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公開番号2025013817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024173950,2022552476
出願日2024-10-03,2021-03-12
発明の名称接触器のヘルスの状態を監視するための方法及び装置
出願人ベバスト エスエー,Webasto SE
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250121BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリ・パック内の少なくとも一つの接触器のヘルスの状態を監視する。
【解決手段】少なくとも一つの切換え可能な第1の接触器(1)が、第1のインターフェース線(5)内のインターフェース(7)と少なくとも一つのバッテリ・セル(4)との間に配置され、少なくとも一つの切換え可能な第2の接触器(2)が、第2のインターフェース線(6)内のインターフェース(7)と少なくとも一つのバッテリ・セル(4)との間に配置され、開いた第1の接触器(1)の両端間の第1の差動電圧の測定、及び/又は開いた第2の接触器(2)の両端間の第2の差動電圧の測定のためのステップと、測定した第1の差動電圧に基づく第1の接触器(1)のヘルスの状態の監視、及び/又は測定した第2の差動電圧に基づく第2の接触器(2)のヘルスの状態の決定のためのステップとを含む方法に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリ・パック(3)内の少なくとも一つの接触器(1、2)のヘルスの状態を監視するための方法であって、
前記バッテリ・パック(3)が、電気的エネルギーの電気化学的蓄積のための少なくとも一つのバッテリ・セル(4)、並びにインターフェース(7)への電気的エネルギーの送達のための第1のインターフェース線(5)及び第2のインターフェース線(6)を備え、
少なくとも一つの切換え可能な第1の接触器(1)が、前記第1のインターフェース線(5)内の前記インターフェース(7)と前記少なくとも一つのバッテリ・セル(4)との間に配置され、少なくとも一つの切換え可能な第2の接触器(2)が、前記第2のインターフェース線(6)内の前記インターフェース(7)と前記少なくとも一つのバッテリ・セル(4)との間に配置され、
開いた第1の接触器(1)の両端間の第1の差動電圧(Udif,1)の測定、及び/又は開いた第2の接触器(2)の両端間の第2の差動電圧(Udif,2)の測定、
測定した第1の差動電圧(Udif,1)に基づいて前記第1の接触器(1)のヘルスの状態を監視すること、及び/又は測定した第2の差動電圧(Udif,2)に基づく前記第2の接触器(2)のヘルスの状態の決定、
の各ステップを含む方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記測定した第1の差動電圧(Udif,1)と第1の電圧しきい値(Ukrit,1)との比較に基づいて前記第1の接触器(1)のヘルスの状態を監視すること、及び/又は
前記測定した第2の差動電圧(Udif,2)と第2の電圧しきい値(Ukrit,2)との比較に基づいて前記第2の接触器(2)のヘルスの状態を求める
ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも一つの差動電圧(Udif,1、2)が、少なくとも一つの基準電位(9、11)を考慮して測定され、少なくとも一つの交差電圧(Ukreuz,1、2)が、それぞれの前記開いた接触器(1、2)を介して、前記基準電位(9、11)に対して測定されることが好ましい
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の接触器(1)が、前記インターフェース(7)に面する第1のインターフェース節点(8)と、前記バッテリ・セル(4)に面する第1のバッテリ・セル節点(10)との間に配置され、及び/又は前記第2の接触器(2)が、前記インターフェース(7)に面する第2のインターフェース節点(9)と、前記バッテリ・セル(4)に面する第2のバッテリ・セル節点(11)との間に配置され、
前記第1の差動電圧(Udif,1)が、前記第1の接触器(1)の前記第1のインターフェース節点(8)と、前記第2の接触器(2)の前記第2のバッテリ・セル節点(11)との間に存在する第1の交差電圧(Ukreuz,1)であり、及び/又は前記第2の差動電圧(Udif,2)が、前記第2の接触器(2)の前記第2のインターフェース節点(9)と、前記第1の接触器(1)の前記第1のバッテリ・セル節点(10)との間に存在する第2の交差電圧(Ukreuz,2)である
ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の交差電圧(Ukreuz,1)若しくは第1の差動電圧(Udif,1)が第1の電圧しきい値(Ukrit,1)を超過する場合に前記第1の接触器(1)の切換えを抑制すること、及び/又は
前記第2の交差電圧(Ukreuz,2)若しくは第2の差動電圧(Udif,2)が
第2の電圧しきい値(Ukrit,2)を超過する場合に前記第2の接触器(2)の切換えを抑制すること
を特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の交差電圧(Ukreuz,1)若しくは前記第1の差動電圧(Udiff,1)が第1の警報電圧しきい値を超過する場合に警報信号を生成すること、及び/又は前記第2の交差電圧(Ukreuz,2)若しくは前記第2の差動電圧(Udiff,2)が第2の警報電圧しきい値を超過する場合に警報信号を生成すること
