載のキット。
[項3]
前記水分保持剤は、寒天、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カラギナン、ペクチン、またはグリセリンである、項1または2に記載のキット。
[項4]
前記水分保持剤は、グリセリンと、寒天、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カラギナン、およびペクチンから選択される少なくとも1種との組み合わせである、項3に記載のキット。
[項5]
前記タンパク質層は、白色、乳褐色、または褐色である、項1~4のいずれか1項に記載のキット。
[項6]
前記タンパク質層は、プロテアーゼ活性化剤を含む、項1~5のいずれか1項に記載のキット。
[項7]
前記タンパク質層は、システインプロテアーゼ阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、アスパラギン酸プロテアーゼ阻害剤、または金属プロテアーゼ阻害剤を含む、項1~6のいずれか1項に記載のキット。
[項8]
前記タンパク質層は、抗微生物剤を含む、項1~7のいずれか1項に記載のキット。
[項9]
前記タンパク質層の厚さは、1μm~3mmである、項1~8のいずれか1項に記載のキット。
[項10]
前記抗原は、システインプロテアーゼ抗原、セリンプロテアーゼ抗原、アスパラギン酸プロテアーゼ抗原、または金属プロテアーゼ抗原である、項1~9のいずれか1項に記載のキット。
[項11]
支持部材と、前記タンパク質層の単層を含む、項1~10のいずれか1項に記載のキット。
[項12]
前記支持部材は、シャーレである、項11に記載のキット。
[項13]
項1~12のいずれか1項に記載のキットと抗原を接触させること、
前記キットの表層の消化痕を検出すること、
を含む、抗原の検出方法。
[項14]
前記抗原は、システインプロテアーゼ抗原、セリンプロテアーゼ抗原、アスパラギン酸プロテアーゼ抗原、または金属プロテアーゼ抗原を含む、項13に記載の検出方法。
[項15]
項1~12のいずれか1項に記載のキットを検出箇所に静置した後、反応停止剤を前記キットに添加することを含む、項13または14に記載の方法。
[項16]
前記反応停止剤は、アルコールである、項15に記載の方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示のキットおよび方法によれば、より確実かつ短時間にアレルゲンを検出できるキット、および検出方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例におけるキットAの試験開始後10分での観察結果である。
図2は、実施例におけるキットAの試験開始後30分での観の結果である。
図3は、実施例におけるキットAの試験開始後60分での観察結果である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのキットおよび検出方法を例示するものであって、本発明は、以下に示すキットおよび検出方法に限定されない。なお、本明細書に記載される数値範囲の上限および下限は、当該数値を任意に選択して組み合わせることができる。
【0010】
(抗原検出用キット)
本開示は、タンパク質を含むタンパク質層を有する、抗原を検出するためのキットを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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