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公開番号2025013925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024186295,2022580745
出願日2024-10-23,2021-06-18
発明の名称電界効果トランジスタを有するデバイス
出願人イルミナ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 27/00 20060101AFI20250121BHJP(測定;試験)
要約【課題】ポリヌクレオチドをシーケンシングするための、拡張性、改善された感度、及び低減された雑音を提供するデバイスを提供する。
【解決手段】流体トンネルを備える中央ウェルと、シス電極と関連付けられたシスウェルであって、シスウェルと中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されているシスウェルと、トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、トランスウェルと中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されているトランスウェルと、第1のナノスケール開口部と第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタと、を備え、FETが、ソース、ドレイン、及びチャネルを備え、チャネルが、中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、中央ウェルが、シスウェルをトランスウェルに流体的に接続し、流体トンネルが、チャネルを通って延在する、デバイスである。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、前記中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在する、デバイス。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、上部表面及び下部表面を有するゲート酸化物層を備え、前記表面が、前記中央ウェルに流体的に露出されており、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在する、デバイス。
【請求項3】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に多孔質構造体が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記多孔質構造体との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、前記中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在する、デバイス。
【請求項4】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、前記中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在しない、デバイス。
【請求項5】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、上部表面及び下部表面を有するゲート酸化物層を備え、前記表面が、前記中央ウェルに流体的に露出されており、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在しない、デバイス。
【請求項6】
デバイスであって、
流体トンネルを備える中央ウェルと、
シス電極と関連付けられたシスウェルであって、前記シスウェルと前記中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、
トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、前記トランスウェルと前記中央ウェルとの間に多孔質構造体が配置されている、トランスウェルと、
前記第1のナノスケール開口部と前記多孔質構造体との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、前記FETが、
ソース、ドレイン、及び前記ソースを前記ドレインに接続するチャネルを備え、前記チャネルが、前記中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、
前記中央ウェルが、前記シスウェルを前記トランスウェルに流体的に接続し、前記流体トンネルが、前記チャネルを通って延在しない、デバイス。
【請求項7】
前記FETが、ナノワイヤトランジスタである、請求項1~6のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記チャネルが、前記ソースから前記ドレインへの方向に沿った長さ、前記シス電極から前記トランス電極への方向に沿った高さ、並びに前記長さ及び前記高さの両方に対して少なくとも実質的に直交する方向に沿った幅を有し、前記長さが、前記幅又は前記高さの少なくとも約10倍である、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記長さ及び前記幅によって画定される平面における前記流体トンネルと前記チャネルとの間の交差部が、円板形状である、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記FETが、ナノシートトランジスタである、請求項1~6のいずれか一項に記載のデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月2日に出願された米国特許仮出願第63/047743号、及び2021年3月31日に出願された米国特許仮出願第63/200868号に対する優先権を主張するものであり、これらの仮出願の各々の内容は、その全体が参照により組み込まれる。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
様々なポリヌクレオチドシーケンシング技術は、支持表面上で、又は事前定義された反応チャンバ内で、非常に多くの制御された反応を実行することを伴う。次いで、制御された反応は、観察又は検出され得、その後の分析は、反応に伴うポリヌクレオチドの性状を同定するのに役立ち得る。
