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公開番号2025017092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119981
出願日2023-07-24
発明の名称模擬試験環境システム及び模擬試験方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07B 15/00 20110101AFI20250129BHJP(チェック装置)
要約【課題】模擬試験の短縮化を図る模擬試験環境システムを提供することである。
【解決手段】実施形態に係る模擬試験環境システムは、試験制御装置とIF変換装置とを備える。前記試験制御装置は、前記IF変換装置に対して、設定データ、通行車両の車載器から送信される車両データ、及び1以上の車両検知器の出力信号に対応する車両挙動データを送信するデータ生成部を備える。また、前記IF変換装置は、前記車両挙動データに基づき検出される車両通行無しの時間帯をスキップするスキップ試験計画を生成し、前記車線サーバに対して前記設定データを送信する試験計画部と、前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両データに対応するUPデータを送信するアンテナシミュレータと、前記車両挙動データに対応する接点信号を送信する車両挙動シミュレータとを備える。前記試験制御装置は、前記UPデータ及び前記接点信号に基づき前記車線サーバにより生成された明細データを受信する料金所サーバシミュレータを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ETCの車線サーバの模擬試験を実施する模擬試験環境システムであって、
前記模擬試験環境システムは、
試験制御装置と、IF変換装置と、を備え、
前記試験制御装置は、
前記IF変換装置に対して、試験データとして、料金所に関する設定データ、通行車線を通行する通行車両の車載器から送信される車両データ、及び前記通行車線に沿って設置される1以上の車両検知器から出力される出力信号に対応する車両挙動データを送信するデータ生成部を備え、
前記IF変換装置は、
前記車両挙動データに基づき車両通行無しの時間帯を検出し、前記車両通行無しの時間帯をスキップするスキップ試験計画を生成し、前記車線サーバに対して前記設定データを送信する試験計画部と、
前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両データに対応するUPデータを送信するアンテナシミュレータと、
前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両挙動データに対応する接点信号を送信する車両挙動シミュレータと、
を備え、
前記試験制御装置は、
前記UPデータ及び前記接点信号に基づき前記車線サーバにより生成された明細データを受信する料金所サーバシミュレータを備える、
模擬試験環境システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記車両挙動データは、1以上の車両検知器から出力され、発生時刻、車両検知器識別情報、及び車両検知結果を含む車両検知信号に対応する複数のレコードを含み、
前記IF変換装置の前記試験計画部は、前記複数のレコードに含まれる前記発生時刻に基づき前記複数のレコードの発生間隔を検出し、車両通行無し閾値を超える発生間隔を前記車両通行無しの時間帯として検出する、
請求項1の模擬試験環境システム。
【請求項3】
前記IF変換装置の前記試験計画部は、前記車両通行無しの時間帯を境目にして、前記複数のレコードをグルーピングし、グループ単位で実行する前記スキップ試験計画を生成する、
請求項2の模擬試験環境システム。
【請求項4】
前記IF変換装置の前記試験計画部は、前記試験制御装置に対して、所定のグループに属する複数のレコードに含まれる最も早い時刻に対応する試験開始時刻を含む試験時刻通知を送信し、
前記試験制御装置は、前記試験時刻通知に基づき前記IF変換装置及び前記車線サーバのシステムクロックの時刻を同期させる試験情報管理部を備え、
前記IF変換装置の前記アンテナシミュレータは、前記試験制御装置による時刻同期の後、前記所定のグループに属する所定の車両データに対応する所定のUPデータを前記車線サーバへ送信し、
前記IF変換装置の前記車両挙動シミュレータは、前記所定のグループに属する所定の車両挙動データに対応する所定の接点信号を前記車線サーバへ送信する、
請求項3の模擬試験環境システム。
【請求項5】
前記試験制御装置の前記試験情報管理部は、前記IF変換装置及び前記車線サーバに対して前記試験開始時刻に応じた所定時刻へ変更する時刻変更指示を送信し、
前記IF変換装置は、前記試験制御装置から送信される前記時刻変更指示に基づき時刻を前記所定時刻へ変更するIF変換装置システムクロックを備え、
前記車線サーバは、前記試験制御装置から送信される前記時刻変更指示に基づき時刻を前記所定時刻へ変更する車線サーバシステムクロックを備える、
請求項4の模擬試験環境システム。
【請求項6】
前記IF変換装置の前記試験計画部は、試験モードの指定に基づき前記車両通行無しの時間帯をスキップする前記スキップ試験計画又はスキップしない非スキップ試験計画を生成する、
請求項1の模擬試験環境システム。
【請求項7】
ETCの車線サーバを対象として模擬試験を実施する模擬試験環境システムの試験制御装置及びIF変換装置により実行される模擬試験方法であって、
データ生成部が、前記IF変換装置に対して、試験データとして、料金所に関する設定データ、通行車線を通行する通行車両の車載器から送信される車両データ、及び前記通行車線に沿って設置される1以上の車両検知器から出力される出力信号に対応する車両挙動データを送信するステップと、
試験計画部が、前記車両挙動データに基づき車両通行無しの時間帯を検出し、前記車両通行無しの時間帯をスキップするスキップ試験計画を生成するステップと、
前記試験計画部が、前記車線サーバに対して前記設定データを送信するステップと、
アンテナシミュレータが、前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両データに対応するUPデータを送信するステップと、
