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公開番号
2024166767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083095
出願日
2023-05-19
発明の名称
固定子
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H02K
11/25 20160101AFI20241122BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】製造コストの低減および小型化を図ることが可能な固定子を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、固定子は、第1端面と第2端面とを有するヨークと複数のティースとを具備する固定子鉄心と、ティースに捲回され、ヨークの第1端面の側に延出したコイル端部を有する複数のコイル14と、コイルの上に配置された温度センサ50と、温度センサに重ねてコイルに装着されたセンサホルダ52であって、温度センサを収容する開口55を有する本体54aと、温度センサをコイルの側に押圧する弾性変形可能な押圧部54dと、を有するセンサホルダと、それぞれ複数の接続端子を有する複数本のバスバーリングと、バスバーリングを保持したシールドケース36と、を有し、複数の接続端子がそれぞれコイル端部に接続され、シールドケースによりセンサホルダの本体をコイルの側に押圧した状態で、固定子鉄心に取り付けられたバスバーアッセンブリ30と、を有している。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向の一端に位置する第1端面と軸方向の他端に位置する第2端面とを有する円筒状のヨークと前記ヨークの内周側に設けられ前記ヨークの周方向に間隔を置いて並んだ複数のティースと、を具備する固定子鉄心と、
それぞれインシュレータを介して前記ティースに捲回され、前記第1端面の側に延出したコイル端部を有する複数のコイルと、
前記第1端面の側で前記コイルの上に配置された温度センサと、
前記温度センサに重ねて前記コイルに装着されたセンサホルダであって、前記温度センサを収容する開口を有する本体と、前記軸方向に弾性変形可能に前記本体に支持され前記温度センサを前記コイルの側に押圧する押圧部と、を有するセンサホルダと、
それぞれ複数の接続端子を有する複数本のバスバーリングと、前記バスバーリングを保持したシールドケースと、を有し、前記第1端面の側で前記複数のコイルに対向して配置され、前記複数の接続端子がそれぞれ前記コイル端部に接続され、前記シールドケースにより前記センサホルダの前記本体を前記コイルの側に押圧した状態で、前記固定子鉄心に取り付けられたバスバーアッセンブリと、
を備える固定子。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記センサホルダは、それぞれ前記本体から延出し、前記周方向に隣り合う2つのコイルの間に差し込まれた一対の脚部を有している、請求項1に記載の固定子。
【請求項3】
前記温度センサは、検温部を有するセンサ本体と前記センサ本体から二股状に延出した少なくとも2本のハーネスとを含み、前記本体の一方の脚部は、前記ハーネスの二股部分に挿通されている、請求項2に記載の固定子。
【請求項4】
前記センサホルダは、前記本体から延出した係合凸部を有し、
前記バスバーアッセンブリの前記シールドケースは、前記係合凸部が係合する係合孔を有している、請求項1に記載の固定子。
【請求項5】
前記係合凸部は、二股状に突出した一対の係合爪と、前記係合爪の間に形成された係合溝と、を有し、前記一対の係合爪が前記係合孔に係合され、前記バスバーリングの一部が前記係合溝に係合している、請求項4に記載の固定子。
【請求項6】
前記シールドケースは、前記周方向に離間して設けられた複数本の支持脚を有し、前記インシュレータは、前記支持脚が嵌合可能な係合凹所を有している、請求項1に記載の固定子。
【請求項7】
前記押圧部は、前記本体に連結された一端を有する片持ち梁を構成している、請求項1に記載の固定子。
【請求項8】
前記押圧部は、前記本体に連結された一端および他端を有する両持ち梁を構成している、請求項1に記載の固定子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、回転電機の固定子に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
回転電機の固定子は、固定子鉄心と、固定子鉄心に巻装された複数のコイルと、を有している。回転電機では、固定子のコイルに電流が流れることにより、コイルの温度が上昇する。コイルの過大な温度上昇を避けて回転電機を安定して動作させるため、温度センサ(例えば、サーミスタ)を用いてコイルの温度を検出している。
安定した温度検出を行うためには、温度センサは、コイルの表面に接触して設けられていることが望ましい。コイルの捲回形状にバラツキがある場合、温度センサを安定して設置することが困難な場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-254628号公報
特開2010-71708号公報
特許第6484334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の課題は、温度センサにより安定してコイルの温度を検出することが可能な固定子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、固定子は、軸方向の一端に位置する第1端面と軸方向の他端に位置する第2端面とを有する円筒状のヨークと前記ヨークの内周側に設けられ前記ヨークの周方向に間隔を置いて並んだ複数のティースと、を具備する固定子鉄心と、それぞれインシュレータを介して前記ティースに捲回され、前記第1端面の側に延出したコイル端部を有する複数のコイルと、前記第1端面の側で前記コイルの上に配置された温度センサと、前記温度センサに重ねて前記コイルに装着されたセンサホルダであって、前記温度センサを収容する開口を有する本体と、前記軸方向に弾性変形可能に前記本体に支持され前記温度センサを前記コイルの側に押圧する押圧部と、を有するセンサホルダと、それぞれ複数の接続端子を有する複数本のバスバーリングと、前記バスバーリングを保持したシールドケースと、を有し、前記第1端面の側で前記複数のコイルに対向して配置され、前記複数の接続端子がそれぞれ前記コイル端部に接続され、前記シールドケースにより前記センサホルダの前記本体を前記コイルの側に押圧した状態で、前記固定子鉄心に取り付けられたバスバーアッセンブリと、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る固定子のバスバーアッセンブリの側を示す固定子の斜視図。
