TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025013891
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024184102,2021505838
出願日
2024-10-18,2019-08-02
発明の名称
超開放型メタマテリアルを使用した空気透過選択性音響消音装置
出願人
トラスティーズ オブ ボストン ユニバーシティ
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
11/16 20060101AFI20250121BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】装置を介した音響伝達を抑制しながら、装置を介して空気を流す装置を提供する。
【解決手段】メタマテリアル音響消音装置200は、第1の伝達領域210を有し、この領域210によって、メタマテリアル消音装置200を介した気体の流れを可能にするように開放された開口部が規定される。第1の伝達領域210によって流体流軸線211が規定され、この流体流軸線211に沿って、流体(例えば、気体及び/又は液体)が第1の伝達領域210を介して、流動可能である。第2の伝達領域220は、1つ又は複数の導管からなるセットを含み、このセットにおける各導管は、対象周波数において共鳴するように構成されている。第2の伝達領域220は、入口と出口を有し、従って、波が第2の伝達領域220を介してその入口からその出口まで伝播可能となる。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
1つの第1の通路及び1つ又は複数の第2の通路を有する装置であって、
前記第1の通路は、第1の入口と第1の出口とを有し、当該第1の通路を介して対象周波数にある第1の波が伝播するように開放されていて、第1の断面積を有し、
1つ又は複数の前記第2の通路は各々、当該第2の通路を介して前記対象周波数にある第2の波が伝播するように開放されていて、各々第2の入口と第2の出口とを有し、1つ又は複数の前記第2の通路は、第2の断面積を規定し、
1つ又は複数の前記第2の出口から出る前記対象周波数にある前記第2の波が、前記第1の通路から出る前記対象周波数にある前記第1の波と弱め合って干渉し得るように、1つ又は複数の前記第2の通路各々は、前記第1の通路に対して相対的に配置されており、
当該装置が少なくとも0.6の開放率を有するように、前記第1の断面積は、前記第2の断面積よりも大きい、
装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の通路は、当該第1の通路を介して流体が流れるように開放されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
当該装置が少なくとも0.8の開放率を有するように、前記第1の断面積は、前記第2の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
当該装置が0.99の開放率を有するように、前記第1の断面積は、前記第2の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第1の通路は、当該第1の通路を介した流体流の軸線を規定し、前記第2の出口各々は、ダクト外にある出口である、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1の通路は、当該第1の通路を介した流体流の軸線を規定し、前記第2の出口各々は、軸線方向に配向された出口である、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第2の出口各々は、ダクト外にある出口である、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1の波及び前記第2の波各々は、音響波であり、前記弱め合う干渉によって前記対象周波数にある前記第1の波は、少なくとも94%減衰させられる、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の波及び前記第2の波各々は、音響波であり、前記第2の出口各々から出る前記対象周波数にある音響エネルギーは、前記第1の通路から出る音響エネルギーと弱め合って干渉して、前記対象周波数にある音響を少なくとも24dB減衰させる、
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
1つの第1の通路及び1つ又は複数の第2の通路を有する装置であって、
前記第1の通路は、当該第1の通路を介して対象周波数にある第1の波が伝播するように開放されていて、第1の入口と第1の出口とを有し、
1つ又は複数の前記第2の通路は各々、第2の入口と第2の出口とを有し、軸線方向を規定する1つの軸線に沿って延在し、当該第2の通路を介して前記対象周波数にある第2の波が伝播するように開放されており、
1つ又は複数の前記第2の出口は、前記軸線方向において開放されており、
1つ又は複数の前記第2の出口から出る前記対象周波数にある前記第2の波が、前記第1の通路から出る前記対象周波数にある前記第1の波と弱め合って干渉し得るように、1つ又は複数の前記第2の通路は、前記第1の通路に対して相対的に配置されている、
装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本願は、米国特許仮出願第62/714,246号、出願日:2018年8月3日、発明の名称:"Air-Transparent Selective Sound Silencer Using Ultra-Open Metamaterial"、発明者:Xin Zhang, Reza Ghaffarivardavagh及びStephan Anderson、並びに、米国特許仮出願第62/863,046号、出願日:2019年6月18日、発明の名称:"Air-Transparent Selective Sound Silencer Using Ultra-Open Metamaterial"、発明者:Xin Zhang, Reza Ghaffarivardavagh及びStephan Andersonの優先権を主張するものである。これらの先行出願各々の開示は、ここで参照したことによりその内容全体が本明細書に取り込まれるものとする。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
技術分野
