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公開番号
2025019338
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024208529,2024100140
出願日
2024-11-29,2024-06-21
発明の名称
水道管探知装置および水道管探知方法並びに水道管探知プログラム
出願人
株式会社YSK
代理人
主分類
G01V
3/12 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電磁波反射物の存在および所在を確実に探知すること。
【解決手段】地中へと向けて電磁波を発信する電磁波発信部と、可視光成分の波長に受光感度を有するイメージセンサ14を備える可視光ビデオカメラ10と、電磁波発信部から発信された電磁波が電磁波反射物で反射して戻ってくる応答波の周波数に合わせて設定された受光感度を有するイメージセンサ34を有する電磁波ビデオカメラ30と、によって、探知対象の地中を撮像する。そして、可視光ビデオカメラ10によって撮像された可視光動画データと、電磁波ビデオカメラ30で撮像した電磁波動画データをモノクロ調に変換した各モノクロ電磁波動画データと、を合成して出力する。電磁波ビデオカメラ30は、可視光ビデオカメラ10とほぼ同じポジションおよびアングルで配置する。これにより、地中に電磁波反射物が存在するか否か、および、その所在を確実に探知することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知装置であって、
筐体と、
地中へと向けて電磁波を発信する電磁波発信部と、
可視光成分の波長に受光感度を有する第1撮像素子を備えると共に前記筐体に配置された少なくとも1つの第1カメラと、
前記電磁波発信部から発信された電磁波が水道管と水道管から水漏れした水とのうちの少なくとも一方で反射して戻ってくる応答波の周波数に合わせて設定された受光感度を有する第2撮像素子を備えると共に前記第1カメラと略等しいカメラポジションおよびカメラアングルとなるよう前記筐体に配置された少なくとも1つの第2カメラと、
前記第2カメラで撮像した第2画像をモノクロ調の第3画像に変換可能な画像変換部と、
前記第1カメラで撮像した第1画像上に前記第3画像を被せた合成画像を生成する画像合成部と、
前記画像合成部で生成した前記合成画像を出力可能な出力部と、を備え、
前記第3画像は感知した前記電磁波の強度がゼロの部分は透明であるとともに感知される前記電磁波の強度に応じて所定の単色の濃度が濃くなるように変換される画像であり、前記電磁波の強度について所定の最小値と最大値とが設定され、感知した前記電磁波の強度が前記最小値以下の部分はすべて透明であり、感知した前記電磁波の強度が前記最大値以上の部分はすべて前記単色の濃度範囲の最大濃度である、
水道管探知装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記合成画像を表示可能な表示部と、
前記第3画像に基づき前記水道管と前記水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方の所在を特定する所在特定部と、
をさらに備え、
前記表示部は、前記所在特定部によって特定された前記水道管と前記水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方の所在を視覚的に確認できる態様で報知する、
請求項1に記載の水道管探知装置。
【請求項3】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知装置であって、
地中へと向けて電磁波を発信する電磁波発信部と、
可視光成分の波長を透過可能な可視光透過材および前記電磁波発信部から発信された電磁波が水道管と水道管から水漏れした水とのうちの少なくとも一方で反射して戻ってくる応答波の周波数に合わせて設定された波長を透過可能な電磁波透過材をパターン化して配置したフィルタと、前記フィルタを透過する波長に受光感度を有する撮像素子と、を備える少なくとも1つのカメラと、
前記カメラで撮像した画像をモノクロ調のモノクロ変換画像に変換可能な画像変換部と、
前記カメラで撮像した画像上に前記モノクロ変換画像を被せた合成画像を生成する画像合成部と、
前記画像合成部で生成した前記合成画像を出力可能な出力部と、を備え、