図2は、前記固定子の固定子鉄心、コイルおよび保持リングを示す分解斜視図。
図3は、前記固定子およびバスバーアッセンブリを示す分解斜視図。
図4は、前記固定子の分割鉄心部を示す斜視図。
図5は、前記分割鉄心部の鉄心および巻線ホルダ(インシュレータ)を示す分解斜視図。
図6は、センサホルダの斜視図。
図7は、前記センサホルダの背面図。
図8は、前記センサホルダの断面図。
図9は、前記センサホルダおよび温度センサを示す斜視図。
図10は、前記固定子の一部および装着前のセンサホルダおよび温度センサを示す斜視図。
図11は、前記固定子の一部および装着されたセンサホルダおよび温度センサを示す斜視図。
図12は、前記固定子の一部および装着されたセンサホルダおよび温度センサを外周側から見た側面図。
図13は、前記バスバーアッセンブリの背面側を示す斜視図。
図14は、前記バスバーアッセンブリの一部拡大および破断して示す斜視図。
図15は、前記バスバーアッセンブリが装着および接続された状態の固定子の一部を示す斜視図
図16は、前記分割鉄心部、装着された温度センサ、センサホルダおよびバスバーアッセンブリを示す側面図。
図17は、前記分割鉄心部、温度センサ、センサホルダおよびバスバーアッセンブリを示す断面図。
図18Aは、第1変形例に係るセンサホルダの斜視図。
図18Bは、第1変形例に係るセンサホルダの平面図。
図18Cは、第1変形例に係るセンサホルダの側面図。
図19Aは、第2変形例に係るセンサホルダの斜視図。
図19Bは、第2変形例に係るセンサホルダの平面図。
図19Cは、一部破断して示す第2変形例に係るセンサホルダの側面図。
図20Aは、第3変形例に係るセンサホルダの斜視図。
図20Bは、第3変形例に係るセンサホルダの平面図。
図20Cは、一部破断して示す第3変形例に係るセンサホルダの側面図。
図21Aは、第4変形例に係るセンサホルダの斜視図。
図21Bは、第4変形例に係るセンサホルダの平面図。
図21Cは、一部破断して示す第4変形例に係るセンサホルダの側面図。
図22Aは、第5変形例に係るセンサホルダの斜視図。
図22Bは、第5変形例に係るセンサホルダの平面図。
図22Cは、一部破断して示す第5変形例に係るセンサホルダの側面図。
図23は、一部破断して示す第6変形例に係るセンサホルダの側面図。
図24は、一部破断して示す第7変形例に係るセンサホルダの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る回転電機の固定子を第1端面の側から見た斜視図、図2は、固定子鉄心および保持リングを第2端面の側から見た分解斜視図、図3は、固定子鉄心、保持リング、バスバーアッセンブリを第1端面の側から見た分解斜視図である。
図1に示すように、固定子10は、例えば、3相(U相、V相およびW相)の交流電源によって駆動される回転電機の固定子10を構成している。固定子10は、複数個(24個)の分割鉄心部10Aを並べて構成された環状の固定子鉄心20と、複数本(24本)のコイル14と、固定子鉄心20の第1端面20aの側に配置された環状のバスバーアッセンブリ30と、固定子鉄心20の外周に嵌合された保持リングHRと、を有している。バスバーアッセンブリ30は、それぞれコイル14の延出端に接続された複数の接続端子32U、32V、32W、32Nと、電極端子(口出し端子)15U、15V、15Wと、を有している。
【0009】
図2に示すように、複数個(24個)の分割鉄心部10Aは、固定子10の周方向に並んで配置され中心軸線C1を有する円筒状の固定子鉄心20を構成している。周方向に隣り合う分割鉄心部10Aは、カシメあるいは凸部と凹部との係合により、互いに連結されている。固定子鉄心20は、軸方向の一端に位置する第1端面20aおよび軸方向の他端に位置する第2端面20bを有する円筒状のヨーク22とヨーク22の内周側に設けられヨーク22の周方向に間隔を置いて並んで位置する複数(24本)のティース11Qと、を具備している。各ティース11Qに絶縁性を有するインシュレータ(巻線ホルダ)を介してコイル14が巻装されている。
保持リングHRは、固定子鉄心20の外径とほぼ等しい内径を有する円筒形状に形成されている。保持リングHRは、固定子鉄心20の外周に嵌合され、固定子鉄心20の連結状態を保持する。
【0010】
図3に示すように、固定子鉄心20の第1端面20aの側で、1つのコイル14に温度センサ50、例えば、サーミスタ、およびセンサホルダ52が装着されている。
バスバーアッセンブリ30は、固定子鉄心20の第1端面20aの側で、複数のコイル14に対向して配置され、同時に、センサホルダ52に当接しセンサホルダ52をコイル14の側に押圧する。後述するように、バスバーアッセンブリ30は、U相、V相、W相、中性点に対応する4本のバスバーリングと、各バスバーリングから径方向の外側に延出する複数の接続端子32U、32V、32W、32Nと、U相、V相、W相のバスバーリングからそれぞれ導出した電極端子15U、15V、15Wと、4本のバスバーリングの周囲を囲んで支持するシールドケース34と、を有している。シールドケース34は、全体として、偏平な環状に成形されている。シールドケース34は、それぞれ軸方向に延出する複数本の支持脚35を有している。これらの支持脚35は、円周方向に所定の間隔を置いて設けられている。
図1に示すように、バスバーアッセンブリ30は、支持脚35を対応する巻線ホルダの係合凹所に係合させ、更に、接続端子32U、32V、32W、32Nをそれぞれ対応するコイル端部に溶接することにより、所定位置に位置決めされた状態で固定子鉄心20に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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