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公開番号
2025016560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024187278,2022530026
出願日
2024-10-24,2021-03-02
発明の名称
樹脂チューブ接続装置
出願人
株式会社島津製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
30/60 20060101AFI20250128BHJP(測定;試験)
要約
【課題】樹脂チューブの破損を防止することが可能な樹脂チューブ接続装置を提供する。
【解決手段】樹脂チューブ接続装置は、樹脂チューブ、樹脂拡張部および金属スリーブを備える。樹脂拡張部は、接触面に接触可能なシール面を有する。また、樹脂拡張部は、樹脂チューブの第の流路に連通しかつシール面において開口する第2の流路を有する。シール面は、軸方向において金属スリーブの端面よりも突出する。外側面のうち軸方向における樹脂拡張部と金属スリーブとの接触領域の最大長さは、半径方向における樹脂層の厚みよりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流路孔を有する接触面が形成された被接続部材に接続可能な樹脂チューブ接続装置であって、
金属管を有するとともに、前記金属管の内周面に形成された樹脂層を有し、かつ前記樹脂層により取り囲まれる第1の流路を有する樹脂チューブと、
前記樹脂層と同一材料により前記樹脂層と一体的に形成され、前記樹脂層の端部から軸方向に突出するとともに前記樹脂チューブの半径方向において前記金属管よりも外方に突出するように設けられた樹脂拡張部と、
前記金属管の外周面および前記樹脂拡張部の外側面を覆うように形成された金属スリーブとを備え、
前記樹脂拡張部は、前記接触面に接触可能なシール面を有し、前記樹脂チューブの前記第1の流路に連通しかつ前記シール面において開口する第2の流路を有し、
前記シール面は、前記軸方向において前記金属スリーブの端面よりも突出し、
前記樹脂拡張部は柱形状に形成されている、樹脂チューブ接続装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記外側面のうち前記軸方向における前記樹脂拡張部と前記金属スリーブとの接触領域の最大長さは、前記半径方向における前記樹脂層の厚みよりも大きくすることにより、ねじれトルクが加えられたときに、前記樹脂チューブまたは前記樹脂拡張部の破損を抑制するように構成された、請求項1に記載の樹脂チューブ接続装置。
【請求項3】
前記金属スリーブの前記端面は、前記軸方向において、前記シール面と前記金属管の端面との間に位置し、前記樹脂拡張部の前記外側面は、前記軸方向において、前記金属管の前記端面まで延び、
前記外側面のうち前記樹脂拡張部と前記金属スリーブと前記接触領域の前記最大長さは、前記軸方向における前記金属スリーブの前記端面と前記金属管の前記端面との間の距離に相当する、請求項1に記載の樹脂チューブ接続装置。
【請求項4】
前記樹脂拡張部は、一端面、他端面および前記外側面を有する柱形状に形成され、
前記柱形状の前記一端面が前記シール面であり、前記柱形状の前記他端面が前記軸方向において前記金属管の前記端面に接する、請求項1に記載の樹脂チューブ接続装置。
【請求項5】
流路孔を有する接触面が形成された被接続部材に接続可能な樹脂チューブ接続装置であって、
金属管を有するとともに、前記金属管の内周面に形成された樹脂層を有し、かつ前記樹脂層により取り囲まれる第1の流路を有する樹脂チューブと、
前記樹脂層と同一材料により前記樹脂層と一体的に形成され、前記樹脂層の端部から軸方向に突出するとともに前記樹脂チューブの半径方向において前記金属管よりも外方に突出するように設けられた樹脂拡張部と、
前記金属管の外周面および前記樹脂拡張部の外側面を覆うように形成された金属スリーブとを備え、
前記樹脂拡張部は、前記接触面に接触可能なシール面を有し、前記樹脂チューブの前記第1の流路に連通しかつ前記シール面において開口する第2の流路を有し、
前記シール面は、前記軸方向において前記金属スリーブの端面よりも突出し、
前記金属スリーブの端面は、前記金属管の端面と面一に形成され、
前記金属スリーブの前記端面は、前記金属スリーブの内周面と外周面とからそれぞれ所定の距離の位置において凹部を有し、
前記樹脂拡張部は、
前記半径方向において前記金属管よりも外方に突出するように前記金属管の前記端面上および前記金属スリーブの端面上に形成された端面被覆部と、
前記端面被覆部と一体的に形成され、前記外側面を有しかつ前記凹部に嵌め込まれた嵌め込み部とを含み、
前記嵌め込み部の前記外側面と内側面とが、前記凹部内において、前記金属スリーブと接触している、樹脂チューブ接続装置。
【請求項6】
前記樹脂拡張部の前記シール面における前記第2の流路の開口の面積は、前記樹脂チューブの前記第1の流路の断面積よりも大きい、請求項1記載の樹脂チューブ接続装置。
【請求項7】
請求項1に記載の樹脂チューブ接続装置を製造する方法であって、
前記樹脂拡張部と前記樹脂層とを熱成形により一体成形するステップ、または、