前記モノクロ変換画像は感知した前記電磁波の強度がゼロの部分は透明であるとともに感知される前記電磁波の強度に応じて所定の単色の濃度が濃くなるように変換される画像であり、前記電磁波の強度について所定の最小値と最大値とが設定され、感知した前記電磁波の強度が前記最小値以下の部分はすべて透明であり、感知した前記電磁波の強度が前記最大値以上の部分はすべて前記単色の濃度範囲の最大濃度である、
水道管探知装置。
【請求項4】
前記合成画像を表示可能な表示部と、
前記モノクロ変換画像に基づき前記水道管と前記水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方の所在を特定する所在特定部と、
をさらに備え、
前記表示部は、前記所在特定部によって特定された前記水道管と前記水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方の所在を視覚的に確認できる態様で報知する、
請求項3に記載の水道管探知装置。
【請求項5】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知方法であって、
(a)可視光成分の波長に受光感度を有する第1撮像素子を備える少なくとも1つの第1カメラと、所定の受光感度を有する第2撮像素子を備える少なくとも1つの第2カメラと、を略等しいカメラポジションおよびカメラアングルとなるように配置する工程と、
(b)電磁波発信部から地中へと向けて電磁波を発信する工程と、
(c)前記第1および第2カメラによって、探知対象の地中を撮像する工程と、
(d)前記第2カメラで撮像した第2画像をモノクロ調の第3画像に変換する工程と、
(e)前記第1カメラで撮像した第1画像上に前記第3画像を被せた合成画像を生成する工程と、
(f)生成した前記合成画像を出力する工程と、を備え、
前記第2撮像素子は、前記電磁波発信部から発信された電磁波が水道管と水道管から水漏れした水とのうちの少なくとも一方で反射して戻ってくる応答波の周波数に合わせて設定された受光感度を有し、
前記第3画像は感知した前記電磁波の強度がゼロの部分は透明であるとともに感知される前記電磁波の強度に応じて所定の単色の濃度が濃くなるように変換される画像であり、前記電磁波の強度について所定の最小値と最大値とが設定され、感知した前記電磁波の強度が前記最小値以下の部分はすべて透明であり、感知した前記電磁波の強度が前記最大値以上の部分はすべて前記単色の濃度範囲の最大濃度である、
水道管探知方法。
【請求項6】
前記工程(c)は、少なくとも前記第2画像を動画として撮像する工程を含む、
請求項5に記載の水道管探知方法。
【請求項7】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知プログラムであって、
請求項5または6に記載の水道管探知方法の少なくとも前記工程(b)乃至(f)をコンピュータに実行させる水道管探知プログラム。
【請求項8】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知方法であって、
(g)電磁波発信部から地中へと向けて電磁波を発信する工程と、
(h)可視光成分の波長を透過可能な可視光透過材および所定の波長を透過可能な電磁波透過材をパターン化して配置したフィルタと、前記フィルタを透過する波長に受光感度を有する撮像素子と、を備える少なくとも1つのカメラによって、探知対象の地中を撮像する工程と、
(i)前記カメラで撮像した画像をモノクロ調のモノクロ変換画像に変換する工程と、
(j)前記カメラで撮像した画像上に前記モノクロ変換画像を被せた合成画像を生成する工程と、
(k)生成した前記合成画像を出力する工程と、を備え、
前記電磁波透過材は、前記電磁波発信部から発信された電磁波が水道管と水道管から水漏れした水とのうちの少なくとも一方で反射して戻ってくる応答波の周波数に合わせて設定された波長を透過可能であり、
前記モノクロ変換画像は感知した前記電磁波の強度がゼロの部分は透明であるとともに感知される前記電磁波の強度に応じて所定の単色の濃度が濃くなるように変換される画像であり、前記電磁波の強度について所定の最小値と最大値とが設定され、感知した前記電磁波の強度が前記最小値以下の部分はすべて透明であり、感知した前記電磁波の強度が前記最大値以上の部分はすべて前記単色の濃度範囲の最大濃度である、
水道管探知方法。
【請求項9】
前記工程(h)は、少なくとも前記画像を動画として撮像する工程を含む、
請求項8に記載の水道管探知方法。
【請求項10】
地中に存在する水道管と水道管からの水漏れとのうちの少なくとも一方を探知する水道管探知プログラムであって、
