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公開番号2025021437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2024113760
出願日2024-07-17
発明の名称クイックチェンジシステム
出願人オイルクイック ドイチュランド カーゲー
代理人弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類E02F 3/40 20060101AFI20250205BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建設機械のアタッチメントを交換するためのクイックチェンジシステムを考案する。
【解決手段】クイックチェンジシステム1は、回転駆動部によって回転軸を中心に回転可能であるように、旋回駆動部によって旋回軸を中心に旋回可能であるように、キャリア2に配置され、ツール又はアタッチメントを連結するために、ツール側で第1のボルト状の連結要素を収容し固定するための、片側の第1のレセプタクル23、並びに、ツール側で第2のボルト状の連結要素を収容し固定するための、反対側の第2のレセプタクルを有する、クイックカプラ3を含む。機械的な回転表示部及び/又は旋回表示部26が、クイックチェンジシステムに配置される。回転表示部及び/又は旋回表示部は、キャリアに対するクイックカプラの回転位置及び/又は傾斜位置を監視するために、少なくとも1つのインジケータ要素、並びに、インジケータ要素と相互作用する、マーキングを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転駆動部(4)によって回転軸(5)を中心に回転可能であり、旋回駆動部(6)によって旋回軸(7)を中心に旋回可能であるようにキャリア(2)に配置されたクイックカプラ(3)を含む、建設機械のアタッチメントを交換するためのクイックチェンジシステム(1)であって、ツール又はアタッチメントを連結するために、ツール側で第1のボルト状の連結要素を収容し固定するために、片側に第1のレセプタクル(23)を有し、かつ、ツール側で第2のボルト状の連結要素を収容し固定するために、反対側に第2のレセプタクル(24)を有し、機械的な回転インジケータ及び旋回インジケータ(26)が配置されており、前記キャリア(2)に対する前記クイックカプラ(3)の回転位置を監視するための、対応する第1のマーキング(29)を有する第1のインジケータ要素(27)、並びに、前記キャリア(2)に対する前記クイックカプラ(3)の傾斜位置を監視するための、対応する第2のマーキング(30)を有する第2のインジケータ要素(28)を含むことを特徴とする、クイックチェンジシステム(1)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記インジケータ要素(27、28)が、ポインタ先端部(31、32)を有するポインタの形態で設計されることを特徴とする、請求項1に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項3】
前記インジケータ要素(27、28)が、前記クイックカプラ(3)の初期位置において、前記対応するマーキング(29、30)を覆うスロット状凹部(35、36)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項4】
前記第1のインジケータ要素(27)及び前記第2のインジケータ要素(28)が、共通のキャリアプレート(34)に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項5】
前記共通のキャリアプレート(34)が駆動ハウジング(8)に配置され、前記マーキング(29)が前記クイックカプラ(3)に配置され、かつ、前記マーキング(30)がキャリア(2)の横材(13)に配置されることを特徴とする、請求項4に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項6】
前記第1のインジケータ要素(27)がキャリアプレート(37)に、前記第2のインジケータ要素(28)がキャリアプレート(38)に、別個に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項7】
前記第2のインジケータ要素(28)が、キャリア(2)の横材(13)に配置され、前記対応するマーキング(30)が、駆動ハウジング(8)の旋回ピン(10)に配置されることを特徴とする、請求項6に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項8】
前記第2のインジケータ要素(28)が、駆動ハウジング(8)の旋回ピン(10)に配置され、前記対応するマーキング(30)が、キャリア2の横材(13)に配置されることを特徴とする、請求項6に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項9】
前記キャリアプレート(34、37、38)が板金部品として設計されることを特徴とする、請求項4に記載のクイックチェンジシステム(1)。
【請求項10】
前記キャリア(2)が、2つの平行なボルト状の連結要素(14、15)を収容するための開口部を有する、2つの平行な側壁(12)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のクイックチェンジシステム(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載の、建設機械のアタッチメントを交換するためのクイックチェンジシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
そのようなクイックチェンジシステムは、ショベル機又は他の同等の建設機械で、運動能力を拡張するための回転ユニット及び/又は旋回ユニットとして、建設機械のアタッチメントとツールとの間で使用される。そのようなクイックチェンジシステムは、典型的には、油圧回転駆動部によって回転軸を中心に回転することができ、かつ、回転軸に直交する旋回軸を中心に旋回することができるように、接続部に配置されたクイックカプラ、並びに、クイックカプラに接続されたアタッチメントを着脱可能に固定するための、レセプタクル及び少なくとも1つのロック要素を含む。そのようなクイックチェンジシステムにより、チルトバケット、グリッパ、シャー、コンパクタ、マグネット、油圧ハンマなといった、クイックカプラに接続されたアタッチメントは、ショベル機のアームの長手方向軸に対して横方向に配置された旋回軸を中心に旋回するだけでなく、この旋回軸に直交する回転軸を中心に旋回することもできる。そのようなクイックチェンジシステムは、特許文献1から知られている。
【0003】
クイックカプラの旋回位置及び傾斜位置が電気センサによって監視され、運転室内の表示装置に送信される、冒頭に述べたタイプのクイックチェンジシステムもある。しかしながら、そのようなセンサ機構は、かなり精密であり、高価なものである。センサ機構には、対応する電源も必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
独国登録特許第102020127313号明細書
【発明の概要】
【0005】
本発明の課題は、別個の電源がなくても、キャリアに対するクイックカプラの回転位置又は傾斜位置を簡単かつ堅牢に監視することもできる、冒頭に述べたタイプのクイックチェンジシステムを考案することである。
【0006】
この課題は、請求項1の特徴を有するクイックチェンジシステムによって解決される。従属請求項には、本発明の好適な実施形態、及び有利な改良が記載されている。
【0007】
建設機械のアタッチメントを交換するための、本発明によるクイックチェンジシステムは、旋回駆動部によって更なる旋回軸を中心に旋回し、かつ、キャリアの回転駆動部によって回転軸を中心に回転できるように配置された、クイックカプラを含む。このクイックカプラは、ツール又はアタッチメントを連結するために、ツール側で第1のボルト形状の連結要素を収容し固定するための、片側の第1のレセプタクル、並びに、ツール側で第2のボルト形状の連結要素を収容し固定するための、反対側の第2のレセプタクルを有する。クイックチェンジシステムには、機械的な回転及び旋回のインジケータが配置される。このインジケータは、クイックカプラの回転位置を監視するための、対応する第1のマーキングを有する、第1のインジケータ要素、並びに、クイックカプラの傾斜位置を監視するための、対応する第2のマーキングを有する、第2のインジケータ要素を含む。機械的な回転インジケータ及び旋回インジケータにより、追加の電源がなくても迅速かつ確実にクイックカプラの位置を確認することができる。例えば、高価なセンサ機構を必要とせずに、クイックカプラが回転しておらず、傾いていない、初期位置(ゼロ位置)にあるかどうかを確認することができる。
【0008】
構造的に単純、かつ費用効率の良い実施態様では、このインジケータ要素を、ポインタ先端部を有するポインタの形態で設計することができる。
【0009】
別の有利な実施形態では、インジケータ要素は、クイックカプラの初期位置において関連するマーキングを覆う、スロット状の凹部を含むことができる。したがって、クイックカプラの初期位置において、スロット状の凹部内でマーキングを容易に識別することができる。
【0010】
回転インジケータと旋回インジケータとを組み合わせた場合、第1及び第2のインジケータ要素の両方を、共通のキャリアプレートに配置することができる。共通のキャリアプレートは、例えば、駆動ハウジングに配置することができ、2つのマーキングは、クイックカプラ及びキャリアの横材に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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