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公開番号
2025017766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120988
出願日
2023-07-25
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20250130BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】粗悪燃料が使用されたとしても、低速早期着火による内燃機関の劣化を抑制しつつ、車両のドライバビリティやNVの悪化を抑制する。
【解決手段】本開示の内燃機関の制御装置は、過給機および可変動弁機構を含む内燃機関の制御装置であって、低速早期着火の発生回数が予め定められた上限回数以下であり、かつ当該上限回数よりも小さい所定回数以上であるときに、予め定められた低回転高負荷域におけるバルブタイミングを低速早期着火が発生しないように変更すると共に、低速早期着火の発生回数が上限回数を上回ったときに、内燃機関の負荷率を小さく制限する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
過給機および可変動弁機構を有すると共に車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、
低速早期着火の発生回数が予め定められた上限回数以下であり、かつ前記上限回数よりも小さい所定回数以上であるときに、予め定められた低回転高負荷域におけるバルブタイミングを前記低速早期着火が発生しないように変更すると共に、前記発生回数が前記上限回数を上回ったときに、前記内燃機関の負荷率を小さく制限する内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、過給機および可変動弁機構を有すると共に車両に搭載される内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、筒内噴射弁と、ポート噴射弁と、シリンダの周壁を冷却する第1冷却水流路と、当該第1冷却水流路を流れる第1冷却水よりも低温の第2冷却水により吸気ポートあるいはシリンダの第1冷却水流路により冷却される部分よりも燃焼室寄りの周壁を冷却する第2冷却水流路とを含む内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。この内燃機関の制御装置は、LSPI(Low Speed Pre Ignition:低速早期着火)による内燃機関の劣化度合いを示す指標値(LSPIの発生回数)を導出する。更に、当該制御装置は、算出した指標値が第1閾値を超えており、シリンダの燃焼室寄りの周壁を冷却する第2冷却水の水温が閾値温度よりも低く、かつ、内燃機関が低回転高負荷域で運転されるときに、指標値が第1閾値を超える前に比べて、筒内噴射弁による燃料噴射の比率を下げてポート噴射弁による燃料噴射の比率を上げることによりLSPIの発生を抑制する。また、当該制御装置は、指標値が第1閾値よりも大きい第2閾値を超えており、かつ内燃機関が上記低回転高負荷域で運転されるときに、指標値が第2閾値を超える前に比べて、第2冷却水の温度を上昇させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-2781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、過給機を備えた内燃機関では、燃料としてマンガンを多く含む粗悪燃料が使用されると、LSPIの発生回数に応じてポート噴射弁による燃料噴射の比率を上げたとしても、当該内燃機関の低回転高負荷域において少量の燃料(マンガン)がシリンダの壁面等に付着しただけでLSPIが発生することがある。一方、LSPIの発生回数が予め定められた上限値に達した場合には、LSPIによる部品の劣化を抑制するために、内燃機関の吸入空気量(負荷率)を制限することが好ましい。ただし、部品保護を優先して当該上限値を小さくすると、吸入空気量の制限により低回転高負荷域での内燃機関の運転が制限され、車両のドライバビリティやNV(騒音、振動)が悪化してしまう。
【0005】
そこで、本開示は、粗悪燃料が使用されたとしても、低速早期着火による内燃機関の劣化を抑制しつつ、車両のドライバビリティやNVの悪化を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の内燃機関の制御装置は、過給機および可変動弁機構を有すると共に車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、低速早期着火の発生回数が予め定められた上限回数以下であり、かつ前記上限回数よりも小さい所定回数以上であるときに、予め定められた低回転高負荷域におけるバルブタイミングを前記低速早期着火が発生しないように変更すると共に、前記発生回数が前記上限回数を上回ったときに、前記内燃機関の負荷率を小さく制限するものである。
【0007】
本開示の内燃機関の制御装置は、低速早期着火の発生回数が予め定められた上限回数以下であり、かつ当該上限回数よりも小さい所定回数以上であるときに、予め定められた低回転高負荷域におけるバルブタイミングを低速早期着火が発生しないように変更する。これにより、粗悪燃料が使用されたとしても、バルブタイミングの変更によって低速早期着火の発生を抑制して内燃機関を保護しつつ、車両のドライバビリティやNVの悪化を抑制することが可能になる。また、当該制御装置は、低速早期着火の発生回数が上限回数を上回ったときに、内燃機関の負荷率を小さく制限する。これにより、低速早期着火の発生回数が上限回数を上回った後に、低回転高負荷域での内燃機関の運転を制限し、LSPIの発生および当該LSPIによる内燃機関の劣化を抑制することができる。
【0008】
更に、本開示の制御装置は、低速早期着火の発生回数が上限回数以下であり、かつ当該上限回数よりも小さい所定回数以上であるときに、低速早期着火の発生回数が所定回数未満であるときに比べて、排気弁の閉弁タイミングの進角により低回転高負荷域における排気弁と吸気弁とのバルブオーバーラップ量を減らすものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の制御装置により制御される内燃機関を示す概略構成図である。
本開示の制御装置を示す制御ブロック図である。
本開示の制御装置により実行されるルーチンを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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