【0003】
これらのポリヌクレオチドシーケンシング技術のいくつかは、イオン電流についての経路を提供することができるナノポアを利用する。例えば、ポリヌクレオチドがナノポアを通って横切ると、ナノポアを通る電流に影響を与える。ナノポアを通過する各通過ヌクレオチド、又は一連のヌクレオチドは、特徴的な電流をもたらす。横切るポリヌクレオチドのこれらの特徴的な電流は、ポリヌクレオチドのシーケンスを判定するために記録され得る。
【0004】
図1Aは、PCT公開WO2019/160925に示されるような先行技術のナノポアシーケンシングデバイス1110を示す。先行技術のナノポアシーケンシングデバイス1110は、シス電極1130と関連付けられたシスウェル1114と、トランス電極1134と関連付けられたトランスウェル1116と、シスウェル1114とトランスウェル1116との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(field effect transistor、FET)1122とを含む。FET1122は、ソース1150と、ドレイン1152と、チャネル1154とを含む。シスウェル1114の下には、シスウェル1114に面する第1の空洞1115がある。トランスウェル1116は、第2の空洞1117を含む。流体トンネル1121は、第1の空洞1115からトランスウェル1116までFET1122を通って延在する。電解質1120は、シスウェル1114、第1の空洞1115、及びトランスウェル1116内に配置される。
【0005】
シスウェル1114と第1の空洞1115との間は、膜1124内に配置されたナノポア1118がある。ナノポア1118は、シスウェル14から第1の空洞1115に電解質を流体的かつ電気的に接続する第1のナノスケール開口部1123を有する。第1のナノスケール開口部1123は、内径1123’を有する。ポリヌクレオチド1129が第1のナノスケール開口部1123を通って横切ると、ポリヌクレオチドのシーケンスは、FETセンサ1122の電圧における変化を測定することによって判定され得る。ベース基板1162’内の第2のナノスケール開口部1125は、流体トンネル1121と第2の空洞1117とを流体的に接続し、第2のナノスケール開口部1125は、内径1125’を有している。
【0006】
金属相互接続部1164’及び1166’は、FET1122のソース1150及びドレイン1152と電気的に連通している。概して約50nmよりも厚い比較的厚い層間誘電体1168は、流体トンネル1121を形成するために、チャネル1154並びにFETセンサ1122の上部表面及び下部表面を取り囲む。FETセンサ1122は、チャネル1154が流体トンネル1121に最も近い境界1156で電解質1120と電気的に連通している。図示されるように、チャネル1154の上又は下の層間誘電体1168の厚さは、FET1122のチャネル1154の厚さの約3倍以上であり得る。
【発明の概要】
【0007】
本明細書の実施例において提供されるのは、ポリヌクレオチドをシーケンシングするためのデバイス及びそのデバイスを使用する方法である。そのようなデバイスの一実施例は、ナノポアデバイスである。特に、実施例は、電界効果トランジスタ(FET)センサ及び多孔質構造体を有するデバイスを含む。
【0008】
本明細書に開示されるシステム、デバイス、キット、及び方法は各々、様々な態様を有し、そのうちの1つがそれらの望ましい属性について単独で関与しているわけではない。特許請求の範囲を限定することなく、いくつかの顕著な特徴は、ここで、簡単に考察される。多数の他の実施例はまた、より少ない、追加の、及び/又は異なる構成要素、ステップ、特徴、対象、利益、及び利点を有する実施例を含んで企図される。構成要素、態様、及びステップはまた、異なって配列及び順序付けられ得る。この考察を考慮した後、特に「発明を実施するための形態」と題されたセクションを読み取った後、本明細書に開示されるデバイス及び方法の特徴が他の既知のデバイス及び方法よりも利点をいかに提供するかを理解されよう。
【0009】
一実施例は、デバイスであって、流体トンネルを備える中央ウェルと、シス電極と関連付けられたシスウェルであって、シスウェルと中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、トランスウェルと中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、第1のナノスケール開口部と第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備える、デバイスである。この実施例では、FETは、ソース、ドレイン、及びソースをドレインに接続するチャネルを備え、チャネルが、中央ウェルに流体的に露出された上部表面を有するゲート酸化物層を備え、中央ウェルが、シスウェルをトランスウェルに流体的に接続する。いくつかの実施形態では、流体トンネルは、チャネルを通って延在する。代替の実施形態では、流体トンネルは、FETチャネルからオフセットされている(すなわち、通って延在しない)。
【0010】
別の実施例は、デバイスであって、流体トンネルを備える中央ウェルと、シス電極と関連付けられたシスウェルであって、シスウェルと中央ウェルとの間に第1のナノスケール開口部が配置されている、シスウェルと、トランス電極と関連付けられたトランスウェルであって、トランスウェルと中央ウェルとの間に第2のナノスケール開口部が配置されている、トランスウェルと、第1のナノスケール開口部と第2のナノスケール開口部との間に位置付けられた電界効果トランジスタ(FET)と、を備え、FETが、ソース、ドレイン、及びソースをドレインに接続するチャネルを備え、チャネルが、表面及び下部表面を有するゲート酸化物層を備え、これらの表面が、中央ウェルに流体的に露出されており、中央ウェルが、シスウェルをトランスウェルに流体的に接続する、デバイスである。いくつかの実施形態では、流体トンネルは、チャネルを通って延在する。代替の実施形態では、流体トンネルは、FETチャネルからオフセットされている(すなわち、通って延在しない)。
(【0011】以降は省略されています)

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