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公開番号2025017742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120941
出願日2023-07-25
発明の名称足場構造
出願人東洋紡エムシー株式会社,芦森工業株式会社,株式会社ハイビックス
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類B01F 35/10 20220101AFI20250130BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】撹拌装置内の作業を行い易くすることができ、且つ組立て易い足場構造を提供する。
【解決手段】回転軸と前記回転軸に固定された撹拌翼とを備える撹拌装置内で用いられる足場構造であって、環状の第1袋体と、前記第1袋体の上に配置されている第2袋体とを有し、前記第1袋体の内縁に接する仮想内接円の直径は、前記撹拌翼の回転直径よりも大きいことを特徴とする足場構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸と前記回転軸に固定された撹拌翼とを備える撹拌装置内で用いられる足場構造であって、
環状の第1袋体と、
前記第1袋体の上に配置されている第2袋体とを有し、
前記第1袋体の内縁に接する仮想内接円の直径は、前記撹拌翼の回転直径よりも大きいことを特徴とする足場構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1袋体の軸方向における長さは、前記第1袋体の径方向における前記内縁から外縁に至るまでの長さよりも長い請求項1に記載の足場構造。
【請求項3】
前記第2袋体は、扁平状である請求項1または2に記載の足場構造。
【請求項4】
前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2袋体の外縁に接する第2仮想外接円の直径は、前記第1袋体の内縁に接する仮想内接円の直径よりも大きく、前記第2袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第1凹部を有しており、前記第2仮想外接円の中心は前記第1凹部の外縁に囲まれた領域内に位置する請求項3に記載の足場構造。
【請求項5】
前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第2凹部と第3凹部を有している請求項4に記載の足場構造。
【請求項6】
前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2凹部と前記第3凹部は、それぞれ前記第1袋体の前記内縁よりも内側に位置する部分を有している請求項5に記載の足場構造。
【請求項7】
前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2凹部のうち前記第2仮想外接円の中心に最も近いA点と前記第3凹部のうち前記第2仮想外接円の中心に最も近いB点とを通る仮想線は、前記第1凹部を通っている請求項5に記載の足場構造。
【請求項8】
前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記A点と前記第2仮想外接円の中心とを結ぶ第1仮想線分と、前記B点と前記第2仮想外接円の中心とを結ぶ第2仮想線分とのなす角であって、前記第1凹部の先端部に近い方の角の角度は180度未満である請求項7に記載の足場構造。
【請求項9】
更に、前記第2袋体の上に配置されている扁平状の第3袋体を有し、
前記第3袋体の厚さ方向の視野において、前記第3袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第4凹部と第5凹部を有しており、前記第3袋体の外縁に接する第3仮想外接円の中心は前記第4凹部の外縁に囲まれた領域内に位置している請求項1または2に記載の足場構造。
【請求項10】
前記第3袋体の厚さ方向のうち、前記第3袋体から前記第2袋体に向かう方向の視野において、前記第3袋体の前記第4凹部から前記第2袋体の一部が露出し、且つ前記第3袋体の前記第5凹部から前記第2袋体の他の一部が露出している請求項9に記載の足場構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、足場構造に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
これまでに、複数の化合物を混合し撹拌して反応させる際に撹拌装置が用いられていた。このような撹拌装置として例えば特許文献1には、槽本体と、該槽本体に一体的に設けられるマンホールとを備え、低炭素ステンレス鋼から成る撹拌槽であって、前記マンホールと前記槽本体とが繋がるノズルネックは、その裾が広がるように円弧状に湾曲することを特徴とする撹拌槽が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-016087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、洗浄ノズルをマンホールから撹拌槽内に挿入して、洗浄ノズルにより高圧の洗浄液を撹拌槽の内壁に吹き付けることによって撹拌槽内を洗浄できることが記載されている。このような方法によって撹拌槽内を洗浄できるが、より細部を洗浄したい場合には、撹拌槽内に人が入って撹拌槽内を洗浄する場合があった。しかし撹拌槽内に人が入っても、依然として撹拌槽内の上側部分等、洗浄し難い部分があった。そこで本発明者らの検討により、梯子を用いると撹拌槽内の上側部分等は洗浄し易くなるが、足場が不安定になることが分かった。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、撹拌装置内の作業を行い易くすることができ、且つ組立て易い足場構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施の形態に係る足場構造は下記[1]の通りである。
