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公開番号
2025014046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024191379,2020163867
出願日
2024-10-31,2020-09-29
発明の名称
異方性磁性粉末の製造方法および異方性磁性粉末
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
主分類
B22F
9/20 20060101AFI20250121BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】粒度分布が狭く、高残留磁化の磁性粉末とその製造方法を提供する。
【解決手段】SmとFeを含む酸化物を、還元性ガス含有雰囲気下で熱処理することにより、部分酸化物を得る前処理工程、前記部分酸化物を、還元剤の存在下で熱処理することにより、合金粒子を得る工程、および、前記合金粒子を窒素またはアンモニア含有雰囲気下、400℃以上470℃以下の第一温度で熱処理した後、480℃以上610℃以下の第二温度で熱処理して窒化物を得る工程を含む、異方性磁性粉末の製造方法に関する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
SmとFeを含む酸化物を、還元性ガス含有雰囲気下で熱処理することにより、部分酸化物を得る前処理工程、
前記部分酸化物を、還元剤の存在下で熱処理することにより、合金粒子を得る工程、および、
前記合金粒子を窒素またはアンモニア含有雰囲気下、400℃以上470℃以下の第一温度で熱処理した後、480℃以上610℃以下の第二温度で熱処理して窒化物を得る工程
を含む、異方性磁性粉末の製造方法。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
SmとFeを含む酸化物が、さらにLaを含む請求項1に記載の異方性磁性粉末の製造方法。
【請求項3】
SmとFeを含む酸化物が、さらにCo、W、およびTiからなる群から選択される少なくとも一つを含む請求項1又は2に記載の異方性磁性粉末の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異方性磁性粉末の製造方法および異方性磁性粉末に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、SmFeN系焼結磁石が開示されており、焼結に使用する磁性粉末として平均粒径が小さく、酸素含有量が少ない磁性粉末が開示されている。しかしながら、平均粒径が20μm以上である磁性粉末をジェットミルで粉砕して磁性粉末を作製しており、粒度分布の幅が広い粉末しか作製することができない。
【0003】
特許文献2には、SmFeN系異方性磁性粉末、SmFeLaN系異方性磁性粉末、SmFeLaCoN系異方性磁性粉末の製造方法が開示され、特許文献3には、SmFeN系異方性磁性粉末、SmFeLaN系異方性磁性粉末、SmFeWN系異方性磁性粉末の製造方法が開示されている。これらの特許文献で得られる磁性粉末は、磁気特性に優れているものの、さらなる高残留磁化の磁性粉末が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017- 55072号公報
特開2019-112716号公報
特開2020-102606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、粒度分布が狭く、高残留磁化の磁性粉末とその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかる異方性磁性粉末の製造方法は、
SmとFeを含む酸化物を、還元性ガス含有雰囲気下で熱処理することにより、部分酸化物を得る前処理工程、
前記部分酸化物を、還元剤の存在下で熱処理することにより、合金粒子を得る工程、および、
前記合金粒子を窒素またはアンモニア含有雰囲気下、400℃以上470℃以下の第一温度で熱処理した後、480℃以上610℃以下の第二温度で熱処理して窒化物を得る工程
を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の異方性磁性粉末の製造方法では、窒化を2つの温度で行うため、粒度分布が狭く、高残留磁化の異方性磁性粉末を製造することができる。特に、Laを含み、平均粒子径の大きな磁性粉末の場合に、大きな効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例であり、本発明を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。また「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
【0009】
本実施形態の異方性磁性粉末の製造方法は、
SmとFeを含む酸化物を、還元性ガス含有雰囲気下で熱処理することにより、部分酸化物を得る前処理工程、
前記部分酸化物を、還元剤の存在下で熱処理することにより、合金粒子を得る工程、および、
前記合金粒子を窒素またはアンモニア含有雰囲気下、400℃以上470℃以下の第一温度で熱処理した後、480℃以上610℃以下の第二温度で熱処理して窒化物を得る工程
を含むことを特徴とする。特に酸化物として粒子径の大きな酸化物、たとえばLaを含む酸化物では、窒化が酸化物粒子の内部にまで充分に進行しないことがあるが、2段階の温度で窒化すると、酸化物粒子の内部も充分に窒化され、粒度分布が狭く、高残留磁化の磁性粉末を得ることができる。
【0010】
[前処理工程]
前処理工程で使用するSmとFeを含む酸化物は、例えば、Sm酸化物とFe酸化物を混合することにより作製してもよいが、SmとFeを含む溶液と沈殿剤を混合し、SmとFeとを含む沈殿物を得る工程(沈殿工程)、および、前記沈殿物を焼成することにより、SmとFeを含む酸化物を得る工程(酸化工程)によって、製造することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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