請求項8または9に記載の水道管探知方法をコンピュータに実行させる水道管探知プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波反射物である水道管を探知する水道管探知装置および水道管探知方法並びに水道管探知プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2001-7771号公報(特許文献1)には、単発信号を発生させる単発信号発生器と、盗聴器などの電波式発信機が単発信号発生器から送信された単発信号を受信したことに基づき当該電波式発信機から送信される電波を受信復調する受信復調回路と、単発信号発生器が単発信号を発生してから受信復調回路によって当該単発信号に応じた電波を受信して復調出力されるまでの遅延時間を検出する遅延時間検出器と、検出した遅延時間に応じて次の単発信号を発生させるまでのタイミングを変化させるタイミング発生器と、を備える電波式発信機探知装置が記載されている。
【0003】
当該装置では、盗聴器などの電波式発信機から遠ざかると単発信号の周期が長くなり、盗聴器などの電波式発信機に近付くと単発信号の周期が短くなるように動作するため、簡単な回路構成で確実に盗聴器などの電波式発信機の場所を見つけ出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-7771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、盗聴器などの電波式発信機の探知のほか、地中に存在する物体の探知も有用であり、地中に存在して電磁波を反射する物体の探知は有用である。具体的には例えば、地中の水道管や水道管からの水漏れの探知は有用である。
【0006】
そこで本発明は、1つの側面では、電磁波反射物の存在および所在を確実に探知することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る電磁波式発信機探知装置は、電磁波式発信機を探知する電磁波式発信機探知装置であって、筐体と、可視光成分の波長に受光感度を有する第1撮像素子を備えると共に前記筐体に配置された少なくとも1つの第1カメラと、前記電磁波式発信機が発信する電磁波の周波数に合わせて設定された受光感度を有する第2撮像素子を備えると共に前記第1カメラと略等しいカメラポジションおよびカメラアングルとなるよう前記筐体に配置された少なくとも1つの第2カメラと、前記第2カメラで撮像した第2画像をモノクロ調の第3画像に変換可能な画像変換部と、前記第1カメラで撮像した第1画像と、前記第3画像と、を合成した合成画像を生成する画像合成部と、前記画像合成部で生成した前記合成画像を出力可能な出力部と、を備える、ようにしてもよい。
【0008】
ここで、本発明における「筐体」とは、典型的には箱型の容器がこれに該当するが、枠状の構造物(枠体)を好適に包含する。また、本発明における「画像」は、静止画のみならず動画を好適に包含する。
【0009】
本発明によれば、第2撮像素子が、電磁波式発信機が発信する電磁波の波長に受光感度(言い換えると、電磁波の受信感度)を有するため、第2カメラによって電磁波式発信機から発信された電磁波を撮像することができる。そして、電磁波式発信機から発信された電磁波を撮像した第2画像をモノクロ調の第3画像に変換すると共に、第2カメラと略等しいカメラポジションおよびカメラアングルで配置された第1カメラによって撮像された第1画像と、第3画像と、を合成した合成画像を出力するため、ランダムなタイミングで電磁波を送信する盗聴器などの電磁波式発信機であっても、探知対象の空間に存在するか否かのみならず、当該探知対象の空間のどの位置に電磁波式発信機が存在するのかを確実に探知することができる。
【0010】
本発明に係る電磁波式発信機探知装置は、電磁波式発信機を探知する電磁波式発信機探知装置であって、可視光成分の波長を透過可能な可視光透過材および前記電磁波式発信機が発信する電磁波の周波数に合わせて設定された波長を透過可能な電磁波透過材をパターン化して配置したフィルタと、前記フィルタを透過する波長に受光感度を有する撮像素子と、を備える少なくとも1つのカメラと、前記カメラで撮像した画像をモノクロ調のモノクロ変換画像に変換可能な画像変換部と、前記カメラで撮像した画像と、前記モノクロ変換画像と、を合成した合成画像を生成する画像合成部と、前記画像合成部で生成した前記合成画像を出力可能な出力部と、を備える、ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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