本開示は音響抑制装置に関し、より具体的には、装置を介した音響伝達を抑制しながら、装置を介して空気を流すことも可能にする装置に関する。
【背景技術】
【0003】
背景技術
音響吸収遮蔽材及び音響偏向面など、種々の手段によって音響伝播を抑制することが知られている。例えばノイズキャンセリングヘッドホンなどいくつかの装置は、不所望な音響を不所望な音響の反転であるその音響の複製と混合することによって、不所望な音響の伝播を減衰させる。
【0004】
不所望な音響が既知の周波数を有する場合には、いくつかの装置は、不所望な音響をその音響の反転された複製(例えば、不所望な音響に対して180°反転の位相外れとなっている複製)と混合することによって、特定の周波数においてその不所望な音響を減衰させる。
【0005】
かかる従来技術によるいくつかの装置の種類は、「ハーシェルクインケ管」(又は「HQ管」)として知られている。HQ管は、音響を伝播させることができる第1のダクトと、音響を伝播させることができる第2のダクトを有する。伝播する音響信号は、第1のダクトと第2のダクトの双方に入り、それらのダクトが合流するまで両方のダクトを介して伝播し、第2のダクトを介して伝播した信号が、第1のダクトを介して伝播した信号と融合する。
【0006】
相応の波長(λ)を有する所与の周波数において、媒体中を伝播する音響信号を低減するHQ管の能力は、第1のダクトの長さ(L1)から現れるものでも第2のダクトの長さ(L2)から現れるものでもなく、その代わりに第1のダクトの長さと第2のダクトの長さとの差(即ち、L2-L1)に基づき現れる。HQ管の場合、第1のダクトと第2のダクトとの長さの差(即ち、L2-L1)は、音響信号の周波数の波長の2分の1(0.5λ)(又は、Nλ+0.5λ、ただし、Nは整数)であり、従って、これらのダクトが合流してそれらの個々の信号が融合するポイントにおいて、第2のダクト内を伝播する信号は、第1のダクト内の信号に対して180°の位相外れとなっている。例えば、第1のダクトは1.25λの長さを有することができ、第2のダクトは1.75λの長さを有することができ、従って、これらの長さの差は、1.75λ-1.25λ=0.5λである。
【0007】
特に、これが意味することは、両方のダクトの個々の長さの間で要求される差を保証するために、HQ管を製造するにはそれらのダクトを高精度で製造することが必要とされる、ということである。しかも、かかる装置は、流体を流すことができる開放空間の量と、音響伝播を減衰させるそれらの能力(即ち、それらの伝達損失)との間で、トレードオフが必要とされる。換言すれば、所望の音響性能を獲得するためには、開放面積量が犠牲にされる。
【0008】
従来技術のHQ管のいくつかの例について、以下において説明する。
【0009】
図1Aには、Venterに対する米国特許第4,683,978号明細書の第1図による従来技術の排気消音装置が概略的に示されている。
【0010】
Venterの装置(図1A)において、内燃機関用の排気消音装置が全体的に参照符号10で表されている。排気消音装置10は、入口開口部12と、この入口開口部12から軸線方向に距離をおいて配置された出口開口部14を有する。この消音装置は、円筒形シェル(又はケーシング)16とシェル16内部のコア18を含む。コアは中央軸線方向管19を含み、これによって、少なくとも1つの軸線方向流路20が規定される。コアは少なくとも1つの螺旋バッフル21を有し、これにより、シェル16内部において軸線方向流路20の周囲に螺旋路22が規定される。軸線方向流路20は、上流側軸線方向入口20.1と横断方向出口24を有し、この横断方向出口24は、螺旋路の下流側半部において横断方向に外側へ螺旋路22内に向けられている。横断方向出口24は、軸線方向流路20の下流側端部において、螺旋バッフル21の最後の2つのベーン21.1と21.2との間に密集して配置された複数の開口部によって設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
管部材の製造方法
13日前
ブラザー工業株式会社
カラオケ装置
10日前
ヤマハ株式会社
ヘルムホルツ共鳴器
6日前
ヤマハ株式会社
電子楽器
10日前
ブラザー工業株式会社
カラオケ装置
10日前
日産自動車株式会社
防音構造体
今日
セイコーエプソン株式会社
吸音ボード
今日
オンキヨー株式会社
音声認識システム、及び、音声認識方法
13日前
ヤマハ株式会社
シンバルワッシャ
13日前
株式会社イノアックコーポレーション
遮音カバー
13日前
株式会社第一興商
カラオケ装置
6日前
株式会社エクシング
カラオケシステム、及び、カラオケ装置
13日前
京セラ株式会社
音出力装置及び音出力方法
今日
トヨタ自動車株式会社
制御装置及び制御方法
10日前
日本放送協会
音声認識装置およびプログラム
今日
本田技研工業株式会社
能動型騒音低減装置
6日前
本田技研工業株式会社
能動型騒音低減装置
今日
株式会社アナザーウェア
鍵盤画面表示プログラム及びそのシステム
6日前
トヨタ自動車株式会社
異音診断システム
6日前
ローランド株式会社
打楽器および張力の付与方法
13日前
株式会社SOKEN
遮音部
10日前
ローランド株式会社
打楽器およびロッドの締付方法
13日前
株式会社イノアックコーポレーション
ダクト
10日前
ローランド株式会社
電子打楽器およびリムセンサの支持方法
13日前
ブラザー工業株式会社
情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
13日前
ブラザー工業株式会社
映像再生装置、映像再生プログラム、及び映像再生方法
13日前
ブラザー工業株式会社
情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
13日前
ローランド株式会社
打楽器およびボトムフレームの補強方法
13日前
ローランド株式会社
電子打楽器およびヘッドセンサの支持方法
13日前
ローランド株式会社
電子楽器および位置検出回路の温度補償方法
13日前
ブラザー工業株式会社
カラオケ装置、更新制御方法、およびカラオケ更新プログラム
13日前
永楽電気株式会社
放送音声文字化システム及び放送設備における故障診断方法
今日
アルプスアルパイン株式会社
オーディオ信号処理装置及び遠隔制御システム
10日前
ローランド株式会社
制御装置、楽音発音方法および楽音発音プログラム
13日前
ローランド株式会社
制御装置、楽音発音方法および楽音発音プログラム
13日前
コニカミノルタ株式会社
リモート会議システムおよび文字情報生成方法および文字情報生成プログラム
13日前
続きを見る
他の特許を見る