前記樹脂拡張部と前記樹脂層とを熱成形および常温下での圧縮成形により一体成形ステップを含む、製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂チューブ接続装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、液体クロマトグラフにおいて、金属に吸着しやすい試料を分析する場合または金属腐食性の移動相を使用する場合には、樹脂チューブが用いられることがある。樹脂チューブは、例えば金属管の内面が樹脂層で被覆された構造を有する。樹脂チューブを例えば分離カラムに接続する場合には、樹脂チューブおよび分離カラムの流路の密閉性を確保する必要がある。そのために、樹脂チューブの端面でシールを行う構造が提案されている。例えば、特許文献1には、高速液体クロマトグラフ用のプラグ毛細管を連結するためのプラグユニットが記載されている。
【0003】
プラグユニットは、プラグ毛細管、押圧体および密閉部材を有する。プラグ毛細管は、硬質材料からなる外側被覆部と弾性材料からなる内側被覆部とを有する。内部被覆部は、半径方向で外側に向かって伸張する端部領域を有する。プラグ毛細管の外周面を覆うように押圧体および密閉部材が設けられる。分離カラムには、ブッシュユニットが配置される。ブッシュユニットには収容凹部が設けられる。プラグユニットは、ブッシュユニットの収容凹部にねじ込まれる。
特開2014-98694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のプラグユニットによれば、ブッシュユニットの収容凹部に押圧体の当接面が押圧されるとともに端部領域が塑性変形する。それにより、プラグ毛細管内の流路が密閉される。
【0005】
しかしながら、分離カラム等の構成部品の交換時には、プラグユニットをブッシュユニットから取り外すことによりプラグ毛細管を構成部品から取り外した後、プラグユニットをブッシュユニットにねじ込むことによりプラグ毛細管を交換後の構成部品に取り付ける必要がある。プラグ毛細管の取り外しおよび取り付けが繰り返し行われることにより、プラグ毛細管の端部が破損する。
【0006】
本発明の目的は、樹脂チューブの破損を防止することが可能な樹脂チューブ接続装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面に従う樹脂チューブ接続装置は、流路孔を有する接触面が形成された被接続部材に接続可能な樹脂チューブ接続装置であって、金属管を有するとともに、金属管の内周面に形成された樹脂層を有し、かつ樹脂層により取り囲まれる第1の流路を有する樹脂チューブと、樹脂チューブと同一材料により樹脂チューブと一体的に形成され、樹脂層の端部から軸方向に突出するとともに樹脂チューブの半径方向において金属管よりも外方に突出するように設けられた樹脂拡張部と、金属管の外周面および樹脂拡張部の外側面を覆うように形成された金属スリーブとを備え、樹脂拡張部は、接触面に接触可能なシール面を有し、樹脂チューブの第1の流路に連通しかつシール面において開口する第2の流路を有し、シール面は、軸方向において金属スリーブの端面よりも突出し、外側面のうち軸方向における樹脂拡張部と金属スリーブとの接触領域の最大長さは、半径方向における樹脂層の厚みよりも大きい。
【0008】
本発明の他の局面に従う樹脂チューブ接続装置は、流路孔を有する接触面が形成された被接続部材に接続可能な樹脂チューブ接続装置であって、金属管を有するとともに、金属管の内周面に形成されかつ金属管の端面から軸方向に突出する樹脂層を有し、かつ樹脂層により取り囲まれる流路を有する樹脂チューブと、金属管から突出する樹脂層の部分の外周面を覆うように樹脂層に接合された樹脂シール材と、金属管の外周面および樹脂シール材の外側面を覆うように形成された金属スリーブとを備え、樹脂シール材は、接触面に接触可能なシール面を有し、樹脂チューブの流路に連通する開口部を有し、シール面は、軸方向において金属スリーブの端面よりも突出し、外側面のうち軸方向における樹脂シール材と金属スリーブとの接触領域の最大長さは、半径方向における樹脂層の厚みよりも大きい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、樹脂チューブの破損を防止することが可能な樹脂チューブ接続装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は第1の実施の形態に係る樹脂チューブ接続装置を用いた樹脂チューブ接続構造の一例を示す模式的断面図である。
図2は第1の実施の形態に係る樹脂チューブ接続装置の構成を示す模式的断面図である。
図3は第2の実施の形態に係る樹脂チューブ接続装置の構成を示す模式的断面図である。
図4は図3の樹脂チューブ接続装置のA-A線断面図である。
図5は金属スリーブの凹部および樹脂拡張部の嵌め込み部の構成の他の例を示す断面図である。
図6は金属スリーブの凹部および樹脂拡張部の嵌め込み部の構成のさらに他の例を示す断面図である。
図7は第3の実施の形態に係る樹脂チューブ接続装置の構成を示す模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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