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公開番号2025014108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-29
出願番号2024101337
出願日2024-06-24
発明の名称バッテリー容量算出装置およびバッテリー容量算出方法
出願人レノボ・(ベイジン)・リミテッド
代理人個人,個人
主分類G01R 31/387 20190101AFI20250122BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリー容量算出装置およびバッテリー容量算出方法は、満充電容量を高頻度に算出する。
【解決手段】バッテリー容量算出装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得し、前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得し、前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出し、前記バッテリーのサイクル数を取得し、前記バッテリーの温度が所定の温度範囲に含まれ、かつ前記バッテリーの出力電圧値が所定の電圧範囲に含まれる時間を取得し、前記サイクル数と、前記インピーダンス値と、前記時間と、を使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コントローラを備え、
前記コントローラは、
バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得し、
前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得し、
前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出し、
前記インピーダンス値と、メモリに予め記録された初期のインピーダンス値との比であるインピーダンス増加を算出し、
前記バッテリーのサイクル数を取得し、
前記バッテリーの温度が所定の温度範囲に含まれ、かつ前記バッテリーの出力電圧値が所定の電圧範囲に含まれる時間を取得し、
前記サイクル数と、前記インピーダンス増加と、前記時間とを使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出する
バッテリー容量算出装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記コントローラは、FCC=1.0+a*CYC+b*HTVT+c*IMPという式に従って前記満充電容量を算出し、
前記式において、FCCは前記満充電容量であり、CYCは前記サイクル数であり、HTVTは前記時間であり、IMPは前記インピーダンス増加であり、a、b、およびcは、所定の係数である
請求項1に記載のバッテリー容量算出装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記バッテリーの充電中の前記温度に応じて前記インピーダンス値を補正する
請求項1または請求項2に記載のバッテリー容量算出装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
算出された前記満充電容量と、前記満充電容量が算出された時点の時間情報とをメモリに記録し、
前記メモリに記録された前記満充電容量および前記時間情報を使用することにより、前記バッテリーの満充電容量が所定の容量以下となるまでの時間を算出する
請求項1または請求項2に記載のバッテリー容量算出装置。
【請求項5】
コントローラを備え、
前記コントローラは、
バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得し、
前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得し、
前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出し、
前記インピーダンス値と、メモリに予め記録された初期のインピーダンス値との比であるインピーダンス増加を算出し、
前記バッテリーのサイクル数を取得し、
前記サイクル数と、前記インピーダンス増加とを使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出する
バッテリー容量算出装置。
【請求項6】
バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得するステップと、
前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得するステップと、
前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出するステップと、
前記インピーダンス値と、メモリに予め記録された初期のインピーダンス値との比であるインピーダンス増加を算出するステップと、
前記バッテリーのサイクル数を取得するステップと、
前記バッテリーの温度が所定の温度範囲に含まれ、かつ前記バッテリーの出力電圧値が所定の電圧範囲に含まれる時間を取得するステップと、
前記サイクル数と、前記インピーダンス増加と、前記時間とを使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出するステップと、
を備えるバッテリー容量算出方法。
【請求項7】
バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得するステップと、
前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得するステップと、
前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出するステップと、
前記インピーダンス値と、メモリに予め記録された初期のインピーダンス値との比であるインピーダンス増加を算出するステップと、
前記バッテリーのサイクル数を取得するステップと、
前記サイクル数と、前記インピーダンス増加とを使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出するステップと、
を備えるバッテリー容量算出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリー容量算出装置およびバッテリー容量算出方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザーが長期間使える製品の開発はカーボンエミッションの削減につながる。ユーザーがノート型PC(Personal Computer)のような電子機器のバッテリーを適切なタイミングで交換することにより、電子廃棄物(E-waste)が減り、環境問題の改善が期待される。そのため、バッテリーの交換を適切なタイミングでユーザーに促す機能が望まれている。
【0003】
バッテリーの劣化度をユーザーに通知するための機能として、容量維持率とサイクル数とに基づいてバッテリーの状態を推定し、その状態を表示する機能が存在する。容量維持率は満充電容量(FCC:Full Charge Capacity)を設計容量で除算することにより得られる。また、バッテリーが満充電状態から完全放電状態に変化するまでの電流値に基づいて満充電容量を算出する従来技術が知られている。
【0004】
特許文献1に開示された装置は、バッテリーの状態に応じて満充電容量の推定方法を選択し、選択された方法で満充電容量を推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-125320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
満充電容量を推定する従来技術では、バッテリーを完全に放電させる必要があるため、満充電容量の算出頻度が低い。
【0007】
本発明は、満充電容量を高頻度に算出することができるバッテリー容量算出装置およびバッテリー容量算出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、コントローラを備え、前記コントローラは、バッテリーの充電中に前記バッテリーの第1の電圧値および充電電流値を取得し、前記バッテリーの充電の休止中に前記バッテリーの第2の電圧値を取得し、前記第1の電圧値、前記第2の電圧値、および前記充電電流値を使用することにより前記バッテリーのインピーダンス値を算出し、前記インピーダンス値と、メモリに予め記録された初期のインピーダンス値との比であるインピーダンス増加を算出し、前記バッテリーのサイクル数を取得し、前記バッテリーの温度が所定の温度範囲に含まれ、かつ前記バッテリーの出力電圧値が所定の電圧範囲に含まれる時間を取得し、前記サイクル数と、前記インピーダンス増加と、前記時間とを使用することにより前記バッテリーの満充電容量を算出するバッテリー容量算出装置である。
【0009】
本発明の一態様において、前記コントローラは、FCC=1.0+a*CYC+b*HTVT+c*IMPという式に従って前記満充電容量を算出してもよく、前記式において、FCCは前記満充電容量であり、CYCは前記サイクル数であり、HTVTは前記時間であり、IMPは前記インピーダンス増加であり、a、b、およびcは、所定の係数である。
【0010】
本発明の一態様において、前記コントローラは、前記バッテリーの充電中の前記温度に応じて前記インピーダンス値を補正してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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