車両挙動シミュレータが、前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両挙動データに対応する接点信号を送信するステップと、
料金所サーバシミュレータが、前記UPデータ及び前記接点信号に基づき前記車線サーバにより生成された明細データを受信するステップと、
を備える模擬試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、模擬試験環境システム及び模擬試験方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
有料道路における通行料金収受方式として、無線通信を利用した電子料金収受システム(Electronic Toll Collection System、以下、ETCシステム)が普及している。ETCシステムで用いられる車線サーバは、車両が料金所の通行車線を通過するタイミングで、車両の車載器から送信される車両データに基づき、所定の料金テーブル等に基づいて料金処理を実行する。
【0003】
最近、道路の混雑緩和のため、通行量の平準化、分散化の必要が高まっているため、料金施策として、通行料金を、時間帯、経路、交通状況等に応じて複雑な割引等を行う料金体系が検討されている。このため、料金計算を行う車線サーバの料金計算動作も複雑化しており、運用開始前の動作確認が重要となっている。
このため、ETCシステムの導入に際しては、料金処理に不具合が生じないよう、料金所において模擬試験環境システムを設け、模擬試験環境システムにより模擬試験を実行し、車線サーバによる料金処理の検証を行うことが検討されている。この試験項目の一つとして、長期(数日間)にわたり連続で、所定の料金処理を行うロングラン試験等が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-171046号公報
特開2003-30700号公報
特開2001-60911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したロングラン試験では、模擬試験環境システムは、試験用に生成した長期にわたる時系列の車両通行データ(車両データと車両挙動データ)を、車線サーバに対して入力し、試験を行う。このため、試験時間は、最初の車両挙動データの発生時刻から最後の車両挙動データの発生時刻までの長い期間となる。このようなロングラン試験は、ETCシステムの導入の負担になっている。
【0006】
本発明の目的は、模擬試験の短縮化を図る模擬試験環境システム及び模擬試験方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る模擬試験環境システムは、試験制御装置とIF変換装置とを備え、ETCの車線サーバの模擬試験を実施する。前記試験制御装置は、前記IF変換装置に対して、試験データとして、料金所に関する設定データ、通行車線を通行する通行車両の車載器から送信される車両データ、及び前記通行車線に沿って設置される1以上の車両検知器から出力される出力信号に対応する車両挙動データを送信するデータ生成部を備える。また、前記IF変換装置は、前記車両挙動データに基づき車両通行無しの時間帯を検出し、前記車両通行無しの時間帯をスキップするスキップ試験計画を生成し、前記車線サーバに対して前記設定データを送信する試験計画部と、前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両データに対応するUPデータを送信するアンテナシミュレータと、前記スキップ試験計画に基づき、前記車線サーバに対して前記車両挙動データに対応する接点信号を送信するする車両挙動シミュレータとを備える。さらに、前記試験制御装置は、前記UPデータ及び前記接点信号に基づき前記車線サーバにより生成された明細データを受信する料金所サーバシミュレータを備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る模擬試験環境システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る模擬試験環境システムの模擬試験におけるデータ、信号、通知、及び指示の流れを示す図である。
図3は、試験データ生成処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、車両データの一例を示す図である。
図5は、車両挙動データの一例を示す図である。
図6は、試験計画処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、通行時間帯情報の一例を示す図である。
図8は、試験開始処理及び時刻同期処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、試験時刻通知の一例を示す図である。
図10は、時刻情報管理機能による時刻処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、試験時刻管理情報の一例を示す図である。
図12は、接点信号送信処理の一例を示すフローチャートである。
図13は、UPデータ送信処理及びDOWNデータ受信処理の一例を示すフローチャートである。
図14は、明細データ受信機能による明細データ受信処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態に係るETCの車線サーバを対象として模擬試験を実施する模擬試験環境システムの一例について説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係る模擬試験環境システムの概略構成を示すブロック図である。
車線サーバの試験は、試験対象となる車線サーバ4に、模擬試験環境システム1を接続し、模擬試験環境システム1で生成した試験データを車線サーバ4に入力し、車線サーバ4が当該試験データに含まれる車両検知データ等に基づいて、車両の通行料金の算出結果を示す明細データを生成し、その生成された明細データを評価することで、車線サーバの試験を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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