を特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の接触器(1)の第1のバッテリ・セル節点(10)と、前記第2の接触器(2)の第2のバッテリ・セル節点(11)との間の第1の基準電圧(Uref,1)を求めること、及び/又は
前記第1の接触器(1)の第1のインターフェース節点(8)と、前記第2の接触器(2)の第2のインターフェース節点(9)との間の第2の基準電圧(Uref,2)を求めることであって、前記第1の電圧しきい値(Ukrit,1)が、前記第1の基準電圧(Uref,1)に従って求められることが好ましく、前記第2の電圧しきい値(Ukrit,2)が、前記第2の基準電圧(Uref,2)に従って求められることが好ましい、求めること
を特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
それぞれの前記接触器(1、2)の投入のためのどんな切換えプロセスの前にも、前記第1の接触器(1)及び/又は前記第2の接触器(2)のヘルスの状態を監視すること
を特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の差動電圧(Udif,1)及び/又は前記第2の差動電圧(Udif,2)の連続的測定
を特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
バッテリ・パック内での利用のためのバッテリ制御システムであって、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法を実行するように適合され、配置されることを特徴とするバッテリ制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ・パック内の少なくとも一つの接触器のヘルスの状態を監視するための方法に関する。本発明は更に、バッテリ・パック内での利用、及びバッテリ・パックに対する利用のためのバッテリ制御システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電動機によって駆動される車両において、駆動システムにエネルギーを送達するバッテリ・システムが利用される。こうしたバッテリ・システムはしばしば複数のバッテリ・パックからなり、バッテリ・パックは複数のバッテリ・モジュールからなり、バッテリ・モジュールのそれぞれは複数のバッテリ・セルを収容する。
【0003】
バッテリ・パックの動作上の安全を保証するために、バッテリ・パックは本質的に安全な設計であるべきであり、したがって、一体化された接触器によって外部に対する遮断状態に切り換えることができることが意図される。したがって、バッテリ・パック内に組み込まれた接触器は主要な機能を負い、したがって接触器の機能を監視することが必要である。
【0004】
摩耗関連の接触器エージングの診断のための方法が、DE102012215190A1から知られている。絶縁抵抗、すなわち開いた接触器の電気抵抗は、接触器の耐用年数にわたって低下する。したがって、電圧及び電流に関する接触器の絶縁抵抗の測定により、接触器のヘルスの状態に関する結論を引き出すことが可能となる。絶縁抵抗が限界値未満に低下すると直ちに、DE102012215190A1の開示に従って処置が実施される。
【0005】
DE102012209138A1は、ヒューズのヘルスの状態を判定するための方法を開示している。この方法によれば、ヒューズのヘルスの状態の連続的判定を可能にするために、ヒューズ内に流れる電流が測定され、記録される。
【0006】
DE102014200265A1は、高電圧バッテリ及び保護回路を有するバッテリ・システムを開示しており、バッテリ・システムの機能状態が監視される。具体的には、この目的で回路上流の保護回路が接触器に割り当てられる。この回路は、二つの並列接続された回路分岐を含み、そのそれぞれにヒューズ及び電流センサが配置される。保護回路内に流れるそれぞれの電流値の評価により、保護回路の機能状態の診断が可能となる。
【0007】
DE102015006206A1は、切換え接触器を有する高電圧システムを開示している。具体的には、接触器の固着、すなわち切換え可能接触器がもはや切換え可能でなくなるような切換え可能接触器の固着の危険が識別される。接触器の固着の問題のある効果の防止のための解決策に対する手法として、切換え接触器を別の切換え素子と直列に接続することが提案される。このようにして、高電圧システムの冗長性が達成され、それによって単一の切換え接触器への依存が低減される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
周知の従来技術に基づいて、本発明の一目的は、バッテリ・パック内の少なくとも一つの接触器のヘルスの状態を、バッテリ制御システム及びバッテリ・パックと共に監視するための改良型の方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、請求項1の特徴を有する方法、請求項10の特徴を有するバッテリ制御システム、及び請求項11の特徴を有するバッテリ・パックによって達成される。有利な別の開発が、従属請求項、説明、及び図から進められる。
【0010】
したがって、バッテリ・パック内の少なくとも一つの接触器の状態を監視するための方法が提案される。
(【0011】以降は省略されています)

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