[1]回転軸と前記回転軸に固定された撹拌翼とを備える撹拌装置内で用いられる足場構造であって、
環状の第1袋体と、
前記第1袋体の上に配置されている第2袋体とを有し、
前記第1袋体の内縁に接する仮想内接円の直径は、前記撹拌翼の回転直径よりも大きいことを特徴とする足場構造。
【0006】
上記のように第1袋体が環状であり内縁に接する仮想内接円の直径が大きいことにより、第1袋体の内縁よりも内側に作業空間を確保でき、作業者は第1袋体の内縁より内側で第2袋体を第1袋体の上に配置する等の作業を行い易くなるため、足場構造を組立て易くなる。更に当該構成により、噴射された洗浄液は第1袋体の内側に流れ落ちるため、第2袋体の上に洗浄液が溜まり難くなる。その結果、第2袋体以上の高さの位置において作業者は洗浄中に滑り難くなる。更に、土台である第1袋体が環状であることにより足場構造は安定し易くなる。
【0007】
更に実施の形態に係る足場構造は、以下の[2]~[11]のいずれかであることが好ましい。
[2]前記第1袋体の軸方向における長さは、前記第1袋体の径方向における前記内縁から外縁に至るまでの長さよりも長い[1]に記載の足場構造。
[3]前記第2袋体は、扁平状である[1]または[2]に記載の足場構造。
[4]前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2袋体の外縁に接する第2仮想外接円の直径は、前記第1袋体の内縁に接する仮想内接円の直径よりも大きく、前記第2袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第1凹部を有しており、前記第2仮想外接円の中心は前記第1凹部の外縁に囲まれた領域内に位置する[1]~[3]のいずれかに記載の足場構造。
[5]前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第2凹部と第3凹部を有している[1]~[4]のいずれかに記載の足場構造。
[6]前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2凹部と前記第3凹部は、それぞれ前記第1袋体の前記内縁よりも内側に位置する部分を有している[5]に記載の足場構造。
[7]前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記第2凹部のうち前記第2仮想外接円の中心に最も近いA点と前記第3凹部のうち前記第2仮想外接円の中心に最も近いB点とを通る仮想線は、前記第1凹部を通っている[5]または[6]に記載の足場構造。
[8]前記第2袋体の厚さ方向の視野において、前記A点と前記第2仮想外接円の中心とを結ぶ第1仮想線分と、前記B点と前記第2仮想外接円の中心とを結ぶ第2仮想線分とのなす角であって、前記第1凹部の先端部に近い方の角の角度は180度未満である[7]に記載の足場構造。
[9]更に、前記第2袋体の上に配置されている扁平状の第3袋体を有し、
前記第3袋体の厚さ方向の視野において、前記第3袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第4凹部と第5凹部を有しており、前記第3袋体の外縁に接する第3仮想外接円の中心は前記第4凹部の外縁に囲まれた領域内に位置している[1]~[8]のいずれかに記載の足場構造。
[10]前記第3袋体の厚さ方向のうち、前記第3袋体から前記第2袋体に向かう方向の視野において、前記第3袋体の前記第4凹部から前記第2袋体の一部が露出し、且つ前記第3袋体の前記第5凹部から前記第2袋体の他の一部が露出している[9]に記載の足場構造。
[11]更に、前記第1袋体の前記軸方向に延在し且つ前記第1袋体の前記内縁に固定されている柱状物を有している[1]~[10]のいずれかに記載の足場構造。
【0008】
更に実施の形態に係る足場構造は、下記[12]であってもよい。
[12]回転軸と前記回転軸に固定された撹拌翼とを備える撹拌装置内で用いられる足場構造であって、
扁平状の袋体を有し、
前記袋体の厚さ方向の視野において、前記袋体は外側から内側に向かって凹んでいる第1凹部を有しており、前記袋体の外縁に接する仮想外接円の中心は前記第1凹部の外縁に囲まれた領域内に位置する足場構造。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上記構成により、撹拌装置内の作業を行い易くすることができ、且つ組立て易い足場構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1(a)は、実施の形態に係る足場構造の平面図である。図1(b)は、実施の形態に係る足場構造の側面図である。
図2は、図1の足場構造を撹拌装置の反応缶内に配置したときの第1袋体と撹拌翼との位置関係を示す平面図である。
図3は、図1の足場構造の第2袋体の平面図である。
図4(a)は、図1(b)の第1袋体のA-A断面である。図4(b)は、図1(b)の第1袋体の変形性のA-A断面である。図4(c)は、図1(a)の第1袋体のB-B断面である。
図5は、撹拌装置の斜視図である。
図6は、図1の足場構造を図5の撹拌装置の反応缶内に配置したときの斜視図である。
図7は、柱状物を有する実施の形態に係る足場構造を、撹拌装置の反応缶内に配置したときの第1袋体と撹拌翼との位置関係を示す平面図である。
図8は、図7のC―C断面図である。
図9(a)は、図7の柱状物の斜視図である。図9(b)は、図7の柱状物の布材の平面図である。
図10(a)は、第3袋体を有する実施の形態に係る足場構造の平面図である。図10(b)は、第3袋体を有する実施の形態に係る足場構造の側面図である。
図11は、図10の足場構造の第3袋体の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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