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公開番号
2025014813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117668
出願日
2023-07-19
発明の名称
クロマトグラフ装置
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人京都国際特許事務所
主分類
G01N
30/86 20060101AFI20250123BHJP(測定;試験)
要約
【課題】クロマトグラフ装置を用いて試料中の目的成分を分取し、さらに該分取した目的成分を分析する際の手間を軽減する。
【解決手段】目的成分を含む試料を収容した試料容器(172)及び分取した目的成分を収容する分取容器(173)が配置される分取装置(17)と、目的成分の分取条件及び分取後の該目的成分の分析条件を使用者に設定させる分取分析条件設定部(42)と、分取分析条件設定部において分取条件及び分析条件が設定された後、試料容器から試料を採取し分取条件に従って該試料に含まれる目的成分を分取容器に分取する分取実行部(43)と、分取実行部による目的成分の分取に続いて分取容器から目的成分を採取し分析条件に従って該目的成分を分析する分析実行部(44)とを備えるクロマトグラフ装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
目的成分を含む試料を収容した試料容器、及び分取した目的成分を収容する分取容器が配置される分取装置と、
目的成分の分取条件、及び分取後の該目的成分の分析条件を使用者に設定させる分取分析条件設定部と、
前記分取分析条件設定部において前記分取条件及び前記分析条件が設定された後、前記試料容器から試料を採取し、前記分取条件に従って該試料に含まれる前記目的成分を前記分取容器に分取する分取実行部と、
前記分取実行部による前記目的成分の分取に続いて、前記分取容器から前記目的成分を採取し、前記分析条件に従って該目的成分を分析する分析実行部と
を備えるクロマトグラフ装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記分取分析条件設定部は、さらに、前記目的成分の分取後に、該目的成分の分析を実行するか否かを使用者に設定させ、
前記分析実行部は、前記目的成分の分析を実行することが使用者により設定された場合に、該目的成分の分取に続いて該目的成分の分析を実行する、請求項1に記載のクロマトグラフ装置。
【請求項3】
前記分析実行部は、前記目的成分を分取したときに取得された検出信号が予め決められた基準を満たしていることに基づいて、該目的成分の分析を実行する、請求項1に記載のクロマトグラフ装置。
【請求項4】
前記分取実行部が時間的に連続して複数の分取容器に目的成分を採取した場合に、前記分析実行部は、前記複数の分取容器のいずれか1つの分取容器に収容された目的成分についてのみ、分析を実行する、請求項1に記載のクロマトグラフ装置。
【請求項5】
前記分析実行部は、前記複数の分取容器に目的成分が分取される間に取得された、該目的成分の検出信号が最も大きい1つの分取容器に収容された目的成分についてのみ、分析を実行する、請求項4に記載のクロマトグラフ装置。
【請求項6】
前記検出信号は前記目的成分から生成されるイオンを質量分析計で測定した強度であり、前記分析実行部は、予め決められた、該目的成分以外のものから時間帯に関係なく生成されるイオンを質量分析計で測定した強度に対する、前記目的成分から生成されるイオンの測定強度が最も大きい1つの分取容器に収容された目的成分についてのみ、分析を実行する、請求項5に記載のクロマトグラフ装置。
【請求項7】
前記分取条件と前記分析条件を同一画面上で設定することができることを特徴とする、請求項1に記載のクロマトグラフ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロマトグラフ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液体クロマトグラフの1つに、分取液体クロマトグラフがある(例えば特許文献1)。分取液体クロマトグラフでは、液体試料を液体クロマトグラフのカラムに導入し、該液体試料に含まれる目的成分をカラムで他の成分と分離して、目的試料のみを分取容器に分取する。試料から目的成分を分取する際には、高流量の移動相中に液体試料を注入し、短いカラムに導入して短時間で目的成分を分取することが多い。
【0003】
分取液体クロマトグラフは、例えば、創薬の分野における新薬の開発において薬効を有する目的成分を分取するために用いられる。目的成分の薬効を確認する際には、分取した目的成分に誤りがないことや、分取した目的成分に不純物が混入していないことを確認するために、詳細な分析が行われる。こうした場合には、分取容器に目的成分を分取した後、該目的成分の詳細な分析条件を設定して該目的成分を分析する。目的成分の詳細な分析では、該目的成分の分取時よりも移動相の流量を下げたり、分取時よりも長いカラムを使用したりして分取時よりも時間をかけて成分間の分離度を高めた分析条件が設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/163276号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の方法では、試料中の目的成分を分取する条件を設定して該目的成分を分取したあと、それを詳細に分析する際に、目的成分を分取した分取容器の情報等を使用者が分取結果画面で確認し、さらに、該目的成分の詳細分析条件を設定して該目的成分を分析しなければならず、目的成分の分取及び分析に手間がかかっていた。
【0006】
ここでは液体クロマトグラフを用いて目的成分を分取及び分析する場合について説明したが、ガスクロマトグラフ等のクロマトグラフ装置を用いる場合にも上記同様の問題があった。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、クロマトグラフ装置を用いて試料中の目的成分を分取し、さらに該分取した目的成分を分析する際の手間を軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために成された本発明に係るクロマトグラフ装置は、
目的成分を含む試料を収容した試料容器、及び分取した目的成分を収容する分取容器が配置される分取装置と、
目的成分の分取条件、及び分取後の該目的成分の分析条件を使用者に設定させる分取分析条件設定部と、
前記分取分析条件設定部において前記分取条件及び前記分析条件が設定された後、前記試料容器から試料を採取し、前記分取条件に従って該試料に含まれる前記目的成分を前記分取容器に分取する分取実行部と、
前記分取実行部による前記目的成分の分取に続いて、前記分取容器から前記目的成分を採取し、前記分析条件に従って該目的成分を分析する分析実行部と
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るクロマトグラフ装置では、まず、分取分析条件設定部が目的成分の分取条件及び分析条件を使用者に設定させ、その後、分取実行部及び分析実行部が、試料に含まれる該目的成分の分取と、分取した該目的成分の分析とを続けて実行する。そのため、試料中の目的成分を分取したあと、目的成分を分取した分取容器の情報等を使用者が分取結果画面で確認する必要がなく、目的成分の分取及び分析の手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るクロマトグラフ装置の一実施形態である、分取液体クロマトグラフシステムの要部構成図。
本実施形態の分取液体クロマトグラフシステムを用いて試料に含まれる目的成分の分取及び分析を行う手順を説明するフローチャート。
本実施形態の分取液体クロマトグラフシステムにおける分取分析条件設定画面の例。
本実施形態の分取液体クロマトグラフシステムにおける結果表示画面の例。
本実施形態の分取液体クロマトグラフシステムにおいて、目的成分を複数のバイアルに分取したときに、詳細分析の対象を決定する方法